2019カップ戦 第5節 - 試合日程・結果
2019カップ戦 第5節:宗像サニックス戦の結果をご報告します。
2019カップ戦 第5節
7/20(土) 19:00 Kick off
福岡県 レベルファイブスタジアム
宗像サニックス |
VS | ヤマハ発動機ジュビロ |
||
---|---|---|---|---|
7 | 前半 0-14 後半 7-38 |
52 |
カップ戦最終戦、8トライで快勝締め
カップ戦最終節は福岡県にて宗像サニックスとナイターゲームでの対戦となった。同会場にて第1試合として行われた「東芝-九州電力」戦の結果、東芝がプールB組の1位通過を確定。そのため、第2試合のヤマハとサニックスの両チームにとっては、この試合がカップ戦の最終戦となった。
九州地域は台風の影響により、朝から悪天候に見舞われた。雨は激しさを増すばかりという状況の中、第1試合からレベルファイブスタジアムには続々と来場者が続き、第2試合前にはメイン中央はほぼ満席に。選手たちを鼓舞する声援の中、午後7時のキックオフを迎えた。
サニックスのキックオフで試合が始まる。立ち上がりはサニックスが細かくボールを繋ぎ、ヤマハ陣に攻め込む展開に。三村選手や西内選手らが執拗なタックルを繰り返し、相手ボールを奪うと、大戸主将が大きくゲイン。「相手陣に入ったら、必ず得点して帰ることを全員で意識した」と大戸主将が語るように、このチャンスを継続して前半14分にラックからのボールを受けた大戸主将が左隅に先制トライ。難しい位置のゴールを福岡県出身の五郎丸選手が成功させ、スタンドを沸かせた。
そのトライ直後から豪雨がレベルファイブスタジアムに降り注ぎ始める。レフェリーも選手も目を開くのもやっという厳しい環境の中、ゲームが続く。ボールが滑るため、両チームともキックを多用。膠着状態に陥る。
前半30分、スクラムから展開し、シオネ選手が前に出る。今季初の先発出場のスクラムハーフ矢富(勇)選手が素早くボールを放ち、ウィングの石塚選手が相手ゴール前にボールを運ぶ。できた密集から新人の舟橋選手が力強く飛び込みトライ。右隅の位置から五郎丸選手がゴールを決め、前半を14-0とリードして折り返す。
ヤマハのキックオフで後半が始まる。立ち上がりはサニックスがボールを保持。前半に見せた細かい繋ぎの展開から、サニックスがトライを決め、14-7となる。
強雨のコンディションから混戦になるムードがスタンドを覆う。その空気を断ち切ったのがセンターのシオネ選手。ラックからのボールを持ち出し、自ら30mを走り切って中央にトライを決めた。
この得点で勢いがついたヤマハは直後のキックオフボールを自陣から展開し、サム選手がステップを切り、中央にトライ。五郎丸選手のゴールも決まり、一気に26-7とリードを広げた。
さらにラインアウトからモールを押し込み、福岡県出身の日野選手がトライ。新加入のマロ選手の2連続トライが続き、最後は三村選手がラインアウトからのモールを押し込みトライ。52-7でカップ戦最終戦を勝利で締めた。
試合後インタビュー
大戸主将コメント
「まるでホーム戦のようなご声援をいただき、プレーしていて本当に有難く思いました。特に今日のような悪天候でしたので、ファンの方々の声援に励まされました。
今日の試合は、前節の反省点であった、相手陣に入ったら得点を取り切って戻ることを意識し、その点については、今日は改善されたとポジティブに捉えています。しかし、まだまだ乗り越えなくてはならない課題もいくつもあり、また来週からチーム全員で成長できるようにハードワークしていきたいと思います。
このカップ戦期間も、自分にとっては入団以来、初めてと言って良いくらいの強度ある練習を行い続けました。堀川監督の言うとおり、今しかできないハードな挑戦に全員で取り組んでいます。カップ戦の反省点を活かして、1月からのトップリーグに向けて頑張っていきます。」
試合詳細・メンバー
宗像サニックス | ヤマハ発動機ジュビロ | |||
---|---|---|---|---|
前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
0 | 1 |
T | 2 |
6 |
0 | 1 |
G | 2 | 4 |
0 | 0 |
PT | 0 | 0 |
0 | 0 |
PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
0 | 7 | 計 | 14 | 38 |
7 | 合計 | 52 |
宗像サニックス | |
---|---|
1 |
佐々木 駿 |
2 | 隈本 浩太 |
3 | 尾池 亨允 |
4 | タタナ ダラス |
5 | サム・チョンキット |
(6) | 濱里 祐介 |
7 | ダン・プライアー |
8 | 金堂 礼 |
9 | 山岡 楽 |
10 | ジェイソン・エメリー |
11 | 今村 雄太 |
12 | 森林 啓斗 |
13 | 王 授榮 |
14 | カーン・ヘスケス |
15 | 屋宜 ベンジャミンレイ |
16 | 倉屋 望 |
17 | 申 東源 |
18 | 村上 翔梧 |
19 | 西井 利宏 |
20 | 廣田 耀規 |
21 | 下山 翔平 |
22 | 濱里 耕平 |
23 | 香川 凛人 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半0分 | 3→18 |
