2013-2014年度トップリーグ 2ndステージ 第1節 第1戦 - 試合日程・結果
2013-2014年度トップリーグ 2ndステージ 第1節 第1戦:パナソニック ワイルドナイツ戦の結果をご報告します。
2013-2014年度トップリーグ 2ndステージ 第1節 第1戦
11/30(土) 14:00
:ヤマハ発動機ジュビロ 20
前半 7-7
後半 13-17
24パナソニック ワイルドナイツ
試合レポート
セカンドステージ初戦、残り10分の猛追も及ばず
ファーストステージにて上位4位以内に入った8チームが集まるグループAに入ったヤマハ発動機ジュビロ。セカンドステージ初戦は今年9月に13-13で引き分けたパナソニックと対戦。悲願のトップリーグ制覇に向けた第2章の幕開けは、快晴の埼玉県熊谷ラグビー場を舞台に午後2時キックオフとなった。
パナソニックのキックオフで試合が始まる。5分、ヤマハは相手反則を得て五郎丸選手がペナルティーゴール(以下、PG)を狙うもクロスバーとならず、逆にパナソニックは自陣から攻撃を仕掛け、日本代表ウィングの山田選手が先制トライ。大澤選手のゴールも決まり0-7となる。
その後もパナソニックはコリニアシ選手やバツベイ選手など強力なランナーを走らせ、ゲームを支配する。ヤマハは耐えながらも、20分すぎからボールを保持する時間が少しずつ増え、両チームとも得点に結びつかない膠着状態となる。
後半27分、五郎丸選手がPGを狙うも、失敗。しかし相手陣でのゲームを進め、ヤマハは日野選手や大戸選手らが果敢にボールを持って突進。さらにポトヒエッター選手のパスから宮澤選手がゲインするなど、次第にヤマハのリズムを作り出す。そして29分に大田尾選手のパスを受けた田中選手が中央にトライ。五郎丸選手のゴールも決まり7-7の同点で前半を終える。
後半はヤマハのキックオフで再開。大田尾選手はキックを多用し、エリアを奪いにかかるが、パナソニックの手堅い守備に、簡単に敵陣に攻め込めない時間が続く。逆に5分、パナソニックは堀江選手がトライを決め、後半もパナソニックが先制点を奪う。
その後もパナソニックはヤマハ陣でのゲームを展開。11分、15分、25分と3連続でPGをバーンズ選手が決め、7-21とリードを広げる。点差は14点となり、残り時間は15分、ヤマハにとって厳しい状況が続く。
反撃の糸口はベテランの加藤選手がもたらした。ラインアウトでプレー再開をする前にパナソニック選手がボールをピッチに投げ入れる。そのボールに加藤選手が反応し、そのボールを奪うと、すぐさまに矢富選手にパス。昨年の第3節から復帰を果たした矢富選手、相手選手を十分にひきつけると、ふんわりと内側にパス。ボールはサポートしていたトゥイアリイ選手の胸に収まり、そのまま30m独走トライとなった。五郎丸選手のゴールも決まり、14-21と、1トライ1ゴールで同点においつく点差に詰めた。
ここからヤマハは集中力を発揮。大田尾選手が左右にFW選手を前進させ、途中出場の八木下選手が大きくゲイン。相手が反則し、五郎丸選手が冷静にPGを決めて17-21とする。さらに相手陣に攻め込み、35分にも五郎丸選手がPGを決め、20-21とついに1点差にまで追い上げた。
しかし、常にベスト4位以内を確保してきた経験豊富なパナソニック。キックオフボールのミスを逃さず、ヤマハ陣に攻め入ると、38分にヤマハが反則。バーンズ選手が1PGを追加し、20-24と得点と時間を稼ぐ。残り2分、ヤマハはラストチャンスをかけてパナソニック陣に攻め込むが、得点に結びつかず、試合終了。セカンドステージ初戦は4点差で黒星スタートとなった。
※果敢なアタックを見せた日野選手と熊谷市出身の大戸選手
☆三村主将
「ファースステージで引き分けた相手だったので、2度目の対戦となった今回は勝ちに行く意気込みで挑みました。しかし、自分たちのスタイルを出せる時間が短くなってしまったのが残念です。まだ始まったばかりなので、課題をしっかりと修正して、チーム一丸となってセカンドステージを戦っていきたいと思います。応援、有難うございました。」
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 山本幸輝 |
2 | 日野剛志 |
3 | 田村義和 |
4 | 大戸裕矢 |
5 | 笠原雄太 |
6 | デウォルト・ポトヒエッター |
(7) | 三村勇飛丸 |
8 | 堀江恭佑 |
9 | 小池善行 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 徐吉嶺 |
12 | マレ・サウ |
13 | 宮澤正利 |
14 | 田中渉太 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 加藤圭太 |
17 | 岸直弥 |
18 | 山村亮 |
19 | 八木下惠介 |
20 | モセ・トゥイアリイ |
21 | 矢富勇毅 |
22 | シアレ・ピウタウ |
