寒さと大風に見舞われたへレスで
チェカとメランドリがステディ・ラン
カルロス・チェカとマルコ・メランドリを走らせる新チーム、フォルトゥナ・ヤマハ・チームが20日、スペインはへレス・サーキットで2003年最初のマシンテストを開催。寒さと大風のため路面温度が19度という悪コンディションにも関わらず、ふたりは慎重なライディングを見せ順調に新シーズンをスタートした。
チェカはおもに、新しいフュエル・インジェクション・システムおよびサスペンション・セッティングに重点をおいて合計55ラップを走行。テスト終盤で1台に問題が生じたこともあり、タイムは昨年のスペイン・グランプリでの自己記録よりも1秒遅い1分44秒3となった。
一方、ニューカマーのメランドリは4ストロークのYZR-M1に徐々に慣れ、前回のテスト同様、大きな前進を見せた。20歳のメランドリは昨シーズン、世界選手権250ccクラスで最年少ウイナーとなり、今シーズンからフォルトゥナ・ヤマハ・チームに加入し最高峰のモトGPクラスに参戦する。テスト初日の合計周回数は50ラップ。ベスト・タイムは1分43秒8という好記録。
マシンやレザースーツの新しいカラーリングおよびデザインは2月20日に発表予定で、今回は黒のフェアリングと普通のスーツで行われた。
チーム監督のダビデ・ブリビオは今回のテストの意義について次のようにコメント。
「長いクリスマス休暇のあとなので、今日はまずライディングの環境に戻ってもらうことが重要。カルロスにはフュエル・インジェクションに関するテストをいくつかやってもらったが、マルコはライディングとサスペンション・セッティングに集中させた。天気予報によれば残りの2日もあまり状況は良くないが、なんとか雨だけは降らないでもらいたい」
ラップタイム |
カルロス・チェカ |
フォルトゥナ・ヤマハ・チーム |
1'44.3 |
マルコ・メランドリ |
フォルトゥナ・ヤマハ・チーム |
1'43.8 |
アレックス・バロス |
ゴロワーズ・ヤマハ・チーム |
1'42.9 |
オリビエ・ジャック |
ゴロワーズ・ヤマハ・チーム |
1'47.8 |
中野真矢 |
ダンティーン・ヤマハ |
1'45.2 |
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