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S・エバーツ選手&ヤマハYZ450FM
世界選手権MXGPクラス、初代チャンピオンを獲得

ヤマハのメーカーチャンピオンも決定
2003年9月1日

 8月31日、チェコ共和国で開催された世界選手権モトクロス第11戦MXGPクラスで、ヤマハL&Mモトクロスチームから4ストロークマシンYZ450FMを駆り出場したステファン・エバーツ選手(ベルギー/30歳)が今季8勝目を挙げトータル250ポイントを獲得、2位スメッツ選手(KTM)に29ポイントの差をつけ、9月14日のフランスGP(最終戦)を残してチャンピオンを決定した。

 このタイトル獲得は、今季から新レギュレーションで始まったMXGPの初代タイトルとなる。またエバーツ選手とヤマハにとって3年連続の世界チャンピオン。過去125ccで1度、250ccで3度、500ccで2度の世界タイトルを獲得しているエバーツ選手にとって7冠目の達成で、J.ロバート選手がもつ6冠の記録を抜いて単独トップとなった。

 今季のエバーツ選手は、開幕戦3位、第2戦9位、第3戦4位とやや出遅れたが、YZ250Fで125ccクラスにも参戦を開始した第4戦イタリアGPから本来の調子を発揮。MXGPクラスでは第4戦から連勝。第8戦地元ベルギーGPでついにランキングトップに浮上しその後も連続優勝。破竹の8連勝でタイトルを決めた。

 なお125ccクラスでのエバーツ選手は、第5戦の4位を除き出場した7戦を全て優勝で飾り(チェコGPも優勝)、自身のグランプリ通算優勝回数は歴代最多の69となった。

MXGP初代チャンピオンに輝いたエバーツ選手


S.エバーツ選手談話(レース終了後)
「7つ目のタイトル、つまり誰よりも多いタイトル…これは、'89年にGPレースを始めた時からの夢だったような気がする。僕はあれからずっと、このために頑張ってきたんだ。今はまだ実感が湧かないが、2~3日したらきっと、大きな夢がかなったことをしっかりと噛みしめることができるだろう。スタート直後から僕は、全力で後続との差を広げようとしていた。でもその時点では後ろで何が起こっているのかわからなかったんだ。初めの頃はスメッツがマクファーレンやヨルゲンセンとバトルしていたのを知っているが、その後10位まで落ちたことは、チームも知らせてくれなかった。最終ラップになって、ピットボードに"seven times champion"と出た。でもまだレースに集中していたし、そもそも今日で決まるという心構えがなかったから、よく意味がわからなかったんだ。チェッカーを受けてピットに戻ってきたら、チャンピオンTシャツが用意されていた。それでようやくわかった。僕はついにやったんだ。」


ステファン・エバーツ 選手プロフィール
氏  名/ Stefan EVERTS
国  籍/ ベルギー
生年月日/ 1972年11月25日(30歳)
チーム名/ ヤマハL&Mモトクロスチーム
趣  味/ 音楽、ゴルフ、カート、水上スポーツ
レース歴/ 1989年: 125cc世界選手権ランキング15位
  1990年: 125cc世界選手権ランキング3位
  1991年: 125cc世界選手権チャンピオン
  1992年: 250cc世界選手権ランキング11位
  1993年: 250cc世界選手権ランキング2位
  1994年: 250cc世界選手権ランキング2位
  1995年: 250cc世界選手権チャンピオン
  1996年: 250cc世界選手権チャンピオン
  1997年: 250cc世界選手権チャンピオン
  1998年: 250cc世界選手権ランキング2位
  1999年: 250cc世界選手権ランキング11位 (一時怪我で不出場)
  2000年: 怪我で不出場
  2001年: 500cc世界選手権チャンピオン
  2002年: 500cc世界選手権チャンピオン
  2003年: MXGP世界選手権チャンピオン



2003年シーズンの成績
第1戦 スペインGP 3位
第2戦 オランダGP 9位
第3戦 ドイツGP 4位
第4戦 イタリアGP 優勝
第5戦 ブルガリアGP 優勝
第6戦 オーストリアGP 優勝
第7戦 スウェーデンGP 優勝
第8戦 ベルギーGP 優勝
第9戦 オランダGP 優勝
第10戦 ドイツGP 優勝
第11戦 チェコGP 優勝(世界チャンピオン決定)
(第12戦 最終戦フランスGPは9月14日に開催)

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