詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 キャメル・ヤマハ・チーム YZR-M1のニューカラー&グラフィックを披露 2006年3月2日 MotoGP の2006シーズン開幕戦までちょうど1ヵ月となった2月28日、キャメル・ヤマハ・チームは、イタリアはミラノで300人のゲストと各国メディアを招いて新たなシーズンの開幕を祝った。ディフェンディング・チャンピオンのV・ロッシと、そのチームメイトでちょうどこの日に32回目の誕生日を迎えたC・エドワーズ、そして日本たばこインターナショナルやヤマハのゲストがステージに上がり、イタリアのテレビ司会者、マルコ・マゾッキが進行を行なった。 会場の天井からアクロバット隊が降りてきて、ロッシとエドワーズのYZR-M1にかけられたカバーを取ってお披露目するという演出。これに続いてマゾッキは、ヤマハ発動機・技術統括部部長で執行役員の古沢政生とヤマハ・モーター・レーシングのマネジング・ディレクター、リン・ジャービスをステージに上がらせた。 「2006年型 YZR-M1の基本コンセプトは変わっていない」と古沢。「しかし、エンジン回転をアップするなど、更に進化させている。そしてロッシとエドワーズがこの進化を高く評価してくれている点が大切だと思う。我々チームにとってふたりは、単なるライダーではなく、YZR-M1開発にとって重要な鍵となるライダーなのだ」 ジャービスが付け加えて「昨年もこのチームは完璧だった。ライダー・コンビネーション、マシン、その他あらゆる要素が揃っていた。今年は新たなメイン・スポンサー、キャメルとともに戦うことになるが、昨年同様の完璧な状態を再現し、ともにタイトルを目指していく」と話した。 日本たばこインターナショナルのヨーロッパ代表ロベルト・ザンニは、キャメルとヤマハとの新たなパートナーシップについて次のように語った。「ヤマハとの交渉は初めから非常に良い雰囲気だった。全てにおいてプロフェッショナルでありながら、同時に非常にフレンドリーでもあった。チーム内の士気は高く、またバレンティーノとコーリンという、いずれも非常に力のあるライダーを擁して戦うのだから、必ずや素晴らしいシーズンになることと期待している」 続いてヤマハ・ファクトリー・チームのチーム監督として5年目を迎えるダビデ・ブリビオがステージに上がり2006年シーズンの目標を語った。「誰でも新しいウエアは大好きだと思うが、なかでもライダーのゼッケンは重要。キャメル・イエローは非常に気に入っており、そのデザインをもとに我々らしい新たなマシンの外観デザインを追求してきたが、結果としてサーキットに映える素晴らしいものが出来上がったと思う。シーズン開幕の準備はすべて整った。開幕戦の前に、6日間のテストの機会が残されているので、そこで最後の調整を行なう」 このあとはチーム・ビデオの放映に続いて、いよいよロッシとエドワーズが登場。「このニューマシンは本当に美しい!」とロッシ。「ヤマハでまた新しいシーズンが始まると思うとワクワクしてくる。この2年間は、僕の今までのキャリアのなかでも最高のシーズンだったと思う。そして、仲良しのエドワーズとまたチームを組めることになったのも嬉しいこと。新型YZR-M1については、ヤマハとともに懸命に開発を行なってきて、すでに十分な仕上がりになっている。今シーズンは若いライダーが大勢参戦してくるので、きっと見応えある戦いになるだろう」 一方、昨年のランキング4位から、さらに上を目指すエドワーズ。「新しいマシンのデザインはとても気に入っている。昨年はラグナセカでこれと同じようなレトロ・スタイルのゼッケン5をつけたが、今年もそれを使うことになる。ニューマシンは冬季テストを通じて素晴らしい出来で、ヤマハの熱心な仕事のおかげで、昨年のものよりもすべてにおいてフィーリングが良くなっている。今週末のバルセロナが待ちきれないくらいで、まだいくらか課題もあるものの、準備はほぼ整っている。今シーズンの目標は、何度かの優勝と、キャメル・ヤマハ・チームのランキング1ー2だ!」