“Road to 8hours”鈴鹿300km耐久ロードレースが6月11日開催され、YSP&PRESTOレーシングからYZF-R1を駆り出走した中須賀克行が4位入賞を果たした。従来の「鈴鹿200km」から「鈴鹿300km」に生まれ変わって3年目。この鈴鹿300km耐久は、1チームでライダーを1人または2人登録が可能。スタートもル・マン式とする等、耐久レースの要素が多く織り込まれたもので、全日本選手権には組まれていないが8耐前哨戦として注目を集める大会。今回YSP&PRESTOレーシングでは全日本JSB1000を闘う中須賀克行に加え、ベテラン吉川和多留を登録。10日(土)の公式予選では、中須賀が2分9秒531を記録し5番手グリッドで決勝に駒を進めた。
決勝は前夜の雨により路面は完全にウェットコンディション。しかしスタート直前には乾き始める部分もあり、タイヤ選択が難しい状況に。YSP&PRESTOレーシングをはじめ各トップチームは全車レインタイヤをチョイスし決戦を迎えた。300km=52周の決勝のオープニングラップを5番手で戻ってきた中須賀は、その後も4~6番手をキープ。しかし路面が乾いていくのに対処し13周目に予定外のピットインでタイヤを前後スリックに変更。これで中須賀は一時的に順位を下げるが20周目に6位、24周目には2位にまで順位を挽回。32周目に2度目のピットインで再び前後タイヤを交換。ライダー交替はせずに、そのままコースに復帰する。
51周目、トップを走っていた伊藤真一(ホンダ)が、デグナーカーブ立ち上がりでマシンストップ。これで高橋裕紀(ホンダ)が単独トップに立ち、青木宣篤(スズキ)、安田毅史(ホンダ)、そして単独で中須賀が続く。そして最終ラップでは、安田が青木をパスして2位に浮上するという上位陣の順位入れ替えがある中、中須賀は着実に走り4位でチェッカーを受けた。
またTEAM 茶LLENGERからYZF-R1を駆り出場した藤原儀彦と大崎誠之のペアは予選11番手から発進、5位でチェッカーを受けた。
順位 |
クラス |
チーム名 |
第1ライダー
第2ライダー |
マシン |
周回数 |
タイム |
1 |
JSB |
セブンスター ホンダ |
清成龍一
高橋裕紀 |
Honda |
52周 |
2:01'39.219 |
2 |
JSB |
TOY STORY RT RUN'A&HARC-PRO. |
小西良輝
安田毅史 |
Honda |
52周 |
2:01'42.124 |
3 |
JSB |
ヨシムラスズキ with Jomo |
渡辺篤
青木宣篤 |
Suzuki |
52周 |
2:01'42.446 |
4 |
JSB |
YSP&PRESTOレーシング |
中須賀克行
吉川和多留 |
Yamaha |
52周 |
2:02'00.118 |
5 |
JSB |
TEAM 茶LLENGER |
藤原儀彦
大崎誠之 |
Yamaha |
52周 |
2:02'44.138 |
6 |
XX-F
Div.1 |
F.C.C.TSR ZIP-FM Racing Team |
手島雄介
鎌田学 |
Honda |
52周 |
2:02'46.940 |
22 |
XX-F
Div.1 |
APAN CLUB & クレバーウルフRT |
斉藤光雄
深見貴広 |
Yamaha |
50周 |
2:03'20.318 |
28 |
XX-F
Div.1 |
磐田レーシングファミリー |
奥村慶司 |
Yamaha |
49周 |
2:02'40.768 |
31 |
JSB |
チーム・エッチングファクトリー |
竹見升吾
宇佐見保弘 |
Yamaha |
49周 |
2:03'05.884 |
41 |
JSB |
T.モトキッズ&しゃちほこ商会 |
樋口幸博
萱原正啓 |
Yamaha |
48周 |
2:04'03.288 |
43 |
XX-F
Div.1 |
NOI:Z レーシングチーム |
中井恒和
福家築 |
Yamaha |
47周 |
2:01'40.818 |
44 |
JSB |
チーム・エッチングファクトリー |
中岡光輝
柳生和男 |
Yamaha |
47周 |
2:01'41.598 |
48 |
XX-F
Div.1 |
磐田レーシングファミリー |
伊藤慎一郎 |
Yamaha |
47周 |
2:03'16.677 |
50 |
JSB |
徳島MILLION m&s YSP徳島西 777 |
辻本貴志
古田浩 |
Yamaha |
47周 |
2:03'59.778 |