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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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ヤマハMotoGPチーム
フィリップアイランドで3日間のテスト終了
オーストラリア/フィリップ・アイランド
2004年3月11日

 ヤマハチームは、オーストラリアはフィリップアイランド・サーキットでマシンテストを実施。3月11日に3日間の日程をすべて終了した。初日は雨天に翻弄されたものの2日目以降は天気が回復。4人のライダーはそれぞれ着実に課題をこなし大きな成果を挙げた。マレーシア、オーストラリアと暖かい土地でのウインターテストは今回で最後となり、チームはこのあとヨーロッパへ戻って開幕までの約1ヵ月間、さらにテストを続けることとなる。次回の予定は今月26日、バルセロナで行われるIRTAテストとなる。

 ゴロワーズ・フォルトゥナ・ヤマハのV・ロッシは最終日の11日、午後のセッションを利用して実戦のシミュレーションを行った。ファステストタイムでは前日の1分30秒72にわずかに届かなかったものの強風のなかで合計85ラップを走行し1分30秒8を記録した。チームメイトのC・チェカは合計100ラップ、前日のタイムを更新して1分31秒3とした。

 フォルトゥナ・ゴロワーズ・テック3では、M・メランドリが最終日にセッティングの懸案を解決して1分31秒92の最速記録。一方の阿部典史は2日目に1分32秒98まで伸ばしたが今日は1分33秒69に下げてテストを終えた。

V・ロッシ選手談:「総合的にみて、今回のテストの出来に満足している。初日は雨に降られ、最終日は強風に悩まされて大変なこともあったが、その中でもレース・シミュレーションがかなりうまくいったしタイヤに関しても十分にテストができて成果が出た。次につながる良い仕事ができたと思うので、それを再確認するためにも2週間後がとても楽しみだ。今月末に予定されているIRTAテストはバルセロナとヘレス。これまでと違ってハード・ブレーキングのコースになるので、また状況は変わるだろうが、きっとうまくいくさ」

C・チェカ選手談:「依然として課題は残っているが、この3日間で確実に前進した。このまま行けばシーズン開幕までには必ず納得のいくレベルまで上がることができるだろう。次のバルセロナでは他メーカーの状況を見ることができるので楽しみ。一緒に走ってみて、僕らがこの時点でどのレベルにあるのか確認したい。ここまではおもにシャシーの改良に集中してきたが、今後はもっとエンジンのほうに力を入れていくことになるだろう。もっとも驚くような大きな変更を行うことはないだろう」

M・メランドリ選手談:「最終日はすべてが上手くいった。ようやくと言っていいだろう、とても気持ちよく走れるようになった。走るたびにひとつひとつ着実に改善されていくのが分かったし、正しい方向にしっかりと進んでいることが実感できた。2日目はまるで暗闇に入りこんでしまったかのように迷いに迷っていた。夜遅くまでみんなといろいろアイディアを出し合って、そして今朝ジオメトリーを変更した。するとすぐに良くなったんだ。今日はレース距離の走行もできたし、すべてに満足」

阿部典史選手談:「きのうはフロントをソフトにしてとてもいい感じになっていた。やっと答えが見つかったと喜んでいたんだ。でも今日は、何かを間違えてしまったようだ。カルロスの後ろを走って確信したのは、低速コーナーがどうしても上手くいかないこと。それ以外のところは決して悪くないのに…。やるべきことはまだまだ残っている」


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