2014-2015トップリーグ2ndステージ 第2節 - 試合日程・結果
2014-2015トップリーグ2ndステージ 第2節:キヤノンイーグルス戦の結果をご報告します。

試合レポート
セカンドステージ初勝利は5トライの快勝
2週続けての都内での試合となった第2節はキヤノンと対戦。快晴の正午にキヤノンのキックオフで試合が始まる。
風下の前半、2分に大田尾選手のキックを追いかけたクリシュナン選手がボールを拾うと大きく前進。相手ゴール前のラックから大戸選手がサイドを突破してトライを決めて先制点を奪う。
6分にキヤノンにペナルティーゴール(以下、PG)を決められると、17分にはラックのボールを奪い返され、キヤノンのFB森谷選手がトライ。5-8と逆転される。
風上のキヤノンはハイパントを多用し、ヤマハ陣でのゲームを進める。しかし、トゥイアリイ選手が流れを呼び戻す豪快な突進を見せ、大田尾選手や五郎丸選手のキックで地域を挽回する。25分に五郎丸選手が右中間45mのPGを成功させ、8-10と点差を詰める。
キヤノンもエースキッカー三友選手がPGを決め、8-13とし、5点を追いかける形で前半を終える。
後半は風上に。大田尾選手のキックオフで試合が再開される。開始1分、日野選手がラインアウトから抜け出し、チャンスを作ると、攻撃に参加した五郎丸選手が突破。最後は内側にサポートしたトゥイアリイ選手にボールが渡り、電光石火のトライが生まれる。五郎丸選手の右端からのゴールも決まり、15-13と逆転に成功する。
逆転で勢いがついたヤマハは、キヤノンボールのスクラムに圧力をかけ、スクラムからこぼれ出たボールを小池選手が拾い、一気にキヤノン陣に攻め込む。中園選手のトライかを思われたがテレビマッチオフィシャルの結果、ノックオンの判定に。しかし、相手ディフェンスにオフサイドがあり、7分に五郎丸選手がPGを決めて18-13とリードを広げる。
風を味方に、さらにヤマハは攻撃を続け、14分にラインアウトのモールを押し込み、最後は堀江選手がパワフルに相手インゴールに飛び込みトライ。23-13と10点差とする。
ここでキヤノンはベネット選手を中心に猛反撃に出る。大きくゲインされ、連続攻撃を受ける形となる。苦しい展開が続く中、伊東選手が相手BKのパスをインターセプトするファインプレー。キヤノンの攻撃を寸断すると、さらに伊東選手は前進し、相手の反則を誘い込む。五郎丸選手が落ち着いてPGを決め、26-13と追加点を重ねていく。
27分にヤマハはトゥイアリイ選手から斉田選手に、中園選手からピウタウ選手に入替え、攻撃に厚みをもたせ、さらに30分に小池選手と大田尾選手のハーフ団から矢富選手と曽我部選手のコンビに入替え、勝利への流れを作る。
曽我部選手がキックを巧みに使い、相手陣でのゲームを進める。35分にラインアウトからモールを約15m押し込み、堀江選手がトライ。31-13とし、ヤマハは4トライ目を獲得、勝ち点1を得る。
さらに終了間際にハーフウェイライン近くのラインアウトから、クリシュナン選手が突進。ステップで相手ディフェンスを交わすと、約40mを走りきって右隅にトライ。36-13でセカンドステージ初勝利は5トライの快勝となった。
☆マンオブザマッチを受賞した堀江選手
「東京都出身なので、駒沢でマンオブザマッチを受賞できたことを嬉しく思います。前半は風下でミスが多く、悔やまれる場面がありましたが、後半に自分たちで修正できたことが大きかったと思います。キヤノンのFWはタフで、その相手を相手にモールから2つトライを奪えたことは、自分たちの自信に繋がります。今日はたくさんの声援を有難うございました。」
三村主将
「前節では自分たちの力を発揮できないままに終ってしまいましたが、今日は春から取り組んできたことをしっかりと出すことができました。後半にトライを狙える場面で、しっかりと得点できたことが勝因だと思います。しかし、ラインアウトに課題があり、そこをしっかりを修正して、挑みたいと思います。」
試合詳細・メンバー
| ヤマハ発動機ジュビロ | |
| 1 | 山本幸輝 |
| 2 | 日野剛志 |
| 3 | 田村義和 |
| 4 | 大戸裕矢 |
| 5 | デューク・クリシュナン |
| 6 | モセ・トゥイアリイ |
| (7) | 三村勇飛丸 |
| 8 | 堀江恭佑 |
| 9 | 小池善行 |
| 10 | 大田尾竜彦 |
| 11 | 中園真司 |
| 12 | マレ・サウ |
| 13 | 宮澤正利 |
| 14 | 伊東力 |
| 15 | 五郎丸歩 |
| 16 | 加藤圭太 |
| 17 | 岸直弥 |
| 18 | 山村亮 |
| 19 | 斉田晃平 |
| 20 | シアレ・ピウタウ |
| 21 | 矢富勇毅 |
| 22 | 曽我部佳憲 |
| 23 | 徐吉嶺 |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 入替 | 後半21分 | 1→17 |
| 入替 | 後半24分 | 3→18 |
