2019カップ戦 第1節 - 試合日程・結果
2019カップ戦 第1節:九州電力戦の結果をご報告します。
2019カップ戦 第1節
6/22(土) 13:00 Kick off
北海道 月寒ラグビー場
ヤマハ発動機ジュビロ |
VS | 九州電力 |
||
|---|---|---|---|---|
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62 | 前半 36-7 後半 26-5 |
12 | ![]() |
10トライで開幕戦を白星発進
2019年の最初の公式戦は「トップリーグカップ2019の第1節」。この大会はワールドカップ開催のため、今回特別に設定された大会で、トップリーグ16チームに加え、トップチャレンジの8チームが加わり、24チームが4つのプールに分けられて争われる。(注:トヨタ自動車が出場辞退となり、23チームに変更)
ブールB組のヤマハは、初戦にて古豪の九州電力と対戦。2010年度のトップリーグ入替戦以来の対戦となる今回の舞台は北の大地、北海道は札幌の月寒ラグビー場が用意された。
朝から札幌市内は雷と強い雨が降り注ぎ、試合開催が心配されたが、キックオフ前に小雨になり、午後1時に九州電力のキックオフで試合が始まる。
ヤマハは新加入のグリーン選手のキックで相手陣に入り、前半5分に連続攻撃から新人で札幌出身の舟橋選手が右隅にトライを決める。地元選手のトライにより会場は歓声に包まれた。
続いてツイタマ選手のトライが続き、10-0とリードを広げるが、九州電力も大胆なアタックから対抗。1トライを奪い、10-7と詰め寄られる。
この日、安定したプレーを見せていたのがウィングの和田選手。緩急つけたランニングからチャンスを作り、前半16分にラックサイドを突破してトライ。この得点で勢いをつけたヤマハは、篭島選手、ツイタマ選手、ノア選手のトライが続き、36-7で前半を終える。
雨が止むことなく後半が始まる。開始直後からヤマハが攻め込むも、ひたむきなタックルを繰り返す九州電力の防御網を崩せず、苦戦を強いられる。重苦しい雰囲気を変えたのはゲームキャプテンの名嘉選手。後半12分に力強い突進からチームを波に乗せるトライを右隅に決めた。
ヤマハはこの得点をきっかけに後半の主導権を握り、鹿尾選手、西内(兄)選手、清原選手のトライが続き、最終スコアを62-12とし、初戦を白星で飾った。
この試合で岡本選手、土山選手、舟橋選手、ノア選手、グリーン選手、ツイタマ選手、李選手の7選手が「ヤマハブルー」のジャージに袖を通した。新しいヤマハスタイルを築く新戦力への期待感が増した開幕戦となった。



(撮影:甲斐博之氏)
試合後インタビュー
■名嘉ゲームキャプテン
「今日はFWとしては全てのスクラムを押すことを目標としていました。中盤で押し込まれる場面もあり、目標達成とはなりませんでした。一方、ラインアウトはマイボールは100%の獲得ができたので、ここは良かったと思います。最初のゲームでしたので、精度がまだまだですが、これから1戦1戦を通して、精度を上げていくことができればと思います。」
試合詳細・メンバー
| ヤマハ発動機ジュビロ | 九州電力 | |||
|---|---|---|---|---|
| 前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
6 |
4 | T | 1 | 1 |
| 3 | 3 | G | 1 | 0 |
| 0 | 0 | PG | 0 | 0 |
| 0 | 0 | DG | 0 | 0 |
| 36 | 26 | 計 | 7 | 5 |
| 62 | 合計 | 12 | ||
| ヤマハ発動機ジュビロ | |
|---|---|
1 |
岡本 慎太郎 |
| (2) | 名嘉 翔伍 |
| 3 | 土山 勇樹 |
| 4 | 桑野 詠真 |
| 5 | 舟橋 諒将 |
| 6 | 粟田 祥平 |
| 7 | 廣川 翔也 |
| 8 | オラジュウォン・ノア |
| 9 | 篭島 優輝 |
| 10 | サム・グリーン |
| 11 | マロ・ツイタマ |
| 12 | 鹿尾 貫太 |
| 13 | 小林 広人 |
| 14 | 和田 源太 |
| 15 | 石塚 弘章 |
| 16 | 江口 晃平 |
| 17 | 西内 勇二 |
| 18 | 大塚 健太 |
| 19 | 李 珍錫 |
| 20 | 西内 勇人 |
| 21 | 吉沢 文洋 |
| 22 | 清原 祥 |
| 23 | ヴィリアミ・タヒトゥア |
| 交替・入替 | ||
|---|---|---|
| 種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半17分 | 1→17 |
| 入替 | 後半17分 | 2→16 |
| 入替 | 後半17分 | 3→18 |
| 入替 | 後半22分 | 9→21 |
| 入替 | 後半22分 | 6→20 |
| 入替 | 後半25分 | 4→19 |
| 入替 | 後半25分 | 12→23 |
| 入替 | 後半26分 | 14→22 |
| 九州電力 | |
|---|---|
1 |
徳永 一斗 |
| 2 | 木付 丈博 |
