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2006年 YAMAHAレースリリース
ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チーム
ロサイルとバレンシアで開幕前最終テスト!
2006年2月9日

 ヤマハ・モーター・イタリアがカタールで、ヤマハ・モーター・フランスがバレンシアで、それぞれ2006シーズン開幕前の最終テストを7日に終了した。カタールのロサイル・サーキットにおいてモトGPチームとともにテストを行なったヤマハ・モーター・イタリアは3日間の日程のなかで、新スペックエンジンとマグネティ・マレリ製新型電子制御システムをテスト、その性能と信頼性を明らかにしてみせた。2006年型YZF-R1は多くのニューパーツを採用してパワーデリバリー特性やコントローラビリティが向上。シャシーについても新型リアアームや2006年型スペックのオーリンス製サスペンションをはじめ様々な新パーツが投入されている。

 用意されたタイヤが2005年型レース仕様のものだけだったことから、今回は開発タイヤのテストを行なわずマシン性能のテストだけに集中。芳賀紀行、A・ピットの両ライダーはともに、昨年12月のピレリテストの時より速さを増しており、オフシーズン中にチームが行なってきた作業の成果を確認することができた。ベストタイムでは芳賀が2分00秒4、ピットがわずかに遅れて2分00秒8。ピットはテスト最終日、腹痛のため力を出し切ることができなかったものの、果敢にテストスケジュールを完遂。一方の芳賀は、最終セッションの終了30分前にハイサイドで転倒し、マシンはダメージを受けたものの怪我はなかった。
 

 一方ヤマハ・モーター・フランスは、阿部典史がスペインのバレンシア・サーキットを使用して2日間のテストを実施。先月フィリップアイランドでテストを行なったばかりの阿部は今回、今シーズン採用することになっているオーリンス製サスペンションを試した。また日本製SOQIサスペンションを採用する予定の中冨伸一は欠席。S・ジンバートは、ル・マン24時間耐久レースで転倒して開幕戦を欠場するため、今回は参加しなかった。
 新しいインジェクション・マッピングをテストした阿部は、燃料供給に関して課題を抱えたこともあり1分36秒4のベストタイム。阿部もまた開発タイヤは使用しなかった。

芳賀紀行選手談:
 「最後に転倒しちゃったけれど、全体としては悪くなかった。最終の右高速を抜けるときに、リアから転んでしまったんだ。身体は今は大丈夫だけど、明日の朝にはどこか痛くなっているかもしれないね。ニューマシンについては、完璧なセッティングはまだ見つかっていないが明らかに良くなっている。エンジン性能が大幅に改善されていて、挙動がスムースになったうえにコーナー立ち上がりで力強い。その他にも様々な部分が改良されている。テストの最後にフロントについて大きな変更を行い、これが僕にとってはとても良かったようだ。チームのサポートのおかげでここまで来ることができて満足している。でもまだライバルと一緒に走ったことがないので、本当の競争力は開幕戦で初めてわかるのだと思う」

A・ピット選手談:
 「納得のゆくテストができた。ニューマシンは昨年型と比べて格段の進歩が感じられ、とくに電子制御システムやエンジンブレーキの性能が良くなっていると思う。順調に多くのテスト作業をこなすことができて、2006年型の前後サスペンションはすでにかなり良い状態に仕上がっている。ラップタイムも速く安定していて、以前抱えていたようなチャタリングの問題もない。全体として大きく前進していると思う。開幕までにあといくつかのことを試し、レース距離をしっかり走ってくれるフロントタイヤを見つけたい」

M・メレガリ(ヤマハ・モーター・イタリアのチームコーディネイター)談:
 「この3日間で多くの仕事をこなすことができた。こうしたテストではたいてい、いくつもの問題にぶつかるものだが、今回は、初日の朝に経験した電子制御関連のマイナートラブルを除けば非常に順調だった。この冬の間に懸命の作業を続け、ダイノテストで様々なデータを得てきたわけだが、今回ライダーの実走を通してそれを確認、確信できたことは大きな意義がある。昨日は多くのニューパーツをテストして一度は方向性を見失いかけたが、今日にはもうセッティングが見つかって好結果を導くことができた。昨年12月、たくさんのタイヤをテストしたが、開幕戦に向けてピレリがどの仕様を用意してくれるのかは、まだわからない。でも今までのセットアップの状況には満足できているし、ラップタイムもタイヤ技術者が設定していたものよりも良かったので、開幕戦はきっといいレースができるだろう」


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