2016-2017トップリーグ 第2節 - 試合日程・結果
2016-2017トップリーグ 第2節:キヤノン戦の結果をご報告します。
2016-2017トップリーグ 第2節
9/ 2(金) 19:00 Kick off 東京都 町田市立野津田公園陸上競技場
キヤノン |
VS | ヤマハ発動機ジュビロ |
||
---|---|---|---|---|
16 | 前半 6-22 後半 10-13 |
35 |
勝負どころの強さを見せ、開幕2連勝
名将、清宮監督をしても「開幕からの2戦目が一番難しい」という第2節。対するはヤマハと同じくスクラムに注力するキヤノンであり、湿度の高い中でのナイターゲームという条件も加わり、接戦が予想された。
キヤノンのキックオフで試合が始まる。序盤はキヤノンがヤマハ陣に攻め入るが、ヤマハは強みのスクラムから活路を見出し、陣地を挽回。前半9分にラインアウトからモールを組んで押し込み、相手反則から認定トライを奪う。その後もスクラムを起点に相手陣でのゲームを進め、15分にラインアウトのサイドをすり抜けて矢富選手が左隅にトライ。ファンデンヒーファー選手のゴールも決まり、14-0とリードを広げる。
25分に密集での反則からキヤノンがPGを決め、14-3に。さらに32分にもPGをキヤノンに決められ、14-6となる。
キヤノンに傾きかけた流れを呼び戻したのがウィングの中園選手。相手キックをキャッチすると、鋭いステップと緩急ある走りで相手選手を抜き去り、一気にゴールラインまでボールを運ぶ。そこで相手の反則を誘い、ファンデンヒーファー選手がPGを決め、17-6と追加点を奪う。さらに直後のキックオフからヤマハは勢いに乗って、連続攻撃を仕掛け、副将・宮澤選手の好判断から相手ディフェンス網の裏にボールを蹴りこみ、最後は同じく副将の日野選手が左隅にトライ。22-6で前半を終える。
後半も先制したのはヤマハ。後半2分、トップリーグデビューを果たしたタヒトゥア選手の突破を起点に、ラックサイドを日野選手が突破してトライ。さらにファンデンヒーファー選手のPGも決まり、32-6と大きくリードする。
しかし、キヤノンは9分に1トライ返し、さらに14分にPGを決め、32-16と追い上げムードを作りにかかる。そこで流れを再びヤマハに戻したのがピウタウ選手。カウンター攻撃を仕掛けると、相手ディフェンス網を突破し、一気に相手陣へ。相手の反則を誘い、ファンデンヒーファー選手のPGが決まり、貴重な追加点を奪う。
スコアを35-16とし、リードを保つ。
その後、ヤマハはヘル選手、西村選手、名嘉選手、吉沢選手そして新人の清原選手などを投入し、リードを保ち、勝ち点5を獲得した。清宮監督は「前節ではボーナスポイントを奪えなかったが、トップリーグの実力者、キヤノンから勝ち点5を奪ったことは大きな価値がある。選手たちは良いヤマハスタイルを見せてくれた。」と選手の頑張りを賞賛した。
<勝利の流れを引き寄せた中園選手:撮影 久保暁生>
試合後インタビュー
三村主将
「まず、2連勝できたことを素直に嬉しく思います。そして、欲しかったボーナスポイントを獲得したことも嬉しく思います。勝てたことは嬉しいのですが、後半に軽いプレーをしてしまったり、スクラムなどのセットプレーで反則をしてしまったりと、反省点も多くでました。それでも試合中に修正できるだけの力があり、そこが今日の勝利に結びついたと思います。」
試合詳細・メンバー
キヤノン | ヤマハ発動機ジュビロ | |||
---|---|---|---|---|
前半 | 後半 | 内訳 | 前半 | 後半 |
0 | 1 | T | 3 | 1 |
0 | 1 | G | 2 | 1 |
2 | 1 | PG | 1 | 2 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
6 | 10 | 計 | 22 | 13 |
16 | 合計 | 35 |
キヤノン | |
---|---|
1 | 東恩納寛太 |
(2) | 庭井祐輔 |
3 | 山路泰生 |
4 | アニセサムエラ |
5 | 宇佐美和彦 |
6 | 杉永亮太 |
7 | 嶋田直人 |
8 | アダム・トムソン |
9 | 福居武 |
10 | ジャンクロード・ルース |
11 | 藤本健友 |
12 | 三友良平 |
13 | ハヴィリリチャードアファ |
14 | マイケル・ボンド |
15 | 森谷直貴 |
16 | 金子大介 |
17 | 菅原崇聖 |
18 | 上田聖 |
19 | 菊谷崇 |
20 | コーリー・トーマス |
21 | 高城良太 |
22 | 野口裕也 |
