2018-2019トップリーグ 第7節 - 試合日程・結果
2018-2019トップリーグ 第7節:リコー戦の結果をご報告します。
2018-2019トップリーグ 第7節
10/20(土) 14:00 Kick off
大阪府 万博記念競技場
ヤマハ発動機ジュビロ |
VS | リコー |
||
|---|---|---|---|---|
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40 | 前半 21-17 後半 19-19 |
36 | ![]() |
強風の最終節、6トライでリコーに競り勝ち
最終節は首位通過を狙うヤマハと、前節にパナソニックを破ったリコーが大阪で激突。朝からの雨は上がり、強い風が吹きつける中、午後2時にキックオフとなった。
先制したのリコー。風上を利用し、キックでヤマハ陣に入ると、前半3分にペナルティーゴール、5分にトライを奪い、0-10とリコーが得点を重ねた。
向い風に立ち向かうようにゲームキャプテンのタヒトゥア選手が突進。ラインアウトで相手陣に入り、アーノルド選手がキャッチしたボールを素早く展開し、小林選手が中央にトライ。さらにスミス選手がこの日も密集から突破を図り、大きくゲイン。最後はタヒトゥア選手が中央に飛び込んでトライを決め、14-10と逆転する。
ところがタックルミスからリコーにトライを許し、14-17と再びリコーがリードを奪う。ここでヤマハベンチが桑野選手をピッチに送り込み、流れを変える。39分に大戸選手の絶妙なパスを受け、小林選手が2トライ目を決めた。マッガーン選手のゴールも決まり、21-17で前半を終える。
風上の後半、スピーディーな展開を続け、後半8分にスクラムから三村選手が仕掛けて、タヒトゥア選手がトライ。28-17とし、流れをつかんだかに見えた。
ここでリコー首脳陣が動き、試合巧者のベイトマン選手やパワフルなロトアヘア大和選手をピッチに送り込むとリコーが2連続トライ。スコアは28-29と、リコーが3度目のリードを奪う目まぐるしい試合展開となる。
26分、安定したスクラムからタイミング良く矢富(勇)選手がパスを放ち、マッガーン選手がゴールポスト直下にトライ。さらに相手がイエローカードで一人足りない時間に、ラインアウトからモールを押し込み、日野選手がトライ。40-29とリードを広げた。
アタックの勢いが衰えないリコーは果敢な攻撃を見せ、34分に1トライを返す。40-36と4点差に詰め寄られる。勝負の行方が分からなくなった残り5分、ヤマハはトゥイアリイ選手や大戸選手らを軸にアタックを重ね、ノーサイドのホーンを待つ。そこで相手が密集で反則し、マッガーン選手がバックスタンドにボールを蹴り出して試合終了。ヤマハはカンファレンス6勝目を上げ、勝ち点でパナソニックより上のため、ホワイトカンファレンス首位が確定した。
試合後、清宮監督は「優勝決定トーナメントの1回戦はおそらくNTTコミュニケーションズ。ヤマハ選手のポテンシャルを上げて、強いヤマハとなって12月を迎えたい」と語った。
※スタンドオフとして活躍、マッガーン選手(撮影:久保暁生氏)
試合後インタビュー
■マッガーン選手
「リコーは先週にパナソニックを破っており、非常に激しい相手でした。しかし、ヤマハのFWがしっかりしたスクラムやラインアウトでボールを獲得してくれ、私の隣にはタヒトゥア選手や小林選手など強いランナーがおり、私としては動きやすい試合でした。自分のミスでトライされた場面もあったので、トライを奪うことでチームに貢献でき、ホッとしました。
ヤマハのBKには良い選手が何人もいますので、自分が決勝トーナメントに出場できるように、11月もしっかりとトレーニングします。今日はたくさんの応援を有難うございました。」
試合詳細・メンバー
| ヤマハ発動機ジュビロ | リコー | |||
|---|---|---|---|---|
| 前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
3 |
3 | T | 2 | 3 |
| 3 | 2 | G | 2 | 2 |
| 0 | 0 | PG | 1 | 0 |
| 0 | 0 | DG | 0 | 0 |
| 21 | 19 | 計 | 17 | 19 |
| 40 | 合計 | 36 | ||
| ヤマハ発動機ジュビロ | |
|---|---|
1 |
仲谷 聖史 |
| 2 | 日野 剛志 |
| 3 | 伊藤 平一郎 |
| 4 | リチャード・アーノルド |
| 5 | ディネスバラン・クリシュナン |
| 6 | 大戸 裕矢 |
| 7 | クワッガ・スミス |
| 8 | 三村 勇飛丸 |
| 9 | 吉沢 文洋 |
| 10 | マット・マッガーン |
| 11 | 田中 渉太 |
| (12) | ヴィリアミ・タヒトゥア |
| 13 | 小林 広人 |
| 14 | 矢富 洋則 |
| 15 | 伊東 力 |
| 16 | 名嘉 翔伍 |
| 17 | 西内 勇二 |
| 18 | 山村 亮 |
| 19 | 桑野 詠真 |
| 20 | モセ・トゥイアリイ |
| 21 | 矢富 勇毅 |
| 22 | ニール・マレー |
| 23 | 鹿尾 貫太 |
| 交替・入替 | ||
|---|---|---|
