詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 WR450F 2-Tracを駆るD・フレティーネ選手 05年ダカールの最長ステージをトップで通過! 2005年1月7日 WR450F 2-Tracを駆るフレティーネ選手 12月31日バルセロナをスタートした第27回ダカール・ラリーで、2輪駆動のヤマハWR450F 2-Tracで参戦のダビッド・フレティーネ(33歳/フランス;ヤマハMF ゴロワーズ・イポンヌ)が好調な走りを見せている。最初のマラソンステージとなる第7ステージ、ズエラ~ティシット間(660kmのSSを含む669km)を制した。これでフレティーネは初日バルセロナでの4kmのSS、3日目グラナダでの10kmのSSに続いて今大会3度目のSSでの1位を記録。この結果フレティーネは総合成績で6位に浮上。トップのM・コマ(スペイン;KTM)を8分09秒差で追っている。 この全長669kmの区間は今年のダカール・ラリー最長のマラソンステージ。190台の二輪が出走したが視界が極めて悪かったため主催者は距離の短縮を決定する。そのようなコンディションの中、フレティーネはクレバーなレース運びを見せた。ステージ前半、フレティーネはK・ウォルチ(アメリカ;KTM)にリードを許すが、ウォルチは後半ハイペースを維持できず結局フレティーネに20分遅れの10位。なかでもテクニカルな後半263kmでは、トップグループは4時間以上の連続走行を強いられたが2輪駆動WR450F 2-Tracを駆るフレティーネはモーリタニアのソフトな砂を力走、2位のコマに3分31秒、3位のデプレ(フランス;KTM)には5分22秒の差をつけてトップでのゴールとなった。 コマは現在2位のデプレにわずか16秒差で総合首位。全行程の前半を終えて二輪部門は上位6選手(コマ、デプレ、カルデコット、コックス、メオーニ、そしてフレティーネ)による僅差の争いとなっている。 フレティーネ選手談(ズエラ~ティシット間の走行を終えて) 「今日は本当にすごかった。トップで一日を終えるとは思ってもみなかった。ステージは長く体力的につらかった。400km地点までは7人のライダーが僅差で一団となって走っていた。給油時にメオーニとデプレがグループの中にいることを確認。すぐに彼らとのタイム差を計算したが、それほどタイム差がないことを確認。それですぐに100kmに渡るアタックを開始した。最後の50kmはプッシュし続けて本当に息が切れてしまった。自分の全てを出し切って走り、結局コマとの差を4分以上短縮できた。ここは今回のラリーで最も距離が長いステージ。そこを制することが出来たからとてもうれしい。マシンは完璧に走ってくれた。ビバークですべてのパーツを点検したが、すべて良好だった」 なお、この第7ステージは極端にソフトな砂、そして多くの参加者が遅れてビバークに到着したため主催者はティシット~ティジカ間のSSキャンセルを決定した。1月7日朝10時には96台の二輪車、59台の四輪、そして27台のカミオンがティシットに向けてスタートした。ダカールへのゴールは1月16日の予定。