2018-2019順位決定戦 1回戦 - 試合日程・結果
2018-2019順位決定戦 1回戦:NTTコミュニケーションズ戦の結果をご報告します。
2018-2019順位決定戦 1回戦
12/ 1(土) 13:00 Kick off
静岡県 ヤマハスタジアム
ヤマハ発動機ジュビロ |
VS | NTTコミュニケーションズ |
||
---|---|---|---|---|
33 | 前半 19-14 後半 14-7 |
21 |
スクラムを制し、ホームで5年連続のベスト4入りを決める
2003年度に始まったジャパンラグビートップリーグ。16年目にして初となるヤマハスタジアムでのプレーオフは、近年、選手層に厚みが増してきたNTTコミュニケーションズ(以下、NTT)を迎えての準々決勝となった。
強い風に応援フラッグがなびく午後1時にNTTのキックオフで試合が始まる。先制したのはNTT。5分にラインアウトから展開し、マフィ選手が中央に飛び込みトライを決める。
ヤマハはゲリー選手のキャッチからチャンスを作ると、矢富(勇)選手がライン際を快走。相手ゴール前に攻め込む。相手に反則があり、ペナルティーゴールを狙える位置をヤマハFWは迷わずにスクラムを選択。8人が一体となって押し込み、堀江主将がボールを押さえてトライ。五郎丸選手のゴールも決まり、7-7の同点とする。
29分、NTTもピッチを広くつかう攻撃を展開し、ロス選手が中央にトライ。再びヤマハからリードを奪う。
直後のキックオフでヤマハはすぐにボールを奪い、矢富(勇)選手が素早く展開。ゲリー選手が左隅に飛び込んでトライを決め、難しい角度のゴールを五郎丸選手が成功させて、14-14と同点に追いつく。
勢いがついたヤマハは、攻守に渡りワールドクラスのプレーを見せるスミス選手が前半終了間際にラックサイドを突破してトライを決め、19-14と逆転に成功して折り返す。
風上に立った後半、ヤマハは相手陣でのゲームを続け、後半14分にスクラムで圧力をかけると、主審の麻生レフェリーがペナルティートライを認定。7点が追加され、26-14と点差を広げる。
その後もタヒトゥア選手の突進や、大戸選手のチャージなどでNTT陣に攻め込み、途中出場の桑野選手が相手ディフェンスを突破して右中間にトライ。五郎丸選手がしっかりとゴールを決めて、33-14とする。
27分、NTTは得意とするスピードある展開から1トライを奪うが、ヤマハは安定したセットプレーから落ち着いた試合運びを見せ、NTTに追加点を与えず、そのまま試合終了。33-21でヤマハが5年連続のトップ4入りをホームのヤマハスタジアムで決めた。
※後半にトライを決めた桑野選手(写真:甲斐博之氏)
試合後インタビュー
■堀江主将
「気持ちとしては、得点差ほど、危なくない試合という印象です。試合をしながら、スクラムの強みをじわじわと出すことができ、試合の流れを優位に運べたと思っています。また、今日はディフェンスが良く、自信につながりました。
いよいよトップ4の舞台になります。ここまで勝ち上がってくるチームは、どのチームもそれぞれの強みを持っています。ヤマハはこだわってきたスクラムとセットプレーに磨きをかけ、挑みたいと思います。」
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | NTTコミュニケーションズ | |||
---|---|---|---|---|
前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
3 |
1 | T | 2 | 1 |
2 | 1 | G | 2 | 1 |
0 | 1 | PT | 0 | 0 |
0 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
19 | 14 | 計 | 14 | 7 |
33 | 合計 | 21 |
ヤマハ発動機ジュビロ | |
---|---|
1 |
山本 幸輝 |
2 | 日野 剛志 |
3 | 伊藤 平一郎 |
4 | 大戸 裕矢 |
5 | ディネスバラン・クリシュナン |
6 | 三村 勇飛丸 |
7 | クワッガ・スミス |
(8) | 堀江 恭佑 |
9 | 矢富 勇毅 |
10 | 清原 祥 |
11 | ゲリー・ラブスカフニ |
12 | ヴィリアミ・タヒトゥア |
13 | 小林 広人 |
14 | シオネ・トゥイプロトゥ |
15 | 五郎丸 歩 |
16 | 名嘉 翔伍 |