| 種類 | 時間 | 背番号 |
交替 |
前半22分 | 15→22 |
| 入替 | 前半35分 | 4→19 |
| 入替 | 後半24分 | 9→21 |
| 入替 | 後半27分 | 3→18 |
| 入替 | 後半30分 | 5→20 |
| 入替 | 後半30分 | 12→23 |
| リコー | |
|---|---|
1 |
眞壁 貴男 |
| 2 | 森 雄基 |
| 3 | 柴田 和宏 |
| 4 | ジェイコブ・スキーン |
| 5 | ブロードハーストマイケル |
| 6 | エリオット・ディクソン |
| 7 | 武者 大輔 |
| 8 | 松橋 周平 |
| 9 | 高橋 敏也 |
| 10 | ブライス・ヘガティ |
| 11 | ロトアヘアアマナキ大洋 |
| (12) | 濱野 大輔 |
| 13 | 牧田 旦 |
| 14 | 渡邊 昌紀 |
| 15 | ロビー・ロビンソン |
| 16 | 芳野 寛 |
| 17 | 辻井 健太 |
| 18 | 大川 創太郎 |
| 19 | ロトアヘアポヒヴァ大和 |
| 20 | コリン・ボーク |
| 21 | 山本 昌太 |
| 22 | ティム・ベイトマン |
| 23 | 小松 大祐 |
| 交替・入替 | ||
|---|---|---|
| 種類 | 時間 | 背番号 |
交替 |
前半15分 | 3→18 |
| 入替 | 後半9分 | 7→19 |
| 入替 | 後半9分 | 9→21 |
| 入替 | 後半9分 | 13→22 |
| 入替 | 後半19分 | 6→20 |
| 入替 | 後半27分 | 10→23 |
| 入替 | 後半39分 | 1→17 |
| 入替 | 後半39分 | 2→16 |
得点経過
| 前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
|---|---|---|---|---|
3分 |
リコー | (10)ブライス・ヘガティ | PG | 0-3 |
| 5分 | リコー | (12)濱野 大輔 | T | 0-8 |
| 6分 | リコー | (10)ブライス・ヘガティ | G | 0-10 |
| 19分 | ヤマハ発動機 | (13)小林 広人 | T | 5-10 |
| 20分 | ヤマハ発動機 | (10)マット・マッガーン | G | 7-10 |
| 25分 | ヤマハ発動機 | (12)ヴィリアミ・タヒトゥア | T | 12-10 |
| 26分 | ヤマハ発動機 | (10)マット・マッガーン | G | 14-10 |
| 33分 | リコー | (9)高橋 敏也 | T | 14-15 |
| 34分 | リコー | (10)ブライス・ヘガティ | G | 14-17 |
| 39分 | ヤマハ発動機 | (13)小林 広人 | T | 19-17 |
| 40分 | ヤマハ発動機 | (10)マット・マッガーン | G | 21-17 |
| 後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
|---|---|---|---|---|
8分 |
ヤマハ発動機 | (12)ヴィリアミ・タヒトゥア | T | 26-17 |
| 9分 | ヤマハ発動機 | (10)マット・マッガーン | G | 28-17 |
| 12分 | リコー | (11)ロトアヘアアマナキ大洋 | T | 28-22 |
| 13分 | リコー | (10)ブライス・ヘガティ | G | 28-24 |
| 22分 | リコー | (19)ロトアヘアポヒヴァ大和 | T | 28-29 |
| 23分 | リコー | (10)ブライス・ヘガティ | Gx | 28-29 |
| 26分 | ヤマハ発動機 | (10)マット・マッガーン | T | 33-29 |
| 27分 | ヤマハ発動機 | (10)マット・マッガーン | G | 35-29 |
| 29分 | ヤマハ発動機 | (2)日野 剛志 | T | 40-29 |
| 30分 | ヤマハ発動機 | (10)マット・マッガーン | Gx | 40-29 |
| 33分 | リコー | (21)山本 昌太 | T | 40-34 |
| 34分 | リコー | (15)ロビー・ロビンソン | G | 40-36 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)












■清宮監督
「先手を取りたかったが、逆にリコーに10点のリードを奪われる展開となりました。ヤマハにもたくさんのチャンスが有りながら、誤った判断や意図のないプレーをしてしまうなど、未熟さが出た試合でした。もちろん、選手たちは30点差以上つけて勝とうと必死にプレーしてくれていました。精神的な部分で、彼らがさらに成長できるように、我々指導陣も12月の優勝決定トーナメントまでに改善を図っていきます。
それでも勝てたことは、ヤマハに地力が付いてきた証拠。勝って反省できることは有難いことです。
このカンファレンス戦は選手たちの可能性を探りながらの7試合でした。それぞれの選手たちのポテンシャルが見られ、これをベースに12月は強いヤマハを皆様にお見せしたいと思います。」