2015-2016トップリーグ 第6節 - 試合日程・結果
2015-2016トップリーグ 第6節:神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦の結果をご報告します。

試合レポート
赤い壁を突破できず、失7トライで3位に後退
今季トップリーグにおける最後のヤマハスタジアム開催試合に1万2,000人以上が集まった。2011年の監督就任当初から「満杯のスタジアムにしたい」とコメントしてきた清宮監督。「ようやく願っていた光景が実現した」と目を細める。
ヤマハのキックオフで試合開始。開始直後にヤマハは相手陣ゴール前に攻め込み、ラインアウトからモールを押し込む。得意の得点パターンで攻めるが神戸製鋼の重量FWに止められ、チャンスを逃す。
その後もヤマハは攻め込む場面がありながらも、ボールをこぼすなどのミスがあり、神戸製鋼にボールを拾われてキックで一気に自陣に戻される。風下の影響も受ける形となり、一つのミスで、自陣ゴール前に釘付けとなるシーンが繰り返された。
前半16分、キックで戻されると、神戸製鋼のアンダーソン選手に先制トライを許し、続けて20分、36分と3トライを奪われる苦しい展開となる。
後半は風上に立つも、「ボール争奪の場面で神戸製鋼を上回れなかった」と三村主将が語るように、立ち上がりからボールを神戸製鋼に奪われ、開始1分でトライを決められる。
流れを呼び戻すべく、スクラムで押し込む場面もあったが、神戸製鋼の厚いディフェンス網を突き破るには至らず、逆に11分、17分とトライを決められ、0-36とリードを広げられる。
28分、ヤマハはラインアウトから展開し、サウ選手にディフェンスが集まったところを大田尾選手がすり抜けてゲイン。ピウタウ選手にパスがつながり、中央にトライ。五郎丸選手のゴールも決まり、7-36とする。
しかし、勢いのある神戸製鋼は7トライ目を奪い、スコアは7-43に。
最後まであきらめないヤマハは自陣から意地のアタックを展開し、約15mちかくモールを押し込んで堀江選手がトライ。左隅からの難しい角度のゴールを五郎丸選手が決めて14-43で試合終了となった。
開幕から5連勝し、首位をキープしてきたヤマハは、今節では勝ち点を伸ばせず、3位に後退となった。リーグ戦は残り1節を残すのみとなり、キヤノンとの最終節に注目が集まる。
■画像:トゥイアリイ選手の突進(撮影:久保暁生)
三村主将
「キックされたボールの処理ミスなど、細かいミスも多かったのですが、それよりも自分たちのスタイルを貫き通せなかったことが悔やまれます。スクラムとモールも今ひとつで、試合の流れを戻すきっかけにすることができませんでした。相手の圧力に負けない、前にでる力をつけて、次のキヤノン戦に挑みます。」
試合詳細・メンバー
| ヤマハ発動機ジュビロ | |
| 1 | 山本幸輝 |
| 2 | 日野剛志 |
| 3 | 山村亮 |
| 4 | 大戸裕矢 |
| 5 | デューク・クリシュナン |
| 6 | モセ・トゥイアリイ |
| (7) | 三村勇飛丸 |
| 8 | 堀江恭佑 |
| 9 | 池町信哉 |
| 10 | 大田尾竜彦 |
| 11 | 中園真司 |
| 12 | マレ・サウ |
| 13 | 宮澤正利 |
| 14 | 伊東力 |
| 15 | 五郎丸歩 |
| 16 | 加藤圭太 |
| 17 | 仲谷聖史 |
| 18 | 伊藤平一郎 |
| 19 | 八木下惠介 |
| 20 | ウヴェ・ヘル |
| 21 | 吉沢文洋 |
| 22 | シアレ・ピウタウ |
| 23 | ハビリロッキー |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 交替 | 前半26分 | 13→23 |
| 入替 | 後半0分 | 1→17 |
| 入替 | 後半0分 | 2→16 |
| 入替 | 後半0分 | 3→18 |
| 入替 | 後半10分 | 9→21 |
| 入替 | 後半12分 | 6→20 |
| 入替 | 後半25分 | 20→19 |
| 入替 | 後半25分 | 14→22 |
| 前半 | ||
| 0 | T | 3 |
| 0 | G | 2 |
| 0 | PG | 0 |
