2014-2015トップリーグ2ndステージ 第6節 - 試合日程・結果
2014-2015トップリーグ2ndステージ 第6節:東芝ブレイブルーパス戦の結果をご報告します。
試合レポート
モールから堀江選手が3トライ、プレーオフ進出に望みつなぐ
セカンドステージは年を越して第6節を迎え、ヤマハ選手たちは日本ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場に乗り込んだ。待ち構えるは好調の東芝。ファーストステージでの対戦では10月に花園にて19-14の僅差でヤマハが勝利したが、今回の対戦は気温も会場も違う状況。さらに両軍ともプレーオフ進出をかけており、スタジアムが高い緊張感に包まれる中、午前11時40分のキックオフを迎えた。
地上では強い風が吹き付ける中、大田尾選手のキックオフから試合が始まる。序盤から東芝は力強い突進でヤマハディフェンスをこじ開けようとするが、三村選手らのハードタックルで応酬する。
8分、ヤマハはラインアウトから展開し、五郎丸選手からのパスを受けたサウ選手が右隅にトライ。5-0と先制点を奪うことに成功する。
トゥイアリイ選手の激しいディフェンスから、東芝が反則。そのペナルティーを五郎丸選手はゴールを狙わずにタッチキックを選択する。東芝ゴール前でのヤマハボールのラインアウト、FWが見事なモールを組んで約15m押し込む。最後は堀江選手が押さえてトライ。12-0とリードを広げた。
東芝はベイツ選手を起点にヤマハ陣に攻め込み、26分にスクラムから展開し、リーチ選手が中央にトライ。12-7となる。
32分、ヤマハはラインアウトで大戸選手が好キャッチ。トゥイアリイ選手が相手ゴールラインに迫る。再びヤマハボールでのラインアウトとなり、ヤマハFWが勢いよく前進し、最後は堀江選手が飛び込んでトライ。五郎丸選手のゴールも決まり、19-7とリードして前半を終える。
後半は東芝のキックオフからゲームが再開される。東芝FWがモールで前進し、ヤマハ陣に攻め込む。ヤマハはFWが激しいディフェンスでトライを阻止し、宮澤選手や伊東選手らBKも好タックルで東芝のチャンスを摘む。
ようやく相手陣に入った13分、ヤマハはラインアウトから展開し、堀江選手が相手選手を引き摺りながら東芝ゴールになだれ込む。テレビマッチオフィシャルの判定により、トライと認められ、五郎丸選手のゴールも決まり、26-7と19点差のリードを奪う。
19分にヤマハはラインアウトから展開し、大戸選手が大きくゲイン。トィイアリイ選手につなぎ、さらに攻め込むと相手が反則。五郎丸選手がPGを決めて29-7とする。
しかし、26分に東芝にトライを許すと、次のキックオフからも東芝選手に走られてトライを続けて与えてしまう。さらに32分にも東芝は快速ランナーを走らせてトライ。後半から出場したステイン選手がゴールを全て成功させ、29-28と、またたく間に、その差が1点となる。
残り時間3分、ヤマハは攻撃力を高めるためピウタウ選手と斉田選手を投入。ピッチ中央エリアでの激しい攻防が続く。
残り1分、東芝ボールでのスクラムの場面を迎える。そこでヤマハはスクラムを崩した反則をとられる。その位置からゴールポストの飛距離は約40m。東芝のエースキッカー、ステイン選手がPGを狙う。会場に静寂が広がる。ステイン選手がボールに向かって、ゆっくりと動きだす。ボールの軌道は、わずかにポストから反れた。1点差を守りきって東芝から今季2勝をマークした。この勝利から総勝ち点を22に伸ばし、プレーオフ進出に望みをつないだ。
※先制トライを決めたサウ選手のアタック
矢富副将
「勝ち点5を取って勝つと強い気持ちを持って、この1週間練習をしてきました。最後は、その強い気持ちで勝てたと思います。まだ試合は続きますので、特に今日の後半での部分を反省して、さらにステップアップしたチームに成長していきたいと思います。来週は最終節。応援よろしくお願いします。」
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 山本幸輝 |
2 | 日野剛志 |
3 | 田村義和 |
4 | 大戸裕矢 |
5 | デューク・クリシュナン |
6 | モセ・トゥイアリイ |
(7) | 三村勇飛丸 |
8 | 堀江恭佑 |
9 | 矢富勇毅 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 中園真司 |
12 | マレ・サウ |
13 | 宮澤正利 |
14 | 伊東力 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 加藤圭太 |
17 | 岸直弥 |
18 | 山村亮 |
