「7つ目のタイトル、つまり誰よりも多いタイトル…これは、'89年にGPレースを始めた時からの夢だったような気がする。僕はあれからずっと、このために頑張ってきたんだ。今はまだ実感が湧かないが、2~3日したらきっと、大きな夢がかなったことをしっかりと噛みしめることができるだろう。スタート直後から僕は、全力で後続との差を広げようとしていた。でもその時点では後ろで何が起こっているのかわからなかったんだ。初めの頃はスメッツがマクファーレンやヨルゲンセンとバトルしていたのを知っているが、その後10位まで落ちたことは、チームも知らせてくれなかった。最終ラップになって、ピットボードに"seven
times champion"と出た。でもまだレースに集中していたし、そもそも今日で決まるという心構えがなかったから、よく意味がわからなかったんだ。チェッカーを受けてピットに戻ってきたら、チャンピオンTシャツが用意されていた。それでようやくわかった。僕はついにやったんだ。」