詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 FIM2001世界耐久選手権シリーズ第6戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 参戦体制について 2001年7月4日 ヤマハレーシングチームは、8月5日(日)に鈴鹿サーキットで決勝が行われるFIM2001世界耐久選手権シリーズ第6戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースに参加するチーム編成をこのほど決定いたしました。体制は、芳賀紀行/アンソニー・ゴバート(豪)選手と、吉川和多留/辻村猛選手組の2チームで、使用マシンは水冷DOHC並列4気筒5バルブ750ccエンジン搭載のファクトリーマシン「YZF-R7」です。 芳賀選手は'96年8耐優勝、'97年全日本チャンピオン、'98~'00年WSBフル参戦の経験をもち、今季GP500ccに参戦中です。4スト車でのレースは約10ヵ月ぶりですが、昨年の8耐ではPP獲得/FL記録などをマークし、4ストマシンでの世界トップの実力が広く認められています。ペアを組むゴバート選手は、'95年の8耐でPP獲得、'96年は決勝2位の実力者。その後はWSBやWGP500ccに参戦し、今年はヤマハUSAチームから米国スーパーバイク選手権に参戦、既に2勝を飾っています。 吉川選手は全日本SBで2度チャンピオン獲得の実績をもち、今年も8耐前哨戦「鈴鹿200km」で2位表彰台を獲得。全日本でチームメイトとなる辻村選手とのペアで、初のヤマハ車日本人ペア優勝を狙います。辻村選手はヤマハファクトリーとして3年目。さきの「鈴鹿200km」では不運なペナルティで順位を下げましたが、中盤までは首位を走る実力を見せ期待が寄せられています。 ヤマハレーシングチームは'84年に鈴鹿8耐へ初参戦以降、'87年、'88年、'90 年、'96年と優勝を飾りレースを牽引してきました。ファクトリー参戦18年目の今年も、各スポンサー様の協力でチームを編成・運営し、出場を通じてモーターサイクルスポーツの振興と一層の盛り上げを図り、5年ぶり5度目の優勝をめざします。 記 運 営 チ ー ム 選 手 マシン ヤマハ レーシング チーム 芳賀 紀行 アンソニー・ゴバート YZF-R7 ヤマハ レーシング チーム 吉川 和多留 辻村 猛 YZF-R7 協力スポンサー様 順不同 選手プローフィール 芳 賀 紀 行 はが のりゆき 出身地/ 愛知県 生年月日/ 1975年3月2日(25歳) 趣 味/ マリンスポーツ、スノーボード チーム名/ ヤマハレーシングチーム 主なレース歴/ 1992年: 関東選手権SP250ランキング2位 1993年: 全日本選手権250ccランキング13位 1994年: 全日本選手権スーパーバイクランキング9位 1995年: 全日本選手権スーパーバイクランキング10位 1996年: 全日本選手権スーパーバイクランキング8位 1997年: 全日本選手権スーパーバイクチャンピオン 1998年: スーパーバイク世界選手権ランキング6位 1999年: スーパーバイク世界選手権ランキング7位 2000年: スーパーバイク世界選手権ランキング2位 2001年: 世界選手権500ccクラスで活躍中 鈴鹿8耐歴/ 1993年: 決勝リタイア(ペア=松下順一) 1994年: 決勝リタイア(ペア=平山雅也) 1995年: 決勝22位(ペア=近藤靖典) 1996年: 優勝 (ペア=C・エドワーズ) 1997年: 決勝17位(ペア=芳賀健輔) 1998年: 決勝6位(ペア=S・クラファー) 1999年: 決勝4位(ペア=R・ラコーニ) 2000年: 決勝18位(ペア=吉川和多留) アンソニー・ゴバート (Anthony Gobert) 出身地/ オーストラリア・シドニー 生年月日/ 1975年3月5日(26歳) 趣 味/ マウンテンバイク、モトクロス チーム名/ ヤマハレーシングチーム レース歴/ 1992年: 豪スーパークロス125ccチャンピオン (ロードレースに転向) 1993年: 豪スーパーバイクランキング8位 1994年: 豪スーパーバイクチャンピオン 1995年: スーパーバイク世界選手権ランキング4位 1996年: スーパーバイク世界選手権ランキング8位 1997年: 世界選手権500ccランキングランキング15位 1999年: 世界選手権500ccランキング25位 2000年: 世界選手権500ccランキング29位 2001年: AMAロードレースで活躍中 鈴鹿8耐歴/ 1995年: 決勝13位(ペア=北川圭一) 1996年: 決勝2位(ペア=S.