2018-2019トップリーグ 第4節 - 試合日程・結果
2018-2019トップリーグ 第4節:パナソニック戦の結果をご報告します。
2018-2019トップリーグ 第4節
9/22(土) 19:00 Kick off
東京都 秩父宮ラグビー場
パナソニック |
VS | ヤマハ発動機ジュビロ |
||
---|---|---|---|---|
15 | 前半 15-0 後半 0-0 |
0 |
真っ向勝負を挑むもパナソニックの壁を破れず今季初黒星
ホワイトカンファレンスの首位攻防戦となった第4節。午後7時のキックオフにも関わらず、多くの来場者が東京・秩父宮ラグビー場に駆けつけ、ラグビーへの関心が高まっていることを伺わせる賑やかな雰囲気の中でキックオフの時間を迎えた。
パナソニックのキックオフで試合が始まる。ヤマハは開始直後から縦への突進を繰り返し、クワッガ選手からヘル選手にボールが渡ると一気にゴール前へ雪崩込む。前半5分、ヤマハボールのスクラム。その好機にパスミスが起こり、地面に落ちたボールをドリブルされ、最後はパナソニックの山田選手が押さえてトライ。0-5と先制される。
気を取り直し、ヤマハは再びヘル選手やタヒトゥア選手らが果敢に突進を繰り返すが、パナソニックの巧みなディフェンスにより、ボールを落とすノックオンの反則を繰り返す。
19分、ゴール前でヤマハが反則。パナソニックの山沢選手にペナルティーゴールを決められ、スコアは0-8となる。さらに22分にパナソニックはボールを夜空に向けて高く蹴り上げ、ヤマハのキャッチミスを誘うと、再び山田選手がライン際を快走し、最後はサンウルブズでも大活躍のワイクス選手の手にボールが渡りトライ。0-15とリードを広げられる。
前半終了間際に、ヤマハFWが集中力を見せる。相手ボールのスクラムを押し込み、反則を誘う。右隅の位置から五郎丸選手がペナルティーゴールを狙う。約1万3,000人の来場者の視線が五郎丸選手に集中する中、蹴り上げられた楕円のボールは惜しくもゴールポストを外れ、得点を得られずに前半を終えた。
後半、開始直後からヤマハFWが相手陣に攻め入り、反撃ムードを作り出す。クリシュナン選手や日野選手らが鋭く相手ゴールラインにめがけて突進。スタンドオフの清原選手がラックからのボールを受け、左に展開するが、そこに味方の姿はなく、ボールがタッチラインを割ってしまう。
攻撃のテンポをあげるべく、ヤマハは西村選手、仲谷選手、三村選手、ゲリー選手、マッガーン選手らをピッチに送り込む。しかし、パナソニックのディフェンスは最後まで崩れず、後半40分は双方とも無得点のまま、0-15で試合終了となった。
ヤマハは4試合目にして初の黒星が付き、勝ち点は14のままとなり、首位の座をパナソニックに奪われた。試合後、堀江主将は「相手陣に入ってからの攻撃が単調になってしまった。もっと賢い選択をすべきだった」と悔やむ。フランカーのクワッガ選手は「決して勝てない相手ではない。ヤマハにツキがなかっただけ」と再戦を楽しみにしている様子を見せていた。
(画像:突進を繰り返すヘル選手)
試合後インタビュー
■堀江主将コメント
「トライを取りきれなかったヤマハと、少ないチャンスを得点に結びつけたパナソニック、その差が出た試合でした。しかし、パナソニック相手にアタックで前に出ることができたことは大きな収穫です。この手ごたえを決勝トーナメント進出に向けて活かしたいと思います。
課題は相手陣に入ってからの攻撃。もっと賢く攻めることができるように、来週も練習を重ねていきます。」
試合詳細・メンバー
パナソニック | ヤマハ発動機ジュビロ | |||
---|---|---|---|---|
前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
2 | 1 |
T | 0 |
0 |
1 | 0 |
G | 0 | 0 |
1 | 0 |
PG | 0 | 0 |
0 | 0 |
PT | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
15 | 0 | 計 | 0 | 0 |
15 | 合計 | 0 |
パナソニック | |
---|---|
1 |
稲垣 啓太 |
2 | 堀江 翔太 |
3 | 平野 翔平 |
4 | サム・ワイクス |
5 | ヒーナン ダニエル |
6 | 大西 樹 |
7 | マット・トッド |
8 | ベン・ガンター |
(9) | 内田 啓介 |
10 | 山沢 拓也 |
11 | 福岡 堅樹 |
12 | 松田 力也 |
13 | ハロルド・フォスター |
14 | 山田 章仁 |
15 | 森谷 圭介 |
16 | 坂手 淳史 |
17 | クレイグ・ミラー |
18 | ヴァル アサエリ愛 |
19 | ホラニ 龍コリニアシ |
20 | ツポウ テビタ |
21 | 田中 史朗 |
22 | 笹倉 康誉 |
23 | ディグビ・イオアネ |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
交替 |
前半4分 | 11→23 |
入替 | 後半4分 | 2→16 |
交替 | 後半4分 | 8→19 |
入替 | 後半8分 | 3→18 |
入替 | 後半13分 | 1→17 |
入替 | 後半15分 | 9→21 |
入替 | 後半37分 | 4→20 |
入替 | 後半37分 | 12→22 |
ヤマハ発動機ジュビロ | |
---|---|
1 |
山本 幸輝 |
2 | 日野 剛志 |
3 | 伊藤 平一郎 |
4 | 大戸 裕矢 |
5 | ディネスバラン・クリシュナン |
6 | ヘル ウヴェ |
7 | クワッガ・スミス |
(8) | 堀江 恭佑 |
9 | 吉沢 文洋 |
10 | 清原 祥 |
11 | 田中 渉太 |
12 | ヴィリアミ・タヒトゥア |
13 | 鹿尾 貫太 |
14 | 伊東 力 |
15 | 五郎丸 歩 |
16 | 名嘉 翔伍 |
17 | 仲谷 聖史 |
18 | 西村 颯平 |
19 | 桑野 詠真 |
20 | 三村 勇飛丸 |
21 | 篭島 優輝 |
22 | ゲリー・ラブスカフニ |
23 | マット・マッガーン |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半13分 | 3→18 |
入替 | 後半21分 | 1→17 |
入替 | 後半21分 | 8→20 |
入替 | 後半21分 | 15→22 |
入替 | 後半21分 | 11→23 |
入替 | 後半26分 | 2→16 |
入替 | 後半27分 | 6→19 |
入替 | 後半36分 | 9→21 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
4分 |
パナソニック | (14)山田章仁 | T | 5-0 |
6分 | パナソニック | (10)山沢拓也 | Gx | 5-0 |
19分 | パナソニック | (10)山沢拓也 | PG | 8-0 |
22分 | パナソニック | (4)サム・ワイクス | T | 13-0 |
24分 | パナソニック | (10)山沢拓也 | G | 15-0 |
42分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PGx | 15-0 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
|
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
■清宮監督コメント
「パナソニックに対して、上回っていた部分が多い試合内容でしたが、得点に結び付けられなかったのは、我々コーチスタッフの責任。ノックオンなどのミスが多く、特に得点できる場面でのノックオンが5,6回あったと思います。自分たちのミスで勝利を逃してしまった印象です。
前半にパナソニックに余裕あるプレーをさせてしまった点、15点を追いかける後半に、得点できる場面でミスが起きたこと、これをしっかりと分析し、次の試合に活かしていきたいと思います。」