| 3 | 廣畑 光太朗 |
| 4 | 浦川 伸太郎 |
| 5 | 園中 良寛 |
| (6) | 山田 有樹 |
| 7 | 平田 一真 |
| 8 | 井上 敬浩 |
| 9 | 小森 光太郎 |
| 10 | 松下 彰吾 |
| 11 | 本田 佳人 |
| 12 | 中づる 憲章 |
| 13 | 早田 健二 |
| 14 | 高屋 直生 |
| 15 | 加藤 誠央 |
| 16 | 仲西 良太 |
| 17 | 鹿子島 良輔 |
| 18 | 大野 和真 |
| 19 | 高井 迪郎 |
| 20 | 小原 渉 |
| 21 | 中尾 康太郎 |
| 22 | 荒牧 佑輔 |
| 23 | 黒木 健人 |
| 交替・入替 | ||
|---|---|---|
| 種類 | 時間 | 背番号 |
交替 |
前半29分 | 10→22 |
| 入替 | 後半13分 | 7→20 |
| 入替 | 後半17分 | 3→18 |
| 入替 | 後半22分 | 4→19 |
| 入替 | 後半22分 | 9→21 |
| 交替 | 後半22分 | 8→16 |
| 交替 | 後半30分 | 11→23 |
| 入替 | 後半30分 | 1→17 |
得点経過
| 前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
|---|---|---|---|---|
3分 |
ヤマハ発動機 | (5)舟橋諒将 | T | 5-0 |
| 4分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | Gx | 5-0 |
| 5分 | ヤマハ発動機 | (11)マロ・ツイタマ | T | 10-0 |
| 7分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | Gx | 10-0 |
| 8分 | 九州電力 | (11)本田佳人 | T | 10-5 |
| 8分 | 九州電力 | (10)松下彰吾 | G | 10-7 |
| 16分 | ヤマハ発動機 | (14)和田源太 | T | 15-7 |
| 17分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | G | 17-7 |
| 20分 | ヤマハ発動機 | (9)篭島優輝 | T | 22-7 |
| 21分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | G | 24-7 |
| 34分 | ヤマハ発動機 | (11)マロ・ツイタマ | T | 29-7 |
| 36分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | Gx | 29-7 |
| 39分 | ヤマハ発動機 | (8)オラジュウォン・ノア | T | 34-7 |
| 41分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | G | 36-7 |
| 後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
|---|---|---|---|---|
12分 |
ヤマハ発動機 | (2)名嘉翔伍 | T | 41-7 |
| 13分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | G | 43-7 |
| 15分 | ヤマハ発動機 | (12)鹿尾貫太 | T | 48-7 |
| 16分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | G | 50-7 |
| 26分 | ヤマハ発動機 | (20)西内勇人 | T | 55-7 |
| 27分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | G | 57-7 |
| 30分 | 九州電力 | (19)高井迪郎 | T | 57-12 |
| 30分 | 九州電力 | (21)中尾康太郎 | Gx | 57-12 |
| 32分 | ヤマハ発動機 | (22)清原祥 | T | 62-12 |
| 34分 | ヤマハ発動機 | (10)サム・グリーン | Gx | 62-12 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)


■堀川監督コメント
「今日はゲームコントロール、自分たちのスタイル、一貫性の3つを柱にこの試合に挑みました。初戦ですので、まだ自分たちが出来なかったこともたくさんあります。一つ一つ自分たちのスタイルを積み上げていきたいと思います。札幌出身で新人の舟橋選手。先制トライを決め、自分の役割もしっかりと理解し、マンオブザマッチにふさわしい活躍を見せてくれました。頼もしい限りです。今日は悪天候の中でしたが、たくさんの北海道の方々にご来場いただき、感謝しています。ワールドカップが札幌でも開催されますので、今日の試合が北海道ラグビーの弾みに繋がれば幸いです。」