詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 2002 モトGP世界選手権シリーズ第1戦スカイウォッカ グランプリ・ジャパン 決勝終了後のコメント 2002年4月7日 MotoGPクラス C.チェカ選手談 (マールボロヤマハチーム/予選4番手/決勝3位) 「YZR-M1での最初のレースで3位になれて嬉しい。決勝では、先頭グループが見える位置で走ることがまず大切だと思っていた。ロッシ・梁両選手が自分を追い抜いた後、自分は彼らに追いつこうと頑張った。伊藤選手にもついていったが、S字進入時に彼がフロントのグリップを失い、彼のマシンの後輪と自分のマシンのカウルが接触した。自分も前輪グリップを失いそうになり、2人ともクラッシュしそうになったが、その後はまたハードに攻めた。今回は雨での成績だから、自分としては昨日の予選タイムに意味があると思う。YZR-M1の仕上がりとそのレベルの高さが証明できたからだ。勝つための準備は整っている。次のレースにも自信はある」 M.ビアッジ選手談 (マールボロヤマハチーム/予選5番手/決勝リタイヤ) 「フロントタイヤがホワイトラインにのるイージーミスだった。でもこの雨の状況下ではね・・・。今日は確実にポイントを獲得したかったのだが・・・。大きくホイールスピンしたのでスタートは悪かったが、後は自分のレースが出来たし、マシンの具合も良かった。セッティングも予選を通じ良くなってきていたので、今回は雨でアンラッキー。南アフリカでは良い結果を出せると思う」 J.ホプキンス選手談 (レッドブルヤマハWCM/予選18番手/決勝12位) 「自分にとって最初のモトGPだったが、結果には満足している。ラコーニ選手、カピロッシ選手、加藤選手らに追いつこうと頑張ったが、シケインで転倒した。ピットに戻ると他に多くクラッシュした選手がいることが分り、再スタートして完走すればポイントを獲得出来る可能性があると思い、レースに復帰し、結局ポイントを獲得できた」 G.マッコイ選手談 (レッドブルヤマハWCM/予選17番手/決勝リタイヤ) 「上手くいっていたが、フロントから転倒した。一生懸命頑張ったんだけど・・・・。ベストコンディションではなかったし、また足の具合も良くなかった。治療にはもう少し時間がかかると思うし、またマシンセッティングにも時間は必要だね」 阿部典史選手談 (アンテナ3ヤマハ D'ANTIN/予選12番手/決勝5位) 「言ってた通り、2ストで一番になったでしょ?(笑) 正直言って宇川さんとのバトルは厳しかったけど、スタート前のウォーミングアップでもセッティングを変えて、自分としてできるだけのことは100%やれました。いい走りもできたけど、5位という結果については悔しい。やっぱり優勝を狙ってましたからね」 O.ジャック選手談 (ゴロワーズヤマハテック3/予選8番手/決勝リタイヤ) 「オフィシャルのサインボードを見た時は、信じられなかった。ジャンピングスタートしたつもりではなかったのだが・・・。それで自分のモチベーションも保てず、ピットに戻りマシンを降りた。直線では4ストと勝負できなくても、それ以外では彼らより速く走る自信があったのに・・・」 中野真矢選手談 (ゴロワーズヤマハテック3/予選9番手/決勝リタイヤ) 「18周目のスプーンカーブで転倒してしまいました。体は大丈夫ですが、残念ですね。決勝レースは、スタートでホイルスピンをさせすぎてしまい、出遅れたのが大失敗でした。その後は追い上げてバロスとバトルができたのは楽しかった。ペースもつかめたし、限界も分かっていたはずだったのに、ちょっとアクセルを開けすぎたかな。でも、終わったことは仕方がない。次のレースで頑張ります」 依田一郎YZR-M1プロジェクトリーダー class="text"「チェカ選手が3位表彰台を獲得して、最低限の位置にはつけたかな、というところです。まだ車体を中心にやるべきことはありますし、今回のレースウィークで把握した問題点をつぶしながらセッティングを煮詰めていけば、よりパフォーマンス向上が狙えると確信しています。両ライダーともウエルコムは得意とするコースなので、次の南アフリカGPではさらに上を狙っていきます」 中島雅彦YZR500プロジェクトリーダー 「YZR500のライダーは全体的にトラブルや転倒が多かったのが残念ですね。そんな中、阿部選手が頑張って2スト勢のトップにつけてくれ、感謝しています。4スト有利と言われていますが、我々としては2ストのメリットをフルに生かしたマシン作りをさらに進め、ファンの方に感動してもらえるレースを見てもらえるよう全力を尽くします」 250ccクラス S.ポルト選手談 (ペトロナス・スプリンタ・ヤマハTVK/予選7番手/決勝5位) 「ヤマハチームに入り初めてのレースだったが、5位に入れて嬉しい。125ccの決勝時に多くの転倒者が出たので、最初は慎重にいった。でも、中盤から慣れてきたのでハードに攻めた。ウエット路面だったがマシンの仕上がりが良く、それがいい結果に繋がった。今日のコンディション下で11ポイント獲得できた意味は大きく、シーズン最後にはいい結果に結びつくだろう」 S.ユージー選手談 (ペトロナス・スプリンタ・ヤマハ TVK/予選18番手/決勝リタイヤ) 「自分のために一生懸命努力してくれたチームの人に申し訳なく思っている。レースは序盤から滑りやすくて、コントロールしにくかった。セーフティーマージンを取りながら攻めていったのだが、結局は自分のミスでマシンのパワーを上手く使えず、転んでしまった」 早崎良明YZR250プロジェクトリーダー 「ポルト選手は、レインコンディションの中、YZR250を走らせるのは初めてだったにも関わらず、5位と健闘してくれました。GPレギュラーライダー勢の中では3番手と、ポテンシャルを十分に感じ取ることができました。ユージー選手は不得意な雨でスリップダウンしてしまいました。今後の課題ですね。レースではTZ250に乗る宮崎敦選手が優勝したことが、うれしい限りです。宮崎選手のTZには先行開発パーツを織り込んであり、テストのつもりだったのですが、優勝という120点の出来映えだったと思います」