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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

「WR450F 2輪駆動」がダカール・ラリーで活躍中
パリダカWR450F参戦レポ(1)
2004年1月8日

 1月1日にスタートした第26回ダカール・ラリーで、ヤマハWR450F 2-Tracを駆るダビデ・フレティーネ選手が健闘を見せている。
 世界初開発の2輪駆動システムを採用するWR450F 2-Tracは、「コーナー立ち上がりが素早く、ストレートで安定している」とフレティーネ選手も語るとおり、ラリーの様々なコンディション下でその優位性を発揮。他の大排気量車にも負けないパフォーマンスを展開している。




 1日目、雪のなかで行われた予選でフレティーネ選手はトップから9.8秒差の5位を獲得。そして翌1月2日、全行程11,052km、16日間におよぶラリーが実質的にスタートした。

 ダカール・ラリー初出場のフレティーネ選手。「初めは緊張していたので心を落ち着けてゆっくり行った」と言いながらも快調なペースでいきなりトップに浮上。現ラリーレイド・チャンピオンのシリル・デスプレス選手(KTM)に15秒差をつけて第1ステージを終えると、翌3日はさらにペースを上げてリードを広げ、順調に首位をキープした。

 1月4日。4日目を迎えたラリーはアフリカ大陸に上陸。フレティーネ選手はここで、燃料供給システムの不調から約6分遅れの23位に後退してしまう。しかし挽回を期して臨んだ翌5日は、再びハイペースのライディングを披露。第2チェックポイントの時点で10番手、その後、第3チェックポイント目前で転倒があったものの、15番手で5日目を終了した。この時点で、総合順位は前日の23位から7つ上げて16位。

「トラブルは残念だったが、それを除けば2-Tracはほんとうに良く走ってくれている。だからライディングが楽しくて……たぶん楽しみすぎてマシンから投げ出されてしまったんだろう。WRは他のマシンに比べてホイールベースが短いので、理論的にはサンドで安定性に劣るわけだが、2輪駆動のシステムがそれを埋め合わせているようだ。マシンに不安はない。明日からはもっと冷静に、着実に挽回を狙っていく」

 5日目終了時点で総合1位はエスティーブ・プジョール(KTM)、2位にファブリツィオ・メオニ(KTM)、3位にデスプレスが続いている。


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