詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 IRTA鈴鹿テストレポートヤマハチーム、開幕戦へ向けて最終調整を終了 2002年3月30~31日 4月7日に決勝を向かえる2002年モトGP世界選手権シリーズ第1戦モトグランプリ・ジャパンへ向けて、その最終調整となるIRTA合同テストが3月30日~31日(土・日)鈴鹿サーキットで行なわれ、ヤマハチームの各選手は順調にテストを終了した。 M.ビアッジ選手談 マシンセッティングに関しては、まだやるべき事が色々あり、タイムアタックが出来ない状況で、実際タイムも出ていない。午後は、シャーシのジオメトリーを変更し、コーナーリングスピードを上げてタイムアップを狙いたい。(31日午後走行前の談話) C.チェカ選手談 YZR-M1はいい仕上がりに、かなり近づいてきた。今回からシャーシも少しモデファイした仕様となり、感触もいい。昨日(30日)のタイム(2,06.718)から、今日(31日・午前中)には、2,05.859と5秒台に入り、順調だ。目標は4秒台と思っている。全く問題なく進んでいるし、来週の第1戦、開幕戦が楽しみだ。 阿部典史選手談 自分なりにテストを消化している。テストではなかなかタイムが出ないのが僕の癖だが、今回はまずまずのタイム(2,06.784)が出た。ただ回りの4ストローク勢が速いので、気になるのも事実。今回の走行では、4ストの全マシンが全体的に速いし、台数も多い。自分としては、頑張るしかない。こうなったら2ストロークの中で一番(1位)という目標でGPに向けてセットアップしようと思っている。来週末に合わせて、しっかりマシンを仕上げたい。 P.リバ選手談 今回の鈴鹿は、'85年にアプリリアの250で出走した時以来で、走るのは2度目。でも、今回はマシンも違い、コースの一部変更もあって、初めてのサーキットを走るという感じだ。YZR500は、既にスペインでのテストで乗ってはいるけれど、まだ“初めてのマシン”という感触だ。今年は、全ての部分で学ぶことからスタートしなくてはならないが、全16戦もあるので、最初から無理するのは禁物だと思っている。今は、何もかも学ぶことばかりで大変だが、日々慣れてくると思う。マシン、チームなど、全ての部分で新鮮だし、自分にとっては、きっとやりがいのあるシーズンになると思う。 中野真矢選手談 残念ながら昨日(30日)の終盤に転倒し、左手人差し指を打撲し、今日31日は走れない。痛みもある。S字でフロントが滑ってクラッシュパットに突っ込んでしまった。自分としては順調な仕上がりだったので残念。来週には大丈夫と思う。4ストローク勢と比べると2秒ほど離されているが、頑張って行くしかない! O.ジャック選手談 今回は、キャブセッティングに少し苦労した。特に小さなコーナー(ヘアピン&シケイン)での加速がもうひとつで、タイムも伸び悩んでいるのが現状。このため、この2つの低速コーナーでのタイムロスが、全体に響いてタイムアタックが出来ない。午後にはいいセッテングを見つけたい。(31日午前談) G.マッコイ選手談 エストリルの転倒以来、初めての走行となった。まだ右足首の筋肉が痛いので無理は出来ないし、走っていても痛い。骨折の治りに少し時間がかかっているけれど、日に日に回復しているので開幕戦出場は大丈夫だと思う。 J.ホプキンス選手談 ようやくダンロップタイヤの使い方にも慣れてきた。鈴鹿も昨日(30日)初めて走ったが、いい方向に向かっている。目標タイムは2,06秒台だ。(31日現在2,08.680) YZR500そして、鈴鹿サーキットには、まだ学ぶ部分が沢山あるが、不安はない。