詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 AMAスーパークロス ヤマハがワン・ツー獲得! マクグラス選手は3年連続チャンピオン 125cc東地区スーパークロス選手権でも ロンカダ選手がタイトル獲得 2000年5月11日 4月29日米国イリノイ州ジュリエットで行なわれたAMAスーパークロス第15戦で"チャパラルヤマハ"のジェレミー・マクグラス選手がYZ250Mを駆り優勝、最終戦を待たずして3年連続チャンピオンを獲得した。また、"ヤマハUSA"のダヴィッド・ビーラマン選手(仏)のランキング2位が決定した。 1月8日のアナハイム戦から復活祭を除く毎土曜日・全16戦に渡り開催された2000年AMAスーパークロス選手権は、5月6日のラスベガス戦で全日程を終了した。マクグラス選手は、この最終戦でも優勝を飾り今季10勝を獲得。ビーラマン選手の4勝と合わせ、ヤマハは今季AMAスーパークロスで14勝を獲得。1980年以来更新されることのなかった年間マニュファクチャー最多優勝の記録を更新した。 なお、最終戦でのマクグラス選手の優勝は、250ccでは通算70勝目、スーパークロス125cc 時代と合わせAMAシリーズで100勝目となった。 一方、スーパークロスの併催レースとして、全8戦で開催の125ccスーパークロス東地区シリーズでも、YZ125を駆るステファン・ロンカダ選手が同シリーズ最終戦となる4月29日のジュリエット大会でチャンピオンを決めた。 3年連続チャンピオンを獲得したマクグラス選手 マクグラス(中央)とビーラマン(右)/第15戦 2000年のAMAスーパークロス選手権は1月8日のアナハイム戦で開幕。マクグラス選手は、まずこの開幕戦で優勝。「オフのトレーニングの成果を挙げることが出来た。今年は勝ち続けるつもり」とレース後の談話の通り、続く第2戦も優勝し幸先よいシーズンインを果した。しかし第3戦、第4戦は、今年世界選手権モトクロスからAMAスーパークロスへと転向し"ヤマハUSA"からの出場のビーラマン選手が活躍。ビーラマンは第3、第4戦と連続優勝し、第4戦終了時にはマクグラス90点、ビーラマン88点と僅差でランキング首位を争い、中盤戦からの流れに注目が集まる。 だが、マクグラス選手は第5戦以降4連勝と安定した速さを披露。高温多湿に見まわれた第9戦デイトナでも、優勝こそ逃すも2位表彰台をゲット。また第13戦ダラスでは決勝中の転倒で最後尾からの追い上げを強いられ4位入賞に留まるが、結局全16戦中優勝10回、2位3回、3位1回、4位2回という安定した速さでトータル372ポイントを獲得。シーズンを通じてランク首位の座を1度も譲ることなくチャンピオンを獲得した。 一方のビーラマン選手も、第3戦でのスーパークロス初優勝を含め、優勝4回を含めて全16戦中13回表彰台を獲得し、ランキング2位を獲得。ヤマハが2000年AMAスーパークロスでワン・ツーを飾った。