19 | 笠原雄太 |
20 | 斉田晃平 |
21 | 小池善行 |
22 | 曽我部佳憲 |
23 | シアレ・ピウタウ |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半20分 | 7→19 |
入替 | 後半24分 | 3→18 |
入替 | 後半24分 | 13→22 |
入替 | 後半27分 | 2→16 |
入替 | 後半37分 | 6→20 |
入替 | 後半37分 | 11→23 |
前半 | ||
3 | T | 1 |
2 | G | 1 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
19 | 合計 | 7 |
後半 | ||
1 | T | 3 |
1 | G | 3 |
1 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
10 | 合計 | 21 |
29 | 合計 | 28 |
東芝ブレイブルーパス | |
1 | 三上正貴 |
2 | 湯原祐希 |
3 | 浅原拓真 |
4 | 李光紋 |
5 | 梶川喬介 |
6 | スティーブン・ベイツ |
7 | 山本紘史 |
(8) | リーチマイケル |
9 | 小川高廣 |
10 | 廣瀬俊朗 |
11 | 大島脩平 |
12 | リチャード・カフイ |
13 | 仙波智裕 |
14 | 豊島翔平 |
15 | 宇薄岳央 |
16 | エストレラ大輔 |
17 | 崩光瑠 |
18 | 石澤輝 |
19 | 雨宮俊介 |
20 | タネラウ・ラティマー |
21 | 藤井淳 |
22 | 松延泰樹 |
23 | フランソワ・ステイン |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半0分 | 11→22 |
入替 | 後半14分 | 12→23 |
入替 | 後半20分 | 4→19 |
入替 | 後半24分 | 9→21 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-東芝ブレイブルーパス |
8分 | ヤマハ発動機 | (12)マレ・サウ | T | 5-0 |
9分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | Gx | 5-0 |
12分 | ヤマハ発動機 | (8)堀江恭佑 | T | 10-0 |
13分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 12-0 |
26分 | 東芝 | (8)リーチマイケル | T | 12-5 |
27分 | 東芝 | (9)小川高廣 | G | 12-7 |
32分 | ヤマハ発動機 | (8)堀江恭佑 | T | 17-7 |
33分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 19-7 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-東芝ブレイブルーパス |
13分 | ヤマハ発動機 | (8)堀江恭佑 | T | 24-7 |
14分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 26-7 |
20分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PG | 29-7 |
25分 | 東芝 | (14)豊島翔平 | T | 29-12 |
27分 | 東芝 | (23)フランソワ・ステイン | G | 29-14 |
28分 | 東芝 | (22)松延泰樹 | T | 29-19 |
29分 | 東芝 | (23)フランソワ・ステイン | G | 29-21 |
32分 | 東芝 | (14)豊島翔平 | T | 29-26 |
33分 | 東芝 | (23)フランソワ・ステイン | G | 29-28 |
43分 | 東芝 | (23)フランソワ・ステイン | PGx | 29-28 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
「前節のトヨタ戦に続き、今日も勝ち点5を取って勝つことができました。これまでのヤマハにはない結果を出すことができたと思います。試合前に、ヤマハがワンステップ上がったことを証明しようと選手たちに言いました。現在、ここ数年には無かった立ち位置にいることは確かです。次はトップリーグ最終戦となります。応援よろしくお願いします。」