モトクロス世界選手権で6度のタイトルを獲得しているステファン・エバーツがこのほど、ヤマハ・ファクトリー・チームとの契約更新を決定。エバーツは2004年、ミシェル・リナルディとカルロ・リナルディが率いるこのチームで4年目のシーズンを迎えることになる。
今シーズンのエバーツはヤマハL&Mモトクロス・チームからYZ450FMを駆り、第4戦から4連勝を挙げて現在ランキング2位。途中から125ccクラスとのダブルエントリーを実現して、イタリアGPとオーストリアGPではダブルウイン(同日2クラス優勝)の快挙も果たしている。
エバーツは2001年にヤマハに加入。2001年、2002年と2年連続でチャンピオンに輝いた。2002年の暮れに2年契約を交わした際には2003シーズン終了時点での契約解除の可能性も追記されたが、エバーツ、ヤマハともに理想的なパートナーシップに満足しており、更新は自然な流れだった。 「契約解除の理由などどこにも見つからない」とエバーツ。 「僕かヤマハかどちらかでも不満があれば解消できるという契約内容だったが、実際、何もかも全てがうまくいっていて非常に満足している。ヤマハもリナルディも常に一生懸命で、僕のために最高のマシンを作ろうと努力してくれている。この素晴らしいチームとともにこれからも戦っていきたいと思っており、来シーズンの契約更新に際して躊躇することは何もなかった」
ヤマハ・モーター・レーシングのレーシングマネジャーであるローレンス・クライン・クールカンプは次のように語る。 「今回のステファンとの契約更新は、我々の2年半にわたるパートナーシップ構築の成功を意味するものだと言えるだろう。ヤマハとステファンとのチームワークでふたつのタイトルを獲得し、彼は ‘The Best Ever’のニックネームに恥じない素晴らしい活躍を見せてくれている。今シーズン後半戦と2004年、我々はシリーズチャンピオン獲得はもちろんのこと、さらに上を目指してともに進んでいきたい」
エバーツおよびヤマハL&Mモトクロス・チームは現在、スカンジナビアにて今週末に行われるスウェーデンGPに備えている。
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