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　フォルトゥナ ヤマハ チームは、マルコ･メランドリ選手に替わってヤマハレーシングチームの阿部典史選手を日本グランプリに参戦させることを決定した。メランドリ選手は昨日のフリー走行で高速走行中転倒し、鼻骨、右足首と膝の3箇所を骨折し、現在四日市市内の病院で手当てを受けている。
　阿部典史選手はワイルドカードでこのGPに参戦していたが、モトGP世界選手権の新ルールにより、ワイルドカードエントリーをキャンセルしフォルトゥナ ヤマハ チームから出場することが、土曜日の午前中に認められたもの。
　2月のヘレスで行なわれたIRTAテストで登場したYZR-M1のプロトタイプは、使用シャーシ、エンジン搭載位置、2本リアサスペンション採用などが特徴で、すでに3月30～31日の鈴鹿での合同テストでも、阿部選手は順調にテストをこなしていた。このため本日の予選と明日の決勝はこのYZR-M1プロトタイプで参戦する。

　車体にはフォルトゥナのデザインロゴが施されるが、時間の制約もあり今回はチェカ選手やメランドリ選手用と異なる外装のマシンとなる。