| 0 | DG | 0 |
| 0 | 合計 | 19 |
| 後半 | ||
| 2 | T | 4 |
| 2 | G | 2 |
| 0 | PG | 0 |
| 0 | DG | 0 |
| 14 | 合計 | 24 |
| 14 | 合計 | 43 |
| 神戸製鋼コベルコスティーラーズ | |
| 1 | 平島久照 |
| 2 | 木津武士 |
| 3 | 山下裕史 |
| 4 | 中島ヴァカウタイシレリ |
| 5 | 伊藤鐘史 |
| (6) | 橋本大輝 |
| 7 | アンドリース・ベッカー |
| 8 | 前川鐘平 |
| 9 | アンドリュー・エリス |
| 10 | 山中亮平 |
| 11 | 大橋由和 |
| 12 | 南橋直哉 |
| 13 | 今村雄太 |
| 14 | アンダーソンフレイザー |
| 15 | 正面健司 |
| 16 | 安江祥光 |
| 17 | 山崎基生 |
| 18 | 山内雅延 |
| 19 | マット・バンリーベン |
| 20 | 西林宏祐 |
| 21 | 佐藤貴志 |
| 22 | 田邊秀樹 |
| 23 | ジャック・フーリー |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 入替 | 後半17分 | 7→19 |
| 入替 | 後半20分 | 9→21 |
| 入替 | 後半20分 | 13→23 |
| 入替 | 後半20分 | 1→17 |
| 入替 | 後半26分 | 10→22 |
| 入替 | 後半26分 | 2→16 |
| 入替 | 後半28分 | 3→18 |
| 入替 | 後半33分 | 4→20 |
得点経過
| 前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-神戸製鋼コベルコスティーラーズ |
| 16分 | 神戸製鋼 | (14)アンダーソンフレイザー | T | 0-5 |
| 17分 | 神戸製鋼 | (10)山中亮平 | G | 0-7 |
| 20分 | 神戸製鋼 | (11)大橋由和 | T | 0-12 |
| 21分 | 神戸製鋼 | (10)山中亮平 | Gx | 0-12 |
| 31分 | 神戸製鋼 | (10)山中亮平 | DGx | 0-12 |
| 36分 | 神戸製鋼 | (9)アンドリュー・エリス | T | 0-17 |
| 37分 | 神戸製鋼 | (10)山中亮平 | G | 0-19 |
| 後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-神戸製鋼コベルコスティーラーズ |
| 1分 | 神戸製鋼 | (11)大橋由和 | T | 0-24 |
| 2分 | 神戸製鋼 | (10)山中亮平 | Gx | 0-24 |
| 11分 | 神戸製鋼 | (11)大橋由和 | T | 0-29 |
| 12分 | 神戸製鋼 | (10)山中亮平 | Gx | 0-29 |
| 17分 | 神戸製鋼 | (11)大橋由和 | T | 0-34 |
| 18分 | 神戸製鋼 | (10)山中亮平 | G | 0-36 |
| 28分 | ヤマハ発動機 | (22)シアレ・ピウタウ | T | 5-36 |
| 28分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 7-36 |
| 33分 | 神戸製鋼 | (12)南橋直哉 | T | 7-41 |
| 33分 | 神戸製鋼 | (22)田邊秀樹 | G | 7-43 |
| 37分 | ヤマハ発動機 | (8)堀江恭佑 | T | 12-43 |
| 38分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 14-43 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
「シーズンの中で、このような試合をしてしまうのは、まだ実力が安定していないということ。昨年も神戸製鋼とのリーグ戦で大敗し、それを糧に代えて、成長しました。今季も、この敗戦を糧にし、伸ばせる部分を成長させていきます。」