17 | 仲谷 聖史 |
18 | 山村 亮 |
19 | 桑野 詠真 |
20 | モセ・トゥイアリイ |
21 | 吉沢 文洋 |
22 | 鹿尾 貫太 |
23 | 田中 渉太 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半11分 | 8→19 |
入替 | 後半20分 | 6→20 |
入替 | 後半20分 | 12→22 |
入替 | 後半22分 | 1→17 |
入替 | 後半22分 | 9→21 |
入替 | 後半32分 | 15→23 |
入替 | 後半34分 | 2→16 |
入替 | 後半40分 | 3→18 |
交替 | 後半40分 | 13→15 |
NTTコミュニケーションズ | |
---|---|
1 |
上田 竜太郎 |
2 | 三浦 嶺 |
3 | 三宮 累 |
4 | 中島 進護 |
5 | ロス アイザック |
6 | ロバート・クルーガー |
(7) | 金 正奎 |
8 | アマナキ・レレイ・マフィ |
9 | 湯本 睦 |
10 | ルテル・ラウララ |
11 | 石井 魁 |
12 | 石橋 拓也 |
13 | シェーン・ゲイツ |
14 | 羽野 一志 |
15 | 小倉 順平 |
16 | アレックス・マフィ |
17 | 庵奥 翔太 |
18 | レイルアマーフィー |
19 | 鶴谷 昌隆 |
20 | 牧野内 翔馬 |
21 | 鶴田 諒 |
22 | 石井 勇輝 |
23 | 池田 悠希 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半9分 | 1→17 |
入替 | 後半9分 | 3→18 |
入替 | 後半22分 | 9→21 |
入替 | 後半23分 | 12→22 |
入替 | 後半23分 | 6→19 |
交替 | 後半33分 | 2→16 |
入替 | 後半34分 | 11→23 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
6分 |
NTTコム | (8)アマナキ・レレイ・マフィ | T | 0-5 |
7分 | NTTコム | (10)ルテル・ラウララ | G | 0-7 |
12分 | ヤマハ発動機 | (8)堀江恭佑 | T | 5-7 |
13分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 7-7 |
29分 | NTTコム | (5)ロスアイザック | T | 7-12 |
30分 | NTTコム | (10)ルテル・ラウララ | G | 7-14 |
31分 | ヤマハ発動機 | (11)ゲリー・ラブスカフニ | T | 12-14 |
32分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 14-14 |
38分 | ヤマハ発動機 | (7)クワッガ・スミス | T | 19-14 |
40分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | Gx | 19-14 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
14分 |
ヤマハ発動機 | ペナルティトライ | PT | 26-14 |
21分 | ヤマハ発動機 | (19)桑野詠真 | T | 31-14 |
22分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 33-14 |
27分 | NTTコム | (13)シェーン・ゲイツ | T | 33-19 |
28分 | NTTコム | (10)ルテル・ラウララ | G | 33-21 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
■清宮監督
「完勝とは言えない内容でしたが、スクラムの場面でヤマハがNTTコミュニケーションズを上回ったのが勝因の一つです。2つもスクラムトライを奪ったチームが勝つ、それがラグビーという競技でしょう。また、失点した直後に、すぐに得点を奪い返すことができたことも勝因に挙げられます。得点したおかげで、スコアの面でのストレスを感じずにプレーできました。
次の準決勝も、我々の強みを全面に出して、ヤマハのやるべきことをしっかりとグラウンドで表現したいと思います。」