詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 2006年ダカール・ラリー 10日目を終了 フレティーネ選手は19番手に後退 2006年1月13日 第7日ー1月6日(金) ズエラット - アタール (モーリタニア)間は、リエゾン10km、スペシャルステージ(SS)499km、リエゾン12kmのトータル521km。テクニカルなコースに加え、ルートナビゲーション技術も要求される区間だ。深い砂地と高速フラットの路面が代わるがわる現れる不安定なコンディションは、今年のダカールラリーのなかでも最も過酷なライディングを出場者たちに強いることとなった。 スタート順は下位から。フレティーネ(ヤマハ)はCP1(チェックポイント)で6番目のタイムを記録。また同じくヤマハWR450Fに乗るG・アルゲイがCP1で最速タイムをたたき出し注目された。CP1で予定通り水と燃料を補給し次のチェックポイントを目指していたフレティーネはしかし、時速130kmほどの高速走行中に転倒、ポジションダウンを余儀なくされてしまう。マシンもかなりのダメージを受けていたが再スタートを果たし、8番手でスペシャルステージを走り終えたが、結果的にメカニックたちは大変な作業が残された。 第8日ー1月7日(土) アタール - ヌアクショットは、リエゾン34km、SS508km、リエゾン26kmのトータル568km。休息日を翌日に控えたこのステージは、ナビゲーションの難しさにおいては前日を上回るほど。ここまでに2回転倒を喫しているフレティーネは、コンディションが十分でないなかトータル568kmの行程に挑んだ。通過ポイント(WP)を探しながら、トップ5から1時間半遅れてしまったフレティーネは33番目のタイム。燃料補給のためのCP2に12位で到着した。 第9日ー1月8日(日) ヌアクショットのビバークで休息。通過ポイントを見つけることのできなかった数人のライダーが2時間のペナルティを課せられた。フレティーネはこれで4ポジション・ダウン。16位となった。 第10日ー1月9日(月) ヌアクショット- キッファ間は、リエゾン3km、SS599km、リエゾン245kmのトータル874km。この10日目はモーリタニアで最長のステージ。このなかでKTMに乗るA・カルデコットの死亡事故が起きてしまった。 フレティーネはCP2で17番手のタイム。しかし時速200kmから激しく転倒、マシンのフロントエンドを損傷してナビゲーション・システムのサポート・ブラケットが脱落してしまう。このため残りの600kmは時速30kmペース。しかも何度もマシンを停めて調整しなければならなかった。この日の走行を45番手で終えたフレティーネ、総合順位は19位となった。もうひとりのヤマハ・ライダーのH・ロドリゲス(ポルトガル)が3番手で到着、総合9位まで順位を上げている。 総合順位(第10日目・ステージ9終了時点) 順位 No. 選手名(国籍) マシン タイム 1 2 コマ(スペイン) KTM 38h49:15 2 1 デプレ(フランス) KTM +22:47 3 6 サラ(イタリア) KTM +53:04 4 5 ウレバルスター(ノルウェー) KTM +1h27:42 5 4 デハバルド(スイス) KTM +1h35:15 19 12 フレティーネ (フランス) YAMAHA +8:06:54