| 入替 | 後半27分 | 6→19 |
| 入替 | 後半27分 | 11→20 |
| 入替 | 後半30分 | 9→21 |
| 入替 | 後半30分 | 10→22 |
| 入替 | 後半33分 | 2→16 |
| 入替 | 後半36分 | 14→23 |
| 前半 | ||
| 1 | T | 1 |
| 0 | G | 1 |
| 1 | PG | 2 |
| 0 | DG | 0 |
| 8 | 合計 | 13 |
| 後半 | ||
| 4 | T | 0 |
| 1 | G | 0 |
| 2 | PG | 0 |
| 0 | DG | 0 |
| 28 | 合計 | 0 |
| 36 | 合計 | 13 |
| キヤノンイーグルス | |
| 1 | 菅原崇聖 |
| 2 | 庭井祐輔 |
| 3 | 城彰 |
| 4 | 日高駿 |
| 5 | 宇佐美和彦 |
| 6 | アダム・トムソン |
| 7 | 竹山浩史 |
| 8 | 菊谷崇 |
| 9 | 福居武 |
| 10 | カラム・ブルース |
| 11 | 原田季郎 |
| 12 | 三友良平 |
| 13 | ティム・ベネット |
| (14) | 和田拓 |
| 15 | 森谷直貴 |
| 16 | 金子大介 |
| 17 | 宍戸要介 |
| 18 | 山路泰生 |
| 19 | 湯澤奨平 |
| 20 | カール・ロウ |
| 21 | 天野寿紀 |
| 22 | 藤近紘二郎 |
| 23 | マイケル・ボンド |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 交替 | 後半11分 | 7→19 |
| 入替 | 後半21分 | 10→23 |
| 入替 | 後半26分 | 6→20 |
| 入替 | 後半32分 | 9→21 |
| 入替 | 後半33分 | 3→18 |
| 入替 | 後半33分 | 12→22 |
| 入替 | 後半37分 | 2→16 |
| 入替 | 後半37分 | 1→17 |
得点経過
| 前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-キヤノンイーグルス |
| 2分 | ヤマハ発動機 | (4)大戸裕矢 | T | 5-0 |
| 4分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | Gx | 5-0 |
| 6分 | キヤノン | (12)三友良平 | PG | 5-3 |
| 17分 | キヤノン | (15)森谷直貴 | T | 5-8 |
| 18分 | キヤノン | (12)三友良平 | G | 5-10 |
| 25分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PG | 8-10 |
| 28分 | キヤノン | (12)三友良平 | PG | 8-13 |
| 後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-キヤノンイーグルス |
| 1分 | ヤマハ発動機 | (6)モセ・トゥイアリイ | T | 13-13 |
| 2分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 15-13 |
| 7分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PG | 18-13 |
| 14分 | ヤマハ発動機 | (8)堀江恭佑 | T | 23-13 |
| 15分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | Gx | 23-13 |
| 23分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PG | 26-13 |
| 35分 | ヤマハ発動機 | (8)堀江恭佑 | T | 31-13 |
| 36分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | Gx | 31-13 |
| 38分 | ヤマハ発動機 | (5)デューク・クリシュナン | T | 36-13 |
| 39分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | Gx | 36-13 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
「まずはセカンドステージでの初勝利を得て、安堵しました。次に繋がる勝利です。前半は風下で耐え、風上の後半に勝負を決めるゲームプラン通りに展開できました。特に前半の修正点を後半に選手たちが自発的に修正した点が大きな収穫です。次の試合に向けて、良い準備をしていきます。」