2013-2014年度トップリーグ 1stステージ 第7節 - 試合日程・結果
2013-2014年度トップリーグ 1stステージ 第7節:キヤノンイーグルス戦の結果をご報告します。
2013-2014年度トップリーグ 1stステージ 第7節
10/26(土) 12:00
:秩父宮ラグビー場
ヤマハ発動機ジュビロ 18
前半 11-14
後半 7-14
28キヤノンイーグルス
試合レポート
勝負どころでミス、今季初の黒星ゲームに
前節にグループA入りを決めたヤマハと、このゲームで勝ち点5を得てグループA入りに望みをつなげたいキヤノンが台風の影響が残る東京都・秩父宮ラグビー場にて対戦した。
雨と風が吹き付ける中、キヤノンのキックオフで試合が始まる。序盤はヤマハがボールを保持しながら、アタックを仕掛けるがノックオンなどのミスにより、リズムをつかめない。逆に8分、キヤノンはFWがラックサイドを連続で攻めてトライを決める。キヤノンのエースキッカー三友選手のゴール成功により0-7と先制される。
10分、ヤマハはポトヒエッター選手が大きく前進、サウ選手がゴール前にボールを運び、最後は大田尾選手が左隅にトライ。5-7とする。
その後もスクラムで優位に立つヤマハが攻撃する時間帯となるが、キヤノンのベネット選手にパスをインターセプトされ、トライを許し、5-14となる。
20分、相手オフサイドの反則を五郎丸選手がペナルティーゴール(以下、PG)成功させて8-14とする。さらに前半終了間際にも五郎丸選手がPGを決め、11-14で折り返す。
後半は風上に立つヤマハのキックオフで試合が再開となる。キックオフ直後に田中選手がゴール前にボールを運ぶが、ヤマハの反則により地域を戻される。
キックを有効に使うキヤノンはヤマハ陣に入り、ラインアウトからラックを連取。ヤマハのキック処理を突き、キヤノンが3トライ目。11-21と10点差となる。
14分、ヤマハは八木下選手からトップリーグ初出場となる斉田選手に、ポトヒエッター選手からトゥイアリイ選手に、田村選手から山村選手に入替えを行う。
反撃の糸口を見つけたいヤマハは、五郎丸選手のカウンター攻撃から、相手陣に入る。山本選手がゴールを目がけて突進、良いタイミングでラックからボールが出るが、相手反則によりトライに結びつかない。ヤマハボールのスクラムで試合を再開させ、最後はサウ選手がゴール中央にトライし、18-21と3点差に戻す。
残り時間10分、ヤマハがアタックをするも、ノックオンなどのミスが続き、逆にキヤノンがヤマハ陣に攻め込むシーンが増える。さらに池町選手が負傷退場となり、曽我部選手がスクラムハーフのポジションに入る緊急事態に。再び秩父宮ラグビー場に雨と風が戻り、ボールが手に付かないシーンが増える。そして、パスミスからキヤノンがボールを拾い、執念のトライを決めて勝負あり。18-28の10点差をつけられてノーサイドとなった。
今季初の黒星ゲームとなり、また7試合目にして初めてポイントを獲得できない試合となった。しかし、11月末からのセカンドステージは、プール戦4位以内同士のグループAに入りを決めており、ファーストステージは2位の成績で7戦を終えた。
ゲームキャプテンを務めた大田尾プレイングアドバイザーは「精神的にもっとタフにならねば。それを教わったゲーム」と語り、11月のトップリーグ休止期間での立て直しを誓った。
※画像は突破を図る宮澤選手
大田尾ゲームキャプテン
「後半の勝負どころでのミスが響きました。勝敗の一つのポイントとして、ヤマハの田中選手が大きくゲインした場面。キヤノン選手はいち早くディフェンスに戻っており、勝利への執念を感じました。この試合から我々は、精神的にもっとタフにならなくてはならないことを学びました。次のステージではタフなヤマハとなって戦っていきます。本日は悪天候にも関わらず、たくさんのご声援を誠に有難うございました。」
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 山本幸輝 |
2 | 日野剛志 |
3 | 田村義和 |
4 | 大戸裕矢 |
5 | 笠原雄太 |
6 | デウォルト・ポトヒエッター |
7 | 八木下惠介 |
8 | 堀江恭佑 |
9 | 池町信哉 |
(10) | 大田尾竜彦 |
11 | 徐吉嶺 |
12 | マレ・サウ |
13 | 宮澤正利 |
14 | 田中渉太 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 加藤圭太 |
17 | 岸直弥 |
18 | 山村亮 |
19 | 斉田晃平 |
20 | モセ・トゥイアリイ |
21 | 曽我部佳憲 |
22 | シアレ・ピウタウ |
23 | 中園真司 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半12分 | 6→20 |
入替 | 後半12分 | 7→19 |
入替 | 後半14分 | 3→18 |
入替 | 後半25分 | 2→16 |
交替 | 後半31分 | 9→21 |
入替 | 後半34分 | 14→23 |
入替 | 後半34分 | 13→17 |
入替 | 後半34分 | 20→22 |
前半 | ||
1 | T | 2 |
0 | G | 2 |
2 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
11 | 合計 | 14 |
後半 | ||
1 | T | 2 |
1 | G | 2 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
7 | 合計 | 14 |
18 | 合計 | 28 |
キヤノンイーグルス | |
1 | 菅原崇聖 |
2 | 金子大介 |
3 | 城彰 |
4 | 日高駿 |
5 | 鷹クロフォードアストン |
6 | 植松宗之 |
7 | 清水直志 |
8 | アダム・トムソン |
9 | 福居武 |
10 | カラム・ブルース |
11 | 原田季郎 |
12 | 三友良平 |
13 | ティム・ベネット |
14 | 橋野皓介 |
(15) | 和田拓 |
16 | 坂下拓也 |
17 | 宍戸要介 |
18 | 山路泰生 |
19 | 湯澤奨平 |
20 | 竹山浩史 |
21 | アイザイア・トエアバ |
22 | ハビリロッキー |
23 | オマール・スライマンケル |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半13分 | 8→20 |
入替 | 後半13分 | 13→21 |
入替 | 後半13分 | 14→23 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-キヤノンイーグルス |
7分 | キヤノン | (1)菅原崇聖 | T | 0-5 |
8分 | キヤノン | (12)三友良平 | G | 0-7 |
10分 | ヤマハ発動機 | (10)大田尾竜彦 | T | 5-7 |
11分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | Gx | 5-7 |
15分 | キヤノン | (13)ティム・ベネット | T | 5-12 |
16分 | キヤノン | (12)三友良平 | G | 5-14 |
20分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PG | 8-14 |
38分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | PG | 11-14 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-キヤノンイーグルス |
12分 | キヤノン | (13)ティム・ベネット | T | 11-19 |
13分 | キヤノン | (12)三友良平 | G | 11-21 |
20分 | ヤマハ発動機 | (12)マレ・サウ | T | 16-21 |
21分 | ヤマハ発動機 | (15)五郎丸歩 | G | 18-21 |
39分 | キヤノン | (11)原田季郎 | T | 18-26 |
40分 | キヤノン | (12)三友良平 | G | 18-28 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
「最後の10分間、勝ちたいという気持ちにおいてキヤノンが我々を上回った結果になりました。キヤノンの執念勝ちです。しかし、ヤマハは今シーズン、確実に階段を登っています。様々な天候や状況に対応できるような判断力をつけて、次のステージに臨みたいと思います。今日はキヤノンから良いものを教えてもらいました。」