2014秋季練習試合 第1戦 - 試合日程・結果
2014秋季練習試合 第1戦:リコーブラックラムズ戦の結果をご報告します。
2014秋季練習試合 第1戦
9/27(土) 13:00
:リコー総合
ヤマハ発動機ジュビロ 42
前半 21-12
後半 21-17
29リコーブラックラムズ
試合レポート
ヤマハスタイル貫徹、6トライで勝利
トップリーグ5連戦を終えて、2週間の練習マッチ期間に入る。最初の週はリコーGでのアウエーマッチ。リコーのキックオフで試合が始まった。
前半4分、リコーFWがヤマハインゴールにラッシュ。反則からリコーが素早く仕掛け、エモシ選手が先制トライ。南アフリカのブルズで活躍したフーシェ選手がゴールを決め、0-7となる。
ディフェンスで前に出始めたヤマハは、14分に中央でのヤマハボールのスクラムを押し込み、相手ディフェンスを下げさせたところで展開。曽我部選手がハイパントを蹴り、粟田選手が身長を活かしたキャッチでボールを確保すると、粟田選手が相手選手を弾き飛ばしてトライを決めた。ボーデン選手のゴールも成功し、7-7と同点に追いつく。
風が時折強く吹きつけるコンディション。しばらくヤマハ・曽我部選手VSリコー・フーシェ選手のキック合戦となり、一進一退の様相となる。
29分にリコーに1トライ許すが、ヤマハはFWがスクラムとラインアウトが安定、また相手のキックに対しても、工藤選手や徐選手らが意表を突くカウンター攻撃を仕掛けるなど、常に地域を確保しながらゲームを進めていく。
35分にヤマハFWがラインアウトから展開し、曽我部選手の巧みなパスからチャンスを広げ、最後はゲームキャプテンの斉田選手が中央に堂々のトライ。さらに38分、曽我部選手が相手の攻撃をインターセプトして中央にトライ。ボーデン選手のゴールも全て成功し、21-12で折り返す。
後半は大幅にメンバーを変える。清宮監督は「メンバーが替わっても、我々ヤマハがやるべきラグビーは一緒」と、FWのセットプレーから主導権を握るように指示。すると、後半2分、岸選手が相手ボールを奪い反撃に出ると、最後はウィングの藤井選手がトライを決め、流れを呼び込む。
8分にトライを許すが、井本選手や松本選手らの激しいタックルから主導権を渡さず、後半はスタンドオフのポジションに入ったボーデン選手がキックで地域を奪い返す。相手ゴール前に迫ると、14分にFW8人が一丸となってスクラムを押し込み、松本選手がトライ。35-17とする。さらに29分にラインアウトからのモールをヘル選手らが押し込み、BKに展開。新人の川原田選手が中央にトライを決め、42-17とし、リードを確かなものにした。
33分、41分と相手BKにトライを許すが、勝利の流れを保ったまま42-29で試合終了。スクラムハーフ青木選手の復帰や、大山選手の体を張ったタックル、山本(将)選手の強気のアタックなど、若手選手のアピールが随所に見られた収穫の多い練習試合となった。
※後半もモールを押し込むヤマハFWたち
斉田ゲームキャプテン
「FWのセットプレーが安定していたのが勝因です。特にスクラムでの伊藤選手の頑張りがFW全員を盛りあげてくれました。リコーは強いランナーが多かったのですが、ヤマハはまとまりで対抗し、最後まで組織で動けたことが良かったと思います。反則してはいけない場面で、反則してしまった点を修正して、来週に挑みます。」
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 岸 直弥 |
2 | 加藤圭太 |
3 | 伊藤平一郎 |
(4) | 斉田晃平 |
5 | 笠原雄太 |
6 | ウヴェ・ヘル |
7 | 山路和希 |
8 | 松本力哉 |
9 | 池町信哉 |
10 | 曽我部佳憲 |
11 | 徐 吉嶺 |
12 | ダン・ボーデン |
13 | 井本克典 |
14 | 粟田祥平 |
15 | 工藤良麻 |
R | 仲谷聖史 |
R | 青野天悠 |
R | 大山晋弥 |
R | 青木元洋 |
R | 山本将太 |
R | 川原田 徹 |
R | 藤井達也 |
R | 練習生 |
前半 | ||
3 | T | 2 |
3 | G | 1 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
21 | 合計 | 12 |
後半 | ||
3 | T | 3 |
3 | G | 1 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
21 | 合計 | 17 |
42 | 合計 | 29 |
リコーブラックラムズ | |
1 | 桑原大祐 |
2 | 川口顕義 |
3 | 柴田和宏 |
4 | 小山智聲 |
5 | 生沼知裕 |
6 | カウヘンガ桜エモシ |
(7) | 馬渕武史 |
8 | 赤堀龍秀 |
9 | 神尾卓志 |
10 | ルイ・フーシェ |
11 | アマナキ・ロトアヘア |
12 | 小浜和己 |
13 | 塩山瑛大 |
14 | 松本悠介 |
15 | 高平拓弥 |
16 | 芳野 寛 |
17 | 辻井健太 |
18 | 松本友介 |
19 | 柳川大樹 |
20 | 池田 渉 |
21 | 徳永 亮 |
22 | タマティ・エリソン |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-リコーブラックラムズ |
4分 | リコー | (6)カウヘンガ桜エモシ | T | 0-5 |
5分 | リコー | (10)ルイ・フーシェ | G | 0-7 |
14分 | ヤマハ発動機 | (14)粟田祥平 | T | 5-7 |
15分 | ヤマハ発動機 | (12)ダン・ボーデン | G | 7-7 |
29分 | リコー | (14)松本悠介 | T | 7-12 |
30分 | リコー | (10)ルイ・フーシェ | G× | 7-12 |
35分 | ヤマハ発動機 | (4)斉田晃平 | T | 12-12 |
36分 | ヤマハ発動機 | (12)ダン・ボーデン | G | 14-12 |
38分 | ヤマハ発動機 | (10)曽我部佳憲 | T | 19-12 |
39分 | ヤマハ発動機 | (12)ダン・ボーデン | G | 21-12 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-リコーブラックラムズ |
2分 | ヤマハ発動機 | (R)藤井達也 | T | 26-12 |
3分 | ヤマハ発動機 | (12)ダン・ボーデン | G | 28-12 |
8分 | リコー | (14)アマナキ・ロトアヘア | T | 28-17 |
9分 | リコー | (10)ルイ・フーシェ | G× | 28-17 |
14分 | ヤマハ発動機 | (8)松本力哉 | T | 33-17 |
15分 | ヤマハ発動機 | (12)ダン・ボーデン | G | 35-17 |
29分 | ヤマハ発動機 | (R)川原田徹 | T | 40-17 |
30分 | ヤマハ発動機 | (12)ダン・ボーデン | G | 42-17 |
33分 | リコー | (14)松本悠介 | T | 42-22 |
34分 | リコー | (R)徳永 亮 | G | 42-24 |
41分 | リコー | (?)BK選手 | T | 42-29 |
42分 | リコー | (R)徳永 亮 | G× | 42-29 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
堀川ヘッドコーチ
「しっかりとヤマハスタイルを出せた試合でした。ボール争奪の場面や、アタックの場面など、練習から取り組んだことを個々が強いリコー相手にできました。最後に2トライされましたが、迷わずに前に出た結果。ここを来週のNTTドコモ戦に修正できるかどうか、来週のゲームが楽しみです。」