詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 2002 モトGP世界選手権シリーズ第1戦 スカイウォッカ グランプリ・ジャパン 予選2回目終了後のコメント 2002年4月6日 MotoGPクラス M.ビアッジ選手談 (マールボロヤマハチーム/2'04.456/予選5番手) 「今日はセッティングを一部変更した結果、自分の予想よりいい結果となった。マシン挙動をクィックにするために、伸び側ダンバーの調整にかなり時間を費やした。セットアップは自分のものになってきたが、一方安定性で少しルーズなところも気になる。コーナー進入や切り返しなどの一部で、タイムロスしているようだ。セッション終盤ではソフトタイヤへの変更も考えたが、決勝を視野に入れ、決勝用タイヤを使った。いずれにせよ、予選と決勝は違うからね」 C.チェカ選手談 (マールボロヤマハチーム/2'04.450/予選4番手) 「今日の予選ではソフト目のタイヤを使った。決勝に向けたセットアップは、最初は少し大変な部分もあったが、今日は良い方向になってきた。マシンの具合もよく、走りに安定性があり、気持ちも良かった。いい状態には近づいているけど、まだやらなければならない事がある。明日の目標はもちろん勝つこと。マシンとチームを信じているよ。先頭グループに入り込み、いい結果につなげたい」 G.マッコイ選手談 (レッドブルヤマハWCM/2'06.193/予選17番手) 「今日の予選は、非常に大変なセッションだった。シケイン進入でシフトミスし、1速に入れるべきところを2速に入れたことが影響しマシンが滑り、転んでしまった。医師にも見てもらうが、明日の決勝は大丈夫だと思う」 J・ホプキンス選手談 (レッドブルヤマハWCM/2'06.302/予選18番手) 「そんなに悪い感じではない。昨日の予選ベストタイムより1秒384短縮できた。さらに良いタイムが出るのでは、という感触で、とてもエキサイティングになっていた。そういう感じでセッションの序盤はいい感触だったが、終盤は大きく滑ってタンクが顔にあたりコースアウトしてタイムロスする事になった。今までは毎ラップ全力で走るというパターンだったが、今回の予選では数周走る中でリズムを掴みながらタイムアタックできるようになり、いいセッションだった」 阿部典史選手談 (アンテナ3ヤマハ D'ANTIN/2'05.145/予選12番手) 「昨日からまずまず順調に来ている。ブレーキやリアのトラクションに若干問題があったが、午前中のフリー走行でだいぶよくなった。予選のタイムは、一発が苦手な自分としては上出来。内容も良かったし、僕はスタートが得意だから3列目というポジションでも問題はない。決勝用のセッティングも万全だし、明日に向けての不安は感じていませんよ。4スト勢が速さを見せるレースになるかもしれないが、熱くなって転倒したら元も子もないので、クールなレースをするつもり」 P・リバ選手談 (アンテナ3ヤマハ D'ANTIN/2'15.140/予選22番手) 「モンテムロでのテストの後、少しずつマシンに慣れるよう頑張ってきた。先週のテストでも頑張ったが、自分の納得する丁度いいセッティングは見つけらないままで、昨日は大きくクラッシュしてしまった。今朝もコンディションは悪かったけど、午後のセッションでよいタイムを出すために頑張った。正直いって、この怪我の状態ではマシンに乗れないので、今回は出場を見合わせ、次戦ウエルコム戦に照準を合わせる」 O.ジャック選手談 (ゴロワーズヤマハテック3/2'04.953/予選8番手) 「予選は上手くいった。でも、明日は違う展開になるだろう。4ストマシンと一緒に走るという、従来とは違う機会を得たわけだが、我々はコーナーやブレーキングで4スト勢に負けない強さがあると思う。でも、ストレートでの4スト勢のパワーを考えると、そのアドバンテージが十分かどうかは分らない。決勝では、天候が勝負の分れ目となるだろう」 中野真矢選手談 (ゴロワーズヤマハテック3/2'05.098/予選9番手) 「エンジンと車体のセッティングにちょっと苦しみました。予選の前半では全然タイムが出なかったが、後半になってニュータイヤを履いたら去年よりはいいタイムが出せた。でも正直言って2列目には行きたかった。悔しい。まだ明日の朝のフリー走行があるので、そこでさらにセッティングを進めて、表彰台を狙う」 依田一郎YZR-M1プロジェクトリーダー 「前回の鈴鹿テストから、モディファイしたシャシーを投入しました。500ccの流れで作ってきたシャシーを、思い切って方向転換したものです。両ライダーともかなり信頼感を持ってアタックできたので、その成果は十分にあったと思います。明日は晴れれば5秒台中盤の争いになるでしょう。YZR-M1は、今回のレースウィークで一度も転倒しておらず、安定感があります。「勝つ」という明確な目標を持って決勝レースに臨めば、自ずと結果がついてくるでしょう。」 中島雅彦YZR500プロジェクトリーダー 「思ったよりも接戦になりましたね。ただ、フロントローのうち3台は4スト勢なので、タフな状況には変わりありません。特に我々にとっては、好調だった中野選手とマッコイ選手の体調が不十分なのが残念です。しかし、YZR500を走らせるのは全員がトップライダー。いざ本番になれば底力を見せつけてくれるでしょう。ハードなレースが予想されますが、期待していただければと思います」 250ccクラス S.ポルト選手談 (ペトロナス・スプリンタ・ヤマハTVK/2'09.024/予選7番手) 「予選は上手くいっていたが、新しいタイヤに交換したら少々問題が出た。マシンの状態が完璧な状況ではないのは事実だが、決勝では、スタートさえ上手く決めれば、先頭グループの中でいいレース展開ができる自信がある。明日のレースが楽しみ」 S.ユージー選手談 (ペトロナス・スプリンタ・ヤマハTVK/2'11.040/予選21番手) 「少しずつ良くなっているが完璧ではない。まだまだいいタイムを出せるはずだと思う。このマシンの状況は、幾つかの要素の重なりによるものだが、明日のレース前には解決できると思う。レースを楽しみにしている」 早崎良明YZR250プロジェクトリーダー 「ポルト選手は最後のアタックがうまくいかず、7番手に甘んじてしまいました。しかしセッティングは十分に仕上がっていますので、決勝では表彰台を狙えると思います。ユージー選手は冬のテストの転倒で負傷し、少し乗り込み不足。鈴鹿に難しさを感じているところがあるようですが、彼はレース中に自己ベストタイムを出すタイムなので、決勝では10位以内を目指して頑張ってもらいたいですね。250ccクラスはタイムが接近しているので、決勝は混戦になると予想していますが、いいレースをお見せできると思います」