クラファー) 吉 川 和多留 よしかわ わたる 出身地/ 東京都 生年月日/ 1968年9月26日(32歳) 趣 味/ 釣り、スキー、ゴルフ チーム名/ ヤマハ レーシングチーム レース歴/ 1990年: ロードレース国内A級SP750ccクラスチャンピオン 1991年: 全日本選手権TT-F1ランキング9位 1992年: 全日本選手権TT-F1ランキング9位 1993年: 全日本選手権TT-F1ランキング8位 1994年: 全日本選手権スーパーバイクチャンピオン 1995年: 全日本選手権スーパーバイクランキング4位 1996年: スーパーバイク世界選手権ランキング9位 1997年: 全日本選手権スーパーバイクランキング4位 1998年: 全日本選手権スーパーバイクランキング4位 1999年: 全日本選手権スーパーバイクチャンピオン 2000年: 全日本選手権スーパーバイクランキング5位 2001年: 全日本選手権スーパーバイクで活躍中 鈴鹿8耐歴/ 1991年: 決勝15位(ペア=花村忠昭) 1992年: 1992年:決勝14位(ペア=塙 政則) 1993年: 決勝9位(ペア=S・ジャイルス) 1994年: 決勝リタイヤ(ペア=藤原儀彦) 1995年: 決勝4位(ペア=藤原儀彦) 1996年: 決勝リタイヤ(ペア=藤原儀彦) 1997年: 決勝8位(ペア=藤原儀彦) 1998年: 決勝リタイヤ(ペア=芳賀健輔) 1999年: 決勝10位(ペア=辻村 猛) 2000年: 決勝18位(ペア=芳賀紀行) 辻 村 猛 つじむら たけし 出身地/ 大阪府 生年月日/ 1974年7月4日(27歳) 趣 味/ スノーボード、ゴルフ チーム名/ ヤマハ レーシングチーム レース歴/ 1993年: 世界選手権125ccランキング3位 1994年: 世界選手権125ccランキング3位 1995年: 世界選手権250ccランキング22位 1996年: 世界選手権250cランキング12位 1997年: 世界選手権250cランキング7位 1998年: 世界選手権250cランキング8位 1999年: 全日本選手権スーパーバイクランキング8位 2000年: 全日本選手権スーパーバイクランキング10位 2001年: 全日本選手権スーパーバイクで活躍中 鈴鹿8耐歴/ 1994年: 決勝13位(ペア=眞子智実) 1995年: 決勝15位(ペア=眞子智実) 1996年: 決勝22位(ペア=小西良輝) 1999年: 決勝10位(ペア=吉川和多留) 2000年: 決勝16位(ペア=S.クラファー) 2001ヤマハロードレーサー『YZF-R7』(耐久仕様) 2001ヤマハロードレーサー「YZF-R7」(耐久仕様)は、市販スーパースポーツモデルの「YZF-R7」をベースに、最高出力、最高速度、旋回性などの性能を向上させて、耐久レースのレギュレーションに合わせて仕様変更を行ったファクトリーマシンです。 とくに、2001年モデルでは、(1)ロングディスタンスでの扱い易さの向上、(2)旋回性と安定性を両立させたハンドリングの熟成、というふたつの課題を主眼にセットアップを行ない、高い戦闘力を引き出しています。 【主な特徴】 ●エンジン関連 市販モデル「YZF-R7」の特徴を最大限引き出しながら、戦闘力向上を照準に開発したエンジンを搭載しました。吸入空気量の増大、吸排気系の最適化、最高回転数の向上、ロス馬力低減などの改良を行ない、特に中速域からトップエンドでの性能アップが特徴です。 ●車体関連 GP500ccマシン「YZR500」の技術を反映させて開発したアルミ製デルタボックス?フレーム、及びロングリヤアーム等の特徴を効果的に活かし、ポテンシャルを最大限絞り出すセッティングを施しました。また、サスペンションセッティングの変更などにより、旋回性及びコーナーからの脱出時の優れた駆動力を生み出します。 仕様諸元 名称 エンジン形式 気筒数・配列 総排気量 最高出力 クラッチ形式 タイヤサイズ(前) タイヤサイズ(後) 懸架装置(前) 懸架装置(後) 2001 ヤマハYZF-R7 4サイクル・水冷・DOHC・5バルブ 前傾・並列4気筒 749cm3 170PS以上 乾式多板 16.5インチ/17インチ 16.5インチ/17インチ テレスコピック モノクロスサスペンション