2017-2018トップリーグ 第9節 - 試合日程・結果
2017-2018トップリーグ 第9節:クボタ戦の結果をご報告します。
2017-2018トップリーグ 第9節
10/21(土) 14:00 Kick off
大阪府 万博記念競技場
クボタ |
VS | ヤマハ発動機ジュビロ |
||
---|---|---|---|---|
5 | 前半 5-7 後半 0-28 |
35 |
後半に地力を発揮、雨天のゲームを制す
第9節はクボタと大阪府の万博記念競技場にて対戦。強い台風の影響により、開幕戦を彷彿させるような強い雨の中での試合となった。
クボタのキックオフで試合が始まる。雨天のため、両チームともキックを多用した展開となる。先制したのはクボタ。前半9分にラインアウトから突破力のあるテアウパ選手が抜け出し、フォローした岡田選手がトライを決める。
ヤマハはキックしたボールを日野選手がキャッチし、反撃に出る。矢富選手が左右にリズムよくボールを出し、相手陣に攻め込む。五郎丸選手が蹴った高いハイパントのボールをクリシュナン選手が追いかけ、相手がノックオンのミス。ヤマハボールで再開されたスクラムからFWが密集の近場を攻め、最後はBKに展開し、五郎丸選手が鮮やかに駆け抜けてトライを決める。五郎丸選手自らゴールを決め、7-5と逆転に成功する。
後半はヤマハが風上に立ち、五郎丸選手のキックオフで試合が再開される。3分にキックしたボールをクリシュナン選手が再び猛追し、相手がボールをキャッチミスすると、ボールは矢富選手の手に渡り、走りこんできた西内選手がゴールに直進してトライ。14-5とリードする。
雨が次第に強くなる中、日野選手や伊東選手らが攻撃を仕掛け、相手が反則。ヤマハボールのラインアウトで相手ゴール前に迫ると、途中出場のヘル選手が密集を突破してトライ。五郎丸選手のゴールも決まり、21-5とリードを広げる。
クボタに何度も攻められる場面があったが、ウィング田中選手が素早い走りから、こぼれたボールを蹴りだしてピンチをしのぐ。ゴール前の相手FWの突進を大戸選手ががっちりとタックルで押し戻す。そして加藤選手や山村選手らベテラン勢がスクラムを押し込み、相手の反則を誘う。
猛攻に耐えると、35分にタヒトゥア選手からボールを受けたクリシュナン選手がタッチライン際を快速を飛ばし、矢富選手のトライを演出。さらに39分にはラインアウトから素早くBKに展開し、途中出場の宮澤副将がゴールポスト中央に今季初のトライを決めた。五郎丸選手は今季6試合目のゴール成功率100%を達成し、試合を締めた(第1節トヨタ戦、第3節サントリー戦、第4節リコー戦、第5節キヤノン戦、第7節NEC戦)。
清宮監督は「これまでの9試合で自分たちのスタイルが出来つつある。さらにヤマハのスタイルを磨きあげていきたい」と12月の4試合とプレーオフをも視野に、選手たちの成長に期待をかける。堀江主将は「まだ100%自分たちの力を出し切ったと言える試合をしていない」と後半節に意欲を見せた。
※激しく前に出る堀江主将
試合後インタビュー
堀江主将
「前半は相手の方が動きやキックしたボールへの反応が早く、苦しい展開になってしまいました。しかし、後半に途中出場したメンバーがパワーを与えてくれ、良いスクラムが組めました。また中盤のエリアでもモールをしっかり押すことができたことも後半の連続得点に繋がったと思います。中断期間に入りますが、今季はまだ自分たちの力を100%出し切ったといえる試合をしていないので、12月からの試合に向けて、さらに精度を上げていきたいと思います。」
試合詳細・メンバー
クボタ | ヤマハ発動機ジュビロ | |||
---|---|---|---|---|
前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
1 | 0 |
T | 1 |
4 |
0 | 0 |
G | 1 | 4 |
0 | 0 |
PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
5 | 0 | 計 | 7 | 28 |
5 | 合計 | 35 |
クボタ | |
---|---|
1 |
北川賢吾 |
(2) | 杉本博昭 |
3 | 松波昭哉 |
4 | アイブスジャスティン |
5 | 青木祐樹 |
6 | グラント・ハッティング |
7 | 末永健雄 |
8 | 四至本侑城 |
9 | 岡田一平 |
10 | ルイ・フーシェ |
11 | 近藤英人 |
12 | シオネ・テアウパ |
13 | マット・サンダース |
14 | 伊藤有司 |
15 | 合谷和弘 |
16 | 後藤満久 |
17 | 株木孝行 |
18 | 古賀太貴 |
19 | 金昊範 |
20 | 千葉雄太 |
21 | 井上大介 |
22 | 川向瑛 |
23 | ダンリアム |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半22分 | 4→19 |
入替 | 後半22分 | 13→23 |
入替 | 後半23分 | 1→17 |
入替 | 後半23分 | 3→18 |
入替 | 後半32分 | 5→20 |
入替 | 後半33分 | 2→16 |
入替 | 後半33分 | 9→21 |
入替 | 後半33分 | 10→22 |
ヤマハ発動機ジュビロ | |
---|---|
1 |
山本幸輝 |
2 | 日野剛志 |
3 | 伊藤平一郎 |
4 | 大戸裕矢 |
5 | デューク・クリシュナン |
6 | モセ・トゥイアリイ |
7 | 西内勇人 |
(8) | 堀江恭佑 |
9 | 矢富勇毅 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 田中渉太 |
12 | ヴィリアミ・タヒトゥア |
13 | マレ・サウ |
14 | 伊東力 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 加藤圭太 |
17 | 植木悠治 |
18 | 山村亮 |
19 | 八木下惠介 |
20 | ヘルウヴェ |
21 | 篭島優輝 |
22 | 石塚弘章 |
23 | 宮澤正利 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半16分 | 14→23 |
入替 | 後半16分 | 6→20 |
入替 | 後半25分 | 1→17 |
入替 | 後半25分 | 3→18 |
入替 | 後半32分 | 2→16 |
入替 | 後半32分 | 11→22 |
入替 | 後半37分 | 4→19 |
入替 | 後半37分 | 9→21 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
9分 |
クボタ | (9)岡田一平 | T | 5-0 |
10分 | クボタ | (15)合谷和弘 | Gx | 5-0 |
15分 | クボタ | (10)ルイ・フーシェ | DGx | 5-0 |
21分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | T | 5-5 |
22分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 5-7 |
36分 | クボタ | (10)ルイ・フーシェ | PGx | 5-7 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
4分 |
ヤマハ発動機 | (7)西内勇人 | T | 5-12 |
5分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 5-14 |
18分 | ヤマハ発動機 | (20)ヘルウヴェ | T | 5-19 |
19分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 5-21 |
36分 | ヤマハ発動機 | (9)矢富勇毅 | T | 5-26 |
37分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 5-28 |
40分 | ヤマハ発動機 | (23)宮澤正利 | T | 5-33 |
41分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 5-35 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
「前半をよく我慢してくれたと思います。風下であり、雨の天候に加え、相手にロングキッカーがおり、そのような要素が重なり、ボールを支配される時間が続いた前半でした。後半に入ると、自分たちの強みを出しはじめ、自分たちのスタイルを見せてくれました。勝ち点も得て、12月に向けて弾みがつく勝利でした。9試合を終えて、トップリーグ中断期間に入りますが、よい締めとなる試合であったと思います。」