23 | 小野澤宏時 |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半15分 | 6→19 |
入替 | 後半28分 | 11→23 |
入替 | 後半33分 | 1→17 |
入替 | 後半33分 | 2→16 |
入替 | 後半33分 | 3→18 |
ヤマハ発動機ジュビロ | |
---|---|
1 | 仲谷聖史 |
2 | 日野剛志 |
3 | 伊藤平一郎 |
4 | 大戸裕矢 |
5 | デューク・クリシュナン |
6 | モセ・トゥイアリイ |
(7) | 三村勇飛丸 |
8 | 堀江恭佑 |
9 | 矢富勇毅 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 中園真司 |
12 | ヴィリアミ・タヒトゥア |
13 | 宮澤正利 |
14 | ハビリロッキー |
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
16 | 名嘉翔伍 |
17 | 山本幸輝 |
18 | 西村颯平 |
19 | 八木下惠介 |
20 | ヘルウヴェ |
21 | 吉沢文洋 |
22 | 清原祥 |
23 | シアレ・ピウタウ |
交替・入替 | ||
---|---|---|
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半15分 | 6→20 |
入替 | 後半15分 | 11→23 |
入替 | 後半20分 | 1→17 |
入替 | 後半30分 | 2→16 |
入替 | 後半30分 | 3→18 |
入替 | 後半30分 | 9→21 |
入替 | 後半30分 | 4→19 |
入替 | 後半39分 | 10→22 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
11分 | ヤマハ発動機 | 認定トライ | T | 0-5 |
11分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | G | 0-7 |
16分 | ヤマハ発動機 | (9)矢富勇毅 | T | 0-12 |
17分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | G | 0-14 |
26分 | キヤノン | (12)三友良平 | PG | 3-14 |
34分 | キヤノン | (10)ジャンクロード・ルース | PG | 6-14 |
38分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | PG | 6-17 |
40分 | ヤマハ発動機 | (2).日野剛志 | T | 6-22 |
41分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | Gx | 6-22 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 |
---|---|---|---|---|
3分 | ヤマハ発動機 | (2)日野剛志 | T | 6-27 |
4分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | G | 6-29 |
9分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | PG | 6-32 |
10分 | キヤノン | (13)ハヴィリリチャードアファ | T | 11-32 |
11分 | キヤノン | (10)ジャンクロード・ルース | G | 13-32 |
15分 | キヤノン | (10)ジャンクロード・ルース | PG | 16-32 |
22分 | ヤマハ発動機 | (15)ゲラード・ファンデンヒーファー | PG | 16-35 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
「開幕戦を勝利し、そして迎える第2戦目は非常に重要であり、そして連勝することはとても難しいことです。しかし、我々コーチスタッフの想像以上に、選手たちはメンタルでもフィジカルでも、とても素晴らしい動きを見せてくれました。特にキヤノンは、ここ数年に実力を蓄え、トップリーグでも上位のチーム。そのキヤノンから、勝ち点5を取れたことは大きな価値があります。少ないチャンスを確実に得点に結びつけたヤマハ選手たち、良いヤマハスタイルを見せてくれました。この勢いにのって、次節は九州の佐賀に乗り込みたいと思います。」