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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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2006年 YAMAHAレースリリース
WSBに参戦する芳賀選手・ピット選手インタビュー 2006年2月9日

芳賀紀行選手のQ&A


■今シーズンに向けての準備はどのように行なわれましたか?

「カタールでテストを行ない、バイクは昨年よりも強くなっている。昨年暮れ、ヤマハに対していくつかお願いをしてあったが、これにしっかりと応えてくれて大きく前進したと思う。だから今はとてもハッピーな気持ち。でも、まだライバルたちと一緒に走ったことがないから彼らの様子がわからない。本当の競争力は緒戦で初めてわかるのだと思う」

2006年型マシンの良くなったところはどこですか?

「すべてにおいて良くなった。なかでもエンジンが強くなっており、このことが最も重要だと思う。また昨年は終盤になってようやくバイクに対して良い感触を得られるようになったが、今年は開幕を迎えるにあたってすでに、R1をしっかりと理解できている」

今シーズン、チャンピオン獲得へのプレッシャーや期待を感じていますか?


「プレッシャーはないよ。ただ未だにタイトルを取ることができず、いつも2位や4位や3位ばかりで一度もナンバーワンになったことがないのはもちろん悔しい。でもシーズン前は何も言わないよ。毎レース、ベストを尽くすということしかないが、自分の実力はライバルたちと戦って初めてわかるものだからね。今言えることは、‘チャンピオン’はまだ達成できていない最大の目標のひとつだ、ということだけ。毎年、チャンピオンになろうと思ってシーズンを迎えている。そして今年こそ…」

ライバルは誰ですか?

「一緒に走ってないから何も言えない。でもトロイ・ベイリスとスズキのふたりは速いだろう。彼らが上位に来るだろうと思っているが、今は言えないね」

今シーズンは新しい挑戦者がたくさん参戦してきます。そのなかから何かサプライズはあると思いますか?

「スーパーバイクでは多くのライダーに優勝のチャンスがある。緒戦が終われば、いろいろなことがわかってくるだろう。たとえばアレックス・バロスがどのくらい速いのか、今はまだわからない。僕の今の願いは、勝つために、そしてチャンピオンになるために戦えるようヤマハが後押ししてくれること」



A・ピット選手のQ&A


2006シーズンを前にした気持ちは?

「とても楽しみにしている。まだあまりバイクに乗っていないので、カタールでの最終テストをできるかぎり充実させたいと思っていた。今回はタイヤの供給が少なく、実際にレースで使えるものもなかったようなので、残念ながら少し足踏みしてしまったような状況だ。それでも着実に問題を解決しながら新しいものもいくつかトライできた」

チーム構成が少し変わりましたが、どうですか?

「チーフメカニックのデーブ・マートンは以前にタッグを組んでいたことがあるが、多くが新しい顔ぶれだ。この新しい体制で、よりスムースに仕事が運ぶと思うし、人数が増えたことで問題解決に挑むにも心強い」

マシンとタイヤはどのように良くなりましたか?


「タイヤは大幅に改善され、12月にカタールでテストしたものはとても良かった。でも実際のレースでどうなるかは、やってみなければわからない。またマシンにも満足している。メカニックは僕のセッティングの好みを知っていて、昨年までとは少し違う方向性を試してみた。R1は今、以前よりもずっとフィーリングが良くなっていて、ほとんど革新的と言ってもいいくらい。12月のテストで確実な進歩が見え、チームとして問題解決のための体制も整っていると思う。マシンを信頼し自信をもって乗れているということが最も重要。今は本当にライディングを楽しめている」

今シーズンは大勢が参戦し、かなりにぎやかになりそうですね?

「出場者が増えるので、戦いは間違いなく厳しくなるだろう。でもマシンが僕らに自信を与えてくれるかぎり、必ず上位をキープすることができるだろう。それに、トップに来るのはやはりいつもの顔ぶれだと思う」

何かサプライズはありそうですか?

「上位に来るのは昨年とほとんど同じ顔ぶれだと思う。ランジーもそうだし、スズキのふたりも手強いライバルになるだろう。ベイリスは今回も速さを見せているし、カール・ムゲリッチも上がってくるだろう。そしてもちろん僕も。大きく飛躍したいね」

■それでは今シーズンの目標は何ですか?

「常にトップグループでレースをし、表彰台の常連になること。昨年はスタートとゴールは良かったが、中盤で少し中だるみした。また昨年はところどころでスピードのあるところを見せることができたが、今年は最初から最後まで安定して速さをキープしたい。それができれば必ず目標を達成できるはずだ」


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