2017-2018トップリーグ 準決勝 - 試合日程・結果
2017-2018トップリーグ 準決勝:サントリー戦の結果をご報告します。
2017-2018トップリーグ 準決勝
1/ 6(土) 16:00 Kick off
大阪府 ヤンマースタジアム長居
サントリー |
VS | ヤマハ発動機ジュビロ |
||
---|---|---|---|---|
49 | 前半 28-0 後半 21-7 |
7 |
7トライを奪われ、準決勝敗退
リーグ戦13試合を経て、2018年1月のトップリーグは順位決定トーナメントへ舞台を移した。各カンファレンス上位1、2位のチームが進むトップリーグ優勝決定トーナメントは今季は第55回日本選手権を兼ねることになり、より重みの増した年明けの試合となった。
準決勝の相手は今季の第3節で大接戦を演じた昨年の覇者サントリー。午後4時、誰もが未経験の試合開始の時間に大阪府のヤンマースタジアム長居にて、サントリーのキックオフで試合が始まった。
サントリーは序盤からスタンドオフのポジションに入ったギタウ選手を軸に快速BKが機能。前半5分にスクラムから展開し、ヤマハから先制トライを奪うと、14分にはヤマハボールのラインアウトでのボールを奪い、日本代表のヘンドリック選手が突進。最後は同じく日本代表の松島選手にボールが渡りトライ。さらに直後のキックオフからのボールもトライに結びつけ、22分にも1トライを追加。0-28と一方的なスコアで前半を終えた。
気温が一気に下がる後半、ヤマハはロックのバードゥル選手から八木下選手に、宮澤選手からサウ選手にメンバーを入替え、巻き返しを狙う。しかし、後半もギタウ選手の突破から2分と6分と連続でトライを奪われ、0-42と突き放される。
苦しい状況の中、奮起したのはロックの大戸選手。闘志あふれる突進を繰り返し、ようやくヤマハが相手陣ゴール前に辿り着く。トゥイアリイ選手や堀江選手らが果敢にアタックを仕掛け、矢富選手はタイミングの良いパスからヤマハらしいアタックの時間を作り出す。17分にヤマハボールのスクラムからサウ選手がディフェンス網を突き破りトライ。五郎丸選手のゴールも決まり、7-42とする。
しかし、その後もサントリーに1トライ許し、7-49とリードを広げられる。ヤマハは次の試合に繋げるべく、もう1トライを狙い、大田尾選手を軸にアタックを繰り返す。山村選手が大きな声でメンバーを鼓舞し、池町選手がリズム良くボールを展開。田中選手が左隅に飛び込みが惜しくもスローフォワードの判定に。続けて38分には小林選手が相手ゴールラインを割るが、ビデオ判定に。トライ前の密集でのヤマハの反則が確認され、トライは認められず、追加点を奪えずに試合終了となった。
※突破を図る伊東選手(撮影:久保暁生氏)
試合後インタビュー
堀江主将
「セットプレーでも、フィールドプレーでも、相手のプレッシャーを受け、しんどい展開でした。また、サントリーにアタックの時間を長く与えてしまい、このような厳しい試合になってしまいました。今年のチームとして出来る試合はあと1試合。来週のラストマッチは、自分たちのラグビーでシーズンを締めることができるように、来週もしっかりと練習を重ねていきたいと思います。」
試合詳細・メンバー
サントリー | ヤマハ発動機ジュビロ | |||
---|---|---|---|---|
前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
4 | 3 |
T | 0 |
1 |
4 | 3 |
G | 0 | 1 |
0 | 0 |
PT | 0 | 0 |
0 | 0 |
PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
28 | 21 | 計 | 0 | 7 |
49 | 合計 | 7 |
サントリー | |
---|---|
1 |
石原慎太郎 |
2 | 北出卓也 |
3 | 須藤元樹 |
4 | ジョー・ウィーラー |
5 | 真壁伸弥 |
6 | ツイヘンドリック |
7 | 西川征克 |
8 | ショーン・マクマーン |
(9) | 流大 |
10 | マット・ギタウ |
11 | 江見翔太 |
12 | 中村亮土 |
13 | 村田大志 |
14 | 中鶴隆彰 |
15 | 松島幸太朗 |
16 | 中村駿太 |
17 | 森川由起乙 |
18 | 垣永真之介 |
19 | 飯野晃司 |
20 | ジョーダン・スマイラー |
