本文へ進みます

ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

詳細本文

レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

'02年全日本モトクロス選手権に出場する
ヤマハ主要チームについて
2002年4月10日

 来たる4月14(日)の名阪大会(奈良県)で開幕する'02年全日本モトクロス選手権(全10戦)に出場する主要ヤマハチームの概要は下記の通りです。

 今季、国内最高峰・国際A級250ccクラスには、既に発表の通り「ヤマハレーシングチーム」から昨年ランキング6位と活躍した釘村太一選手が2ストYZ250で出場、昨年の国際B級125ccチャンピオンで国際A級1年生18歳ルーキー、釘村忠選手が4ストYZ426Fで参戦いたします。また、国際A級125ccクラスには「ヤマハレーシングチーム」から昨年同クラスランキング3位と活躍した渡辺学選手が4ストYZ250Fを駆り出場、それぞれチャンピオン獲得を目指します。

 一方、昨年までヤマハレーシングチームで活躍した小池田猛選手は「大磯ムスタング」から、また大河原功次選手は「Ookawara Koji Racing Team」から出場。ヤマハのサポートによるYZ250を駆り、国際A級250ccクラスに参戦します。

国内チーム

■モトクロス部門
カテゴリー 選  手 運営チーム マシン
全日本選手権 国際A級
250cc
釘村 太一
釘村 忠
ヤマハレーシングチーム
ヤマハレーシングチーム
YZ250
YZ426F
国際A級
125cc
渡辺 学 ヤマハレーシングチーム YZ250F


サポートチーム

■モトクロス部門
カテゴリー 選  手 運営チーム マシン
全日本選手権 国際A級
250cc
小池田猛
大河原功次
大磯ムスタング
Ookawara Koji Racing Team
YZ250
YZ250




ご参考
2002年全日本モトクロス選手権参戦にあたって

高崎尚純室長(ヤマハ発動機モータースポーツ推進室室長)の談話
 モトクロス活性化に必要な要素は多岐に渡りますが、私たちは今、(1)全日本トップクラスの選手が"プロ"として活躍できる環境の整備、(2)トップライダーを目指す若い選手たちが円滑にステップアップできる環境づくり、(3)オフロードやモトクロスの愛好者の方が、よりファンライディングを楽しめる環境づくり、これら3つの要素がポイントと考えています。この考えから、今年のヤマハチームのレース体制を組んでいます。

 今年は、ヤマハレーシングチームの活動も従来の体制とは少し異なってきます。従来"勝つ事"が照準でしたが、今年はチームと選手が、市販レーサーの先行開発を担いつつ、同時にレースのトップレベルでの性能確認と、上位入賞をめざす役割を担うことになります。特に成長する若い選手のパワーと感性をハード開発に生かし、ルーキーの登用で若手選手のチャレンジ精神の奮起とヤマハの"ヒト造り"の伝統を進めようというのが狙いです。

 この考えのベースには、レースを通じて育まれるチャレンジ精神こそ、ヤマハの"モノ造り"の原点であるという認識があります。レースは私たちにとって、技術開発や各事業活動の活性化には欠かせない活動のひとつ。そこで得たノウハウは製品開発から生産・販売・商品に至るまで全ての"質"の向上に役だち、顧客満足度を一層高める不可欠な要素となっているからです。

 また、大河原・小池田両選手に関しては、"ファクトリー"の枠組みを取払い独自のチーム体制で参戦し、今まで以上にレースに専念し飛躍できる基盤づくりを整えました。日本ではこれまでなかった体制です。アメリカのマクグラス選手やイタリアのリナルディ氏のように、自立したチーム運営によるトップ・プロフェッショナル、そうしたプロ活動にヤマハが積極的に支援する構図となります。今年はファクトリーならびにトッププロの選手たち、双方による素晴らしいレース展開が、ファンを魅了させ、活性化の一助となる思います。

 さらに、レースをより身近な存在とする為の施策をとります。まず、全日本モトクロス会場での「YZレーシングサービス」活動の継続と充実です。YZでのレース参戦者やYZユーザーの方からの相談に応えます。さらに「クラブヤマハ」によるファクトリーライダーサイン会等ファンサービスも実施し"身近なレース"を来場者にアピールします。

 若い選手の育成にも全国規模で積極的に取り組むのも今年の特徴です。「クラブヤマハレーシングチーム」の活動を通じ、全国有力クラブの活性化、トップを目指す選手たちの育成などを主眼に、合宿や特訓会などを開催し、レースのレベルアップを積極的に図る計画です。合宿や特訓会を従来以上の規模で開催する予定です。

 ビギナーの方や"これからモトクロスを始めたい!""オフのファンライディングを楽しみたい!"という方が、自分のレベルに合わせて気軽に楽めるイベントも積極的に開催します。全くの初心者対象の『ファーストステップオフロードスクール』や、気軽に参加できる『オフロードフロンティアレース』『ファンキーエンデューロ』『YZ・TTR試乗会』『ヤマハオフロードフェスティバル』などを開催し、より幅広い層の方に楽しんで頂けるように活動します。

 こうした幅広い普及活動、地方レースへの支援、全日本への支援、レース参戦などの活動のリンクで、モトクロスワールドをより活性化し広げ、日本を発信ベースとして世界中に楽しいオフロードモーターサイクル文化が一層普及されるよう努力して参りたいと思っています。


ページ
先頭へ