入替 | 後半6分 | 9→22 |
入替 | 後半13分 | 4→19 |
入替 | 後半19分 | 1→17 |
入替 | 後半19分 | 8→20 |
入替 | 後半19分 | 11→23 |
入替 | 後半21分 | 2→16 |
入替 | 後半27分 | 7→21 |
ヤマハ発動機ジュビロ | |
---|---|
1 |
岡本 慎太郎 |
2 | 日野 剛志 |
3 | 伊藤 平一郎 |
4 | 桑野 詠真 |
5 | 舟橋 諒将 |
(6) | 大戸 裕矢 |
7 | 三村 勇飛丸 |
8 | 西内 勇人 |
9 | 矢富 勇毅 |
10 | サム・グリーン |
11 | マロ・ツイタマ |
12 | シオネ・トゥイプロトゥ |
13 | 小林 広人 |
14 | 石塚 弘章 |
15 | 五郎丸 歩 |
16 | 名嘉 翔伍 |
17 | 植木 悠治 |
18 | 土山 勇樹 |
19 | 粟田 祥平 |
20 | オラジュウォン・ノア |
21 | 吉沢 文洋 |
22 | 清原 祥 |
23 | 鹿尾 貫太 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半3分 | 8→20 |
入替 | 後半13分 | 1→17 |
入替 | 後半13分 | 9→21 |
入替 | 後半16分 | 14→23 |
入替 | 後半20分 | 2→16 |
入替 | 後半20分 | 3→18 |
入替 | 後半27分 | 15→22 |
入替 | 後半39分 | 6→19 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
14分 |
ヤマハ発動機 | (6)大戸 裕矢 | T | 0-5 |
16分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸 歩 | G | 0-7 |
32分 | ヤマハ発動機 | (5)舟橋 諒将 | T | 0-12 |
33分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸 歩 | G | 0-14 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
5分 |
宗像サニックス | (13)王 授榮 | T | 5-14 |
6分 | 宗像サニックス | (10)ジェイソン・エメリー | G | 7-14 |
9分 | ヤマハ発動機 | (12)シオネ・トゥイプロトゥ | T | 7-19 |
10分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸 歩 | Gx | 7-19 |
12分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | T | 7-24 |
12分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸 歩 | G | 7-26 |
18分 | ヤマハ発動機 | (2)日野 剛志 | T | 7-31 |
19分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸 歩 | Gx | 7-31 |
28分 | ヤマハ発動機 | (11)マロ・ツイタマ | T | 7-36 |
29分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | G | 7-38 |
31分 | ヤマハ発動機 | (11)マロ・ツイタマ | T | 7-43 |
32分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | G | 7-45 |
39分 | ヤマハ発動機 | (7)三村 勇飛丸 | T | 7-50 |
40分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | G | 7-52 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
堀川監督コメント
「まず、レベルスタジアムという素晴らしい会場でプレーできたことに感謝しています。また台風にも関わらず、観戦に来てくださった方々にお礼申し上げます。おかげで選手たちは高いモチベーションを持ってゲームができました。
さて今日の試合ですが、雨と風の厳しいコンディションでしたが、80分間、ヤマハがゲームを支配できた内容だったと思います。しかし、ヤマハの強みであるスクラム、ラインアウトなどのセットプレーや、ブレイクダウンの激しさなど足りない点が、このカップ戦5試合を通じて浮き彫りになりました。来年1月からのトップリーグに向けて、5か月間かけて、チームとして成長していきたいと思います。
この試合でヤマハのカップ戦は終了となりますが、チームが春にスタートしてからカップ戦の期間中も、新しいトレーニング方法を導入し、試合前でも強度あるトレーニングを選手に課しました。今は、チーム全体が乗り越えなくてはならない壁に立ち向かっている最中と言えます。厳しい環境にあえてチャレンジしています。この成果がレギュラーシーズンに結果として出せるように、全員で積み上げていきます。」