詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 2006年ダカール・ラリー 第13日(ステージ12)を終了 フレティーネ選手は18番手 2006年1月17日 第11日(ステージ10)1月10日(火) キッファ(モーリタニア) - カイエ (マリ)間は、リエゾン1km、スペシャルステージ(SS)283km、リエゾン49kmのトータル333km。不運なアクシデントにより死亡したオーストラリアのA・カルデコットに弔意を表すため、ラリー主催者は、この日ライダー全員が連なって走行することを決定。予定の283kmのSSではタイム計測が行なわれなかった。なお4輪車は通常どおりの競技が行われた。 第12日(ステージ11)1月11日(水) カイエ - バマコ (マリ)間は、リエゾン50km、SS231km、リエゾン424kmのトータル705km。ダカール・ラリーのコースがマリのブッシュ地帯を通るのは、1996年以来のこと。森林とサバンナの705kmのロングステージ、その序盤でフレティーネは安定した走りを見せて7番手でCP1に到着した。しかし、フレティーネは石に覆われた急な上り坂で転倒を喫しフュエルタンクのプラグが抜けてしまう。それに気づかずに走り続けたため、ゴール手前30kmの地点でガス欠になり立ち往生してしまった。幸運にも同郷のM・ガウ(KTM)に助けられて再スタート、18番手でこの日の走行を終えた。 第13日(ステージ12)1月12日(木) バマコ - ラベ(ギニア)間は、リエゾン197km、SS368km、リエゾン307kmのトータル872km。バマコからギニアに入ったこの日の長距離ルートは、フレティーネのようなエンデューロ・ライダーにとっては理想のコース。18番手でスタート後、同じくヤマハでWR450Fに乗るF・フェルフォーベン (オランダ)、M・マルチニ (フランス)らとともに走行するが、フレティーネはSS終盤でふたりを引き離し、CP1の地点で12位のタイムを記録。10番手でゴールを果たし、総合18位となった。特筆すべきはマシンに大きな問題が発生していないこと。ビバークではマシンの修理などを手伝ってもらうことが許可されていないため、このことは非常に重要だった。 もうひとりのヤマハ・ライダー、H・ロドリゲス(ポルトガル)はWR450F勢トップの位置をキープ。27歳のロドリゲスはフレティーネ同様、この過酷なラリーに必要とされる経験、スピード、技術、体力すべてを兼ね備えている。残り3日となったこの時点で、450ccクラスのトップとわずか15分の差。総合9位の好位置につけており、このあとも優勝をかけて戦う。 総合順位(第13日目・ステージ12終了時点) 順位 No. 選手名(国籍) マシン タイム 1 2 コマ(スペイン) KTM 47h01:21 2 1 デプレ(フランス) KTM +32:39 3 6 サラ(イタリア) KTM +1h45:15 4 9 ブレイス(USA) KTM +2h06:50 5 4 デハバルド(スイス) KTM +2h26:55 9 55 ロドリゲス(ポルトガル) YAMAHA +4h12:28 18 12 フレティーネ (フランス) YAMAHA +8h42:57