詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 ご声援ありがとうございました '02年全日本モトクロス選手権・'02年オフロード活動をふり返って 高崎尚純室長談話 (ヤマハモータースポーツ推進室) 2002年11月21日 国内のモトクロスについて、ヤマハは02年シーズン、特に3つの要素に注力し活動を展開しました。1つ目は、全日本トップの選手が“プロ”として活躍できる環境の整備、2つ目としてトップライダーを目指す若い選手が円滑にステップアップできる環境づくり、そして3つ目は、オフやモトクロス参加者、愛好者の方が、さらに楽しくレースやファンライディングを楽しめる環境整備、これらがポイントと認識しレースへの取り組みを行ないました。 このような意図からヤマハチームの活動も、従来の枠組みを取り払い、若年選手を新たに登用。市販レーサーの先行開発を担い、同時にトップレベルでの製品の性能を確認し、そして上位入賞をめざすという多くの要素を織り交ぜつつ、参戦を行ないました。成長する若年選手の力と感性を製品開発に反映させ、さらにルーキーの登用で若手選手のチャレンジ精神の奮起を促進し、ヤマハの“ヒト造り”の伝統を進めたいという意図によるものでした。 結局今季、「ヤマハレーシングチーム」の選手は、国際A級125ccで渡辺学選手が最終戦での逆転でランク2位の好成績を獲得。国際A級250ccでは、釘村太一選手がランク10位、ルーキー釘村忠選手はアンラッキーもありランク20位に留まりましたが、若年選手の力と感性をハード作りに反映させようとする当初の狙いは、十分に達成できたと考えています。 国際A級125ランク2位と活躍した渡辺選手 国際A級250ccランク2位と活躍の小池田選手 一方、従来の“ファクトリー”の枠組みを取り払い独自のチーム体制で参戦した小池田猛選手は ステージ構成で見やすいファクトリーのピット(最終戦) (大磯ムスタング) 国際A級250ccでランク2位と大健闘し、選手権を常にリードする活躍を見せました。 自立したチーム運営によるトップ・プロフェッショナルをヤマハが積極的に支援する、という新しいカタチが功を奏した、と言えましょう。 加えて今季はファンサービスも充実化を図りました。最終戦SUGOではヤマハチームのピット作業を来場者に身近で見て頂けるようピットに“ステージ構成”を取り入れ、実戦中のファクトリーチームの様子をフルオープンとしたのはその一例です。またファクトリー選手のサイン会なども積極的に展開し、ファンの皆様との交流を図りました。 各全日本会場でのレーシングサービス活動 さらに全日本会場での「ヤマハレーシングサービス」活動も従来を継承して充実させ、全日本参戦の各クラスの選手から好評を博しました。このサービス体制の充実は、例えば国際B級125ccのランキング上位10名中8選手をYZライダーが占めるという結果に繋がった要素ではないか、と考えています。 その他、クラブチームの活性化やトップを目指す選手たちのトレーニングを主眼に、合宿や特訓会などの開催と充実などを行なうとともに、ビギナーの方や“これからモトクロスを始めたい!”“オフのファンライディングを楽しみたい!”という方が、自分のレベルに合わせて気軽に楽めるイベントも数多く開催し、いずれの会場でも非常にたくさんの方にご参加頂き、好評を博しました。 加えて、各地で「03YZ体験試乗会」を開催し、約1000名の参加者にニューモデルの03YZシリーズをいち早く試乗できる機会も設け、YZファン拡大に注力してきました。 こうした2002年のファクトリーチームの活動、ファンサービスの充実の成果を踏まえ、顧客ニーズをさらに一層取り入れ、2003年シーズンも、“楽しいモトクロス”“爽快なオフロードファンライディング”をキーワードに活動を展開する計画です。 どうぞ、積極的なご参加、ご声援、応援を宜しくお願いいたします。