21 | 日和佐篤 |
22 | キャンベル・マグネイ |
23 | 竹本竜太郎 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半7分 | 10→22 |
入替 | 後半22分 | 15→23 |
入替 | 後半22分 | 1→17 |
入替 | 後半22分 | 2→16 |
入替 | 後半22分 | 3→18 |
入替 | 後半22分 | 9→21 |
入替 | 後半25分 | 8→20 |
入替 | 後半28分 | 6→19 |
ヤマハ発動機ジュビロ | |
---|---|
1 |
山本幸輝 |
2 | 日野剛志 |
3 | 伊藤平一郎 |
4 | 大戸裕矢 |
5 | ヨハン・バードール |
6 | モセ・トゥイアリイ |
7 | 三村勇飛丸 |
(8) | 堀江恭佑 |
9 | 矢富勇毅 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 田中渉太 |
12 | 宮澤正利 |
13 | マット・マッガーン |
14 | 伊東力 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 名嘉翔伍 |
17 | 植木悠治 |
18 | 山村亮 |
19 | 八木下惠介 |
20 | 西内勇人 |
21 | 池町信哉 |
22 | マレ・サウ |
23 | 小林広人 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半0分 | 5→19 |
入替 | 後半0分 | 13→22 |
入替 | 後半15分 | 7→20 |
入替 | 後半21分 | 1→17 |
入替 | 後半21分 | 2→16 |
入替 | 後半21分 | 3→18 |
入替 | 後半21分 | 9→21 |
入替 | 後半23分 | 15→23 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
5分 |
サントリー | (13)村田大志 | T | 5-0 |
6分 | サントリー | (10)マット・ギタウ | G | 7-0 |
14分 | サントリー | (15)松島幸太朗 | T | 12-0 |
15分 | サントリー | (10)マット・ギタウ | G | 14-0 |
17分 | サントリー | (11)江見翔太 | T | 19-0 |
18分 | サントリー | (10)マット・ギタウ | G | 21-0 |
22分 | サントリー | (10)マット・ギタウ | T | 26-0 |
24分 | サントリー | (10)マット・ギタウ | G | 28-0 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
2分 |
サントリー | (15)松島幸太朗 | T | 33-0 |
3分 | サントリー | (10)マット・ギタウ | G | 35-0 |
6分 | サントリー | (13)村田大志 | T | 40-0 |
7分 | サントリー | (10)マット・ギタウ | G | 42-0 |
18分 | ヤマハ発動機 | (22)マレ・サウ | T | 42-5 |
19分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 42-7 |
26分 | サントリー | (12)中村亮土 | T | 47-7 |
27分 | サントリー | (12)中村亮土 | G | 49-7 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
「けが人が多い現在のメンバーを見て、サントリーに勝つならば、後半勝負のシナリオだとを考え、あえて得点能力のあるサウ選手などをリザーブに入れました。しかし、前半の早い時間にディフェンスが崩壊してしまい、試合が壊れました。ヤマハにはヤマハのスタイルがあり、それぞれの選手に役割があります。車で例えるならば、ハンドル役の選手、エンジン役の選手、タイヤ役の選手がいて、今日の試合はエンジン役の選手がけがで不在。エンジンのない状態で走らなければならない日でした。しかし、そのような状態にしてしまったのは私を含めコーチスタッフの責任。次の3位決定戦では、今のヤマハが持っている力を出し切って、勝ってシーズンを終えたいと思います。」