23 | 中園真司 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半0分 | 11→23 |
入替 | 後半8分 | 6→20 |
入替 | 後半15分 | 9→21 |
入替 | 後半15分 | 12→22 |
入替 | 後半25分 | 2→16 |
入替 | 後半25分 | 3→18 |
入替 | 後半28分 | 7→19 |
交替 | 後半38分 | 19→17 |
前半 | ||
1 | T | 1 |
1 | G | 1 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
7 | 合計 | 7 |
後半 | ||
1 | T | 1 |
1 | G | 0 |
2 | PG | 4 |
0 | DG | 0 |
13 | 合計 | 17 |
20 | 合計 | 24 |
パナソニック ワイルドナイツ | |
1 | 稲垣啓太 |
(2) | 堀江翔太 |
3 | ホラニ龍シオアペラトゥー |
4 | 劉永男 |
5 | 飯島陽一 |
6 | バツベイシオネ |
7 | 西原忠佑 |
8 | ホラニ龍コリニアシ |
9 | イーリニコラス |
10 | ベリック・バーンズ |
11 | 山田章仁 |
12 | マイケル・ホッブス |
13 | 大澤雅之 |
14 | 北川智規 |
15 | 笹倉康誉 |
16 | 室井達彦 |
17 | 河野悠輝 |
18 | 相馬朋和 |
19 | ダニエル・ヒーナン |
20 | 若松大志 |
21 | 田中史朗 |
22 | JP・ピーターセン |
23 | 霜村誠一 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半8分 | 12→23 |
入替 | 後半8分 | 13→22 |
入替 | 後半17分 | 1→17 |
入替 | 後半17分 | 3→18 |
入替 | 後半22分 | 5→19 |
入替 | 後半22分 | 22→21 |
入替 | 後半28分 | 8→20 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-パナソニック ワイルドナイツ |
6分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PGx | 0-0 |
8分 | パナソニック | (11)山田章仁 | T | 0-5 |
9分 | パナソニック | (13)大澤雅之 | G | 0-7 |
21分 | パナソニック | (13)大澤雅之 | PGx | 0-7 |
27分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PGx | 0-7 |
29分 | ヤマハ発動機 | (14)田中渉太 | T | 5-7 |
29分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 7-7 |
33分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PGx | 7-7 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-パナソニック ワイルドナイツ |
5分 | パナソニック | (2)堀江翔太 | T | 7-12 |
6分 | パナソニック | (13)大澤雅之 | Gx | 7-12 |
11分 | パナソニック | (10)ベリック・バーンズ | PG | 7-15 |
15分 | パナソニック | (10)ベリック・バーンズ | PG | 7-18 |
25分 | パナソニック | (10)ベリック・バーンズ | PG | 7-21 |
27分 | ヤマハ発動機 | (20)モセ・トゥイアリイ | T | 12-21 |
28分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 14-21 |
32分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PG | 17-21 |
35分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PG | 20-21 |
38分 | パナソニック | (10)ベリック・バーンズ | PG | 20-24 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
☆清宮監督
「ほとんどヤマハがアタックする場面がなく、パナソニックに支配されたゲームでした。しかし、最後の10分間にヤマハの時間帯をつかみ、底力が付いてきていることを見せてくれました。どのチームも同じ条件ですが、代表組でチームから離れていた選手とのコンビネーションが合わない場面もありました。そこをしっかりと修正し、次節に挑みたいと思います。」