2016-2017トップリーグ 第14節 - 試合日程・結果
2016-2017トップリーグ 第14節:近鉄戦の結果をご報告します。
2016-2017トップリーグ 第14節
1/ 8(日) 14:00 Kick off 大阪府 キンチョウスタジアム
ヤマハ発動機ジュビロ |
VS | 近鉄 |
||
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26 | 前半 7-9 後半 19-3 |
12 |
強みのモールで後半に逆転。優勝への望みを繋ぐ
気温5度。強風と大粒の雨が体温をさらに奪うような状況の中、大阪市のキンチョウスタジアムにて午後2時に第14節のキックオフの時間を迎えた。
開始直後からヤマハがボールを保持して攻撃するが、雨により滑りやすくなったボールが手に付かず、自陣から抜け出せない時間が続く。大田尾選手が相手ディフェンスを突破し、近鉄ゴール前に迫る。13分、ヤマハFWがモールを押し込み、相手の反則から認定トライを奪う。ファンデンヒーファー選手のゴールも決まり、7-0と先制点をあげた。
その後もヤマハは攻撃を仕掛けては密集でボールを見失い、近鉄がボールを奪い返すという展開が続く。パスを多用するヤマハに対し、近鉄は32歳の金選手や37歳の重光選手らが冷静に地域を確保。ヤマハ陣での試合が続き、近鉄は新人の野口選手が3つのペナルティーゴール(以下、PG)を成功させ、7-9で前半を終える。
2点ビハインドで迎えた後半、ヤマハは矢富選手を投入。9分にラインアウトからモールを押し込み、最後尾から密集に加わった矢富選手がトライ。ファンデンヒーファー選手のゴールも決まり、14-9と逆転に成功する。
雨がさらに強くなり、双方ボールが手につかず、膠着状態に。21分、近鉄は野口選手が4本目のPGを決め、14-12とし、2点差に詰め寄る。
26分にヤマハは近鉄ゴール正面でペナルティーを得るが、PGを選択せず「自分たちが近鉄に上回るプレーはモール」(清宮監督)と、ラインアウトを選択する。残り時間が10分を切る中、ヤマハFWがモールを組み、近鉄ゴールラインになだれ込む。31分に、この日2つ目の認定トライを奪い、21-12とし9点差を確保する。
直後の34分、相手のパスミスを三村主将が猛追。ボールを確保すると、途中出場の清原選手が素早くパスを回し、左コーナーに田中選手が飛び込んでトライ。26-12とし、勝負を決めた。残り時間も相手陣でゲームを続け、ノーサイド。近鉄をノートライに押さえ、合計4つのトライにより勝ち点5を獲得。総勝ち点を62に伸ばし、最終節での逆転優勝に望みを繋いだ。
試合後、三村主将は報道陣に「雨と寒さの中、前半はミスが多い試合でした。後半はシンプルなラグビーに切換え、自分たちの強みを出して逆転できました。この先もヤマハらしい、力強いラグビーができるように精度を上げていきます」と出場が確定した日本選手権も視界に入れたコメントを語りました。
試合終了後のインタビュー(動画)はコチラからご覧いただけます。
試合後インタビュー
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | 近鉄 | |||
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前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
1 |
3 | T | 0 | 0 |
1 | 2 | G | 0 | 0 |
0 | 0 | PG | 3 | 1 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
7 | 19 | 計 | 9 | 3 |
26 | 合計 | 12 |
ヤマハ発動機ジュビロ | |
---|---|
1 |
山本幸輝 |
2 | 日野剛志 |
3 | 伊藤平一郎 |
4 | 大戸裕矢 |
5 | デューク・クリシュナン |
6 | ヘルウヴェ |
(7) | 三村勇飛丸 |
8 | 松本力哉 |
9 | 吉沢文洋 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 田中渉太 |
12 | ヴィリアミ・タヒトゥア |
13 | マレ・サウ |
14 | 伊東力 |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
16 | 加藤圭太 |
17 | 仲谷聖史 |
18 | 山村亮 |
19 | 八木下惠介 |
20 | モセ・トゥイアリイ |
21 | 矢富勇毅 |
22 | 清原祥 |
23 | 宮澤正利 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半0分 | 1→17 |
入替 | 後半9分 | 9→21 |
入替 | 後半16分 | 3→18 |
入替 | 後半16分 | 10→22 |
入替 | 後半23分 | 6→20 |
入替 | 後半23分 | 12→23 |
入替 | 後半25分 | 2→16 |
入替 | 後半35分 | 4→19 |
近鉄 | |
---|---|
(1) |
豊田大樹 |
2 | 樫本敦 |
3 | 前田龍佑 |
4 | マイケル・ストーバーク |
5 | 天満太進 |
6 | トンプソンルーク |
7 | 辻直幸 |
8 | 村下雅章 |
9 | 金哲元 |
10 | 重光泰昌 |
11 | 宮田一馬 |
12 | 野口大輔 |
13 | 森田尚希 |
14 | 田中優介 |
15 | 高忠伸 |
16 | 永下安武 |
17 | 田邉篤 |
18 | 才田修二 |
19 | タウファ統悦 |
20 | 佐藤幹夫 |
21 | 森雄祐 |
22 | 井波健太郎 |
23 | 松井寛将 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 |
後半16分 | 8→20 |
入替 | 後半23分 | 7→19 |
入替 | 後半24分 | 11→23 |
入替 | 後半32分 | 1→17 |
入替 | 後半32分 | 2→16 |
入替 | 後半32分 | 9→21 |
入替 | 後半35分 | 13→22 |
入替 | 後半36分 | 3→18 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
13分 |
ヤマハ発動機 | 認定トライ | T | 5-0 |
14分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | G | 7-0 |
23分 | 近鉄 | (12)野口大輔 | PG | 7-3 |
27分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | PGx | 7-3 |
37分 | 近鉄 | (12)野口大輔 | PG | 7-6 |
41分 | 近鉄 | (12)野口大輔 | PG | 7-9 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
9分 |
ヤマハ発動機 | (21)矢富勇毅 | T | 12-9 |
11分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | G | 14-9 |
24分 | 近鉄 | (12)野口大輔 | PG | 14-12 |
31分 | ヤマハ発動機 | 認定トライ | T | 19-12 |
31分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | G | 21-12 |
34分 | ヤマハ発動機 | (11)田中渉太 | T | 26-12 |
35分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | Gx | 26-12 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督コメント
「前半に難しいオプションを自ら選択してしまい、苦しい試合展開となりました。一方、近鉄はこのような悪天候の状況でもベテラン選手たちが的確なプレーをしていました。後半、ヤマハはスコアで上回ることよりも、プレーの質で上回ることを心がけ、自分たちの強みであるモールを徹底しました。最終節も自分たちのスタイルにこだわったラグビーを展開していきたいと思います。中5日での試合なので、まずはしっかりとリカバリーし、万全な状態でホーム、ヤマハスタジアムでの最終節を迎えたいと思います。」