2017-2018トップリーグ 第10節 - 試合日程・結果
2017-2018トップリーグ 第10節:東芝戦の結果をご報告します。
2017-2018トップリーグ 第10節
12/ 3(日) 14:00 Kick off
大阪府 ヤンマースタジアム長居
ヤマハ発動機ジュビロ |
VS | 東芝 |
||
---|---|---|---|---|
22 | 前半 7-14 後半 15-13 |
27 |
リーグ戦再開、ディフェンスに苦しみ今季3敗目
約1ヶ月間のリーグ戦中断期間を経て、第10節は大阪府のヤンマースタジアム長居にて東芝と対戦。ほぼ無風に加え、温かい日差しが差し込む中で午後2時にキックオフの時間を迎えた。
東芝のキックオフで試合が始まる。最初にチャンスを掴んだのはヤマハ。相手の反則からタッチキックで東芝ゴール前に入ると、ラインアウトからモールを組んで押し込み、開始5分で矢富選手がトライ。五郎丸選手のゴールも決まり、7-0と先制点を奪います。
先制点で勢いがついたヤマハは東芝陣でのゲームを続けますが、追加点には結びつかず、逆に27分に東芝BKのアタックに振り切られ、トライを許します。さらに失点後にもタックルミスが続き、33分にもトライを許します。7-14と逆転されて前半を終えます。
後半はヤマハのキックオフで試合が再開。3分に東芝はスクラムから左スペースに展開し、豊島選手が右コーナーに飛び込みトライ。東芝のバンワイク選手のゴールも決まり、7-21とリードを広げられます。
ヤマハは日野選手に植木選手、この試合がトップリーグデビューとなったバードゥル選手をピッチに送り、攻撃力を上げます。10分にラインアウトから展開し、大田尾選手、タヒトゥア選手、伊東選手とボールが渡り、最後は日野選手が右中間に飛び込みトライ。12-21と反撃にでます。
さらに13分に、タッチライン際を快走したクリシュナン選手が内側にボールを投げ、そのボールをキャッチした東芝のリーチ選手が味方にパスを投げるが、そのボールを大田尾選手が押さえてトライ。しかし、ビデオ判定によりクリシュナン選手の足がタッチラインを踏んでいたと判定され、トライは認められませんでした。
逆に東芝はペナルティーゴール(以下、PG)で追加点を奪い、12-24となります。しかし、ヤマハは大田尾選手を軸に攻撃を続け、25分に今季トップリーグ初登場となったフランカーの三村選手が中央にトライを決めます。五郎丸選手のゴールも決まり、5点差に19-24と迫ります。
しかし、東芝もヤマハの反則からPGを決め、19-28と9点差となります。残り10分となり、ヤマハは五郎丸選手のカウンター攻撃や伊東選手の走りからチャンスを作ります。37分に相手が反則すると、五郎丸選手がPGを決め、22-27と5点差に詰め寄ります。
残り3分、ヤマハは猛攻を続けますが、東芝の激しいディフェンスに阻まれ、今季3敗目を喫しました。5点差以内の敗戦のため、勝ち点1を獲得し、総勝ち点は「36」となり、今節もホワイトカンファレンスの2位を維持しました。
※復帰戦でトライを決めた三村選手(撮影:久保暁生氏)
試合後インタビュー
堀江主将
「負けた理由はシンプル。東芝のディフェンスに下げられ、スクラムも押せず、その状況がそのまま結果に出たと思います。自分たちはチャレンジャーだという気持ちがもっと必要でした。悔やまれるのはモールでのアタック。最初のトライの後、トライを取りきるモールが組めず、自分たちのリズムに持っていくことができませんでした。しっかりと分析し、次の試合に向けて精度を上げていきたいと思います。」
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | 東芝 | |||
---|---|---|---|---|
前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
1 |
2 | T | 2 | 1 |
1 | 1 | G | 2 | 1 |
0 | 0 | PT | 0 | 0 |
0 | 1 | PG | 0 | 2 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
7 | 15 | 計 | 14 | 13 |
22 | 合計 | 27 |
ヤマハ発動機ジュビロ | |
---|---|
1 |
山本幸輝 |
2 | 加藤圭太 |
3 | 伊藤平一郎 |
4 | 大戸裕矢 |
5 | デューク・クリシュナン |
6 | モセ・トゥイアリイ |
7 | 三村勇飛丸 |
(8) | 堀江恭佑 |
9 | 矢富勇毅 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 田中渉太 |
12 | ヴィリアミ・タヒトゥア |
13 | マレ・サウ |
14 | 伊東力 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 日野剛志 |
17 | 植木悠治 |
18 | 山村亮 |
19 | ヨハン・バードール |
20 | 八木下惠介 |
21 | 篭島優輝 |
22 | 石塚弘章 |
23 | 宮澤正利 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半5分 | 2→16 |
入替 | 後半7分 | 6→19 |
入替 | 後半7分 | 1→17 |
入替 | 後半15分 | 3→18 |
入替 | 後半15分 | 11→23 |
入替 | 後半33分 | 9→21 |
東芝 | |
---|---|
1 |
三上正貴 |
2 | 湯原祐希 |
3 | 浅原拓真 |
4 | 梶川喬介 |
5 | 小瀧尚弘 |
6 | 山本紘史 |
7 | 藤田貴大 |
8 | リーチマイケル |
9 | 藤原恵太 |
10 | スティーブン・ドナルド |
11 | 宇薄岳央 |
12 | 渡邊太生 |
(13) | リチャード・カフイ |
14 | 豊島翔平 |
15 | コンラッド・バンワイク |
16 | 森太志 |
17 | 田中圭一 |
18 | 知念雄 |
19 | 大野均 |
20 | リアム・メッサム |
21 | 小川高廣 |
22 | 中尾隼太 |
23 | 松延泰樹 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半23分 | 9→21 |
入替 | 後半30分 | 2→16 |
入替 | 後半30分 | 12→22 |
入替 | 後半40分 | 4→19 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
6分 |
ヤマハ発動機 | (9)矢富勇毅 | T | 5-0 |
7分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 7-0 |
27分 | 東芝 | (13)リチャード・カフイ | T | 7-5 |
28分 | 東芝 | (15)コンラッド・バンワイク | G | 7-7 |
33分 | 東芝 | (9)藤原恵太 | T | 7-12 |
34分 | 東芝 | (15)コンラッド・バンワイク | G | 7-14 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
3分 |
東芝 | (14)豊島翔平 | T | 7-19 |
5分 | 東芝 | (15)コンラッド・バンワイク | G | 7-21 |
10分 | ヤマハ発動機 | (16)日野剛志 | T | 12-21 |
12分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | Gx | 12-21 |
18分 | 東芝 | (21)小川高廣 | PG | 12-24 |
25分 | ヤマハ発動機 | (7)三村勇飛丸 | T | 17-24 |
25分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 19-24 |
29分 | 東芝 | (21)小川高廣 | PG | 19-27 |
37分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PG | 22-27 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
「トップリーグ中断期間に準備してきたプレーができたのが東芝で、出来なかったのがヤマハ。スクラムやタックルなど、東芝を上回るものがありませんでした。自分たちの強みを出せずに勝てる試合はありません。残り試合が5試合になりました(リーグ戦3試合、順位決定戦2試合)。目標を明確に定めて、取り組んでいきます。」