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YZF-R6を駆るヤマハ・モーター・ジャーマニーのB・パークスが2006年WSS第2回公式テストで最速タイムを記録した。パークスのタイムは1分36秒411で、スーパースポーツクラスのコースレコードとなった。一方、チームメイトのK・カーテンは、6月に同サーキットで行われるレースのためのセットアップに多くの時間を割き、テスト初日に記録したタイムで4番手となった。
今回のテストでは、YZF-R6についてチームが行う通常のセットアップ作業に加えて、現行および新しいスペックのピレリタイヤをヤマハ・モーター・ジャーマニーの両ライダーがテスト。パークスはこのテストで、マシンにピッタリのフロントタイヤが戻ってきたことを喜んだ。
ヤマハ・チーム・イタリアのG・ヴィッジェッロは、4回のセッションのうち最後で1分36秒892のベストタイムを記録。総合3番手につけた。ミサノ・テスト最終セッションで、ヴィッジェッロは元ヤマハ・ライダーのS・サンナが持っていたサーキットレコードに迫るタイムを記録した3人のうちのひとりとなった。2番手はC・ツァイサー(ドゥカティ)、ヴィッジエッロのチームメイト、M・ロッコリは6番手となった。
B・パークス選手談:
「今日はトップになれて満足だ。マシンは素晴らしかった。僕にとって今日の最大の収穫はフロントタイヤで、それからマシンのことをずっと良く理解できたことだ。昨年の終わりに、見つけたフロントタイヤがあったのだが、僕はこれが大好きだった。それがいくつかの理由によって最初のレースでは割り当てられなかった。あのタイヤが履けるのなら、僕はすぐに勝ちにいける。それと、ここはライディングをかなり楽しめるコースだね」
K・カーテン選手談:
「すごく良いテストだった。バイクも前回乗った時よりずっと良くなった。多くのスタッフがマシンと前後タイヤについて作業を行った。テストではポールポジション賞がないので、最速ラップタイムを出すことに躍起になることはない。テストでのメインは全体のパッケージを進歩させることだったが、それをやることができた」
G・ヴィッジエッロ選手談:
「今日のパフォーマンスは、非常に優れた開発作業の成果だ。今年最初の2レースではそれほど長く走らなかったので、エンジンについての作業のほとんどはバレンシア・テストの前に行われた。それからスペインでは、サスペンションについて10種類ほどの異なるセッティングを試して、最適なものを見つけた。現在、ベストパーツをすべて組み込んでいるが、マシンはこのテストで素晴らしかった。僕はミサノが大好きで、チームは一丸となってすごく良い仕事をした」
ラップタイム
順位 |
選手名 |
マシン |
タイム |
1 |
B・パークス |
Yamaha |
1'36.411 |
2 |
C・ツァイサー |
Ducati |
1'36.507 |
3 |
G・ヴィッジエッロ |
Yamaha |
1'36.892 |
4 |
K・カーテン |
Yamaha |
1'36.927 |
5 |
藤原克昭 |
Honda |
1'37.339 |
6 |
M・ロッコリ |
Yamaha |
1'37.372 |
7 |
G・ナッネッリ |
Ducati |
1'37'483 |
8 |
Y・ティベリオ |
Honda |
1'37.682 |
9 |
D・チェカ |
Yamaha |
1'37.745 |
10 |
A・アルドロヴァンディ |
Honda |
1'38.238 |
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