2012-2013年度トップリーグ 第13節 - 試合日程・結果
2012-2013年度トップリーグ 第13節:リコーブラックラムズ戦の結果をご報告します。
試合レポート
7トライの猛攻で最終節を勝利で飾る
トップリーグ最終節の相手は古豪のリコーブラックラムズ。前半5分、ヤマハの五郎丸選手が30mゴール正面のペナルティゴールに成功し3-0と先制する。14分にリコーがPGを決め3-3とする。19分に五郎丸選手がPGのチャンスを得るが、ゴールポストにボールが直撃し、成功ならず。しかし、その直後のヤマハボールでのラインアウトをしっかりとキャッチし、ヤマハFWがモールを組むと、一気に押し込んでフォラウ選手がトライ、五郎丸選手がゴールを決め10-3とする。
リコーは25分、ラインアウトから滝澤選手が抜け出してトライ、10-8と迫る。しかし、ヤマハはすぐに相手陣に入る。32分にラインアウトからラックとなり、三村選手が突進、最後は池町選手が飛び込み公式戦初トライを決める。続く35分にはサウ選手が相手ボールをインターセプトし、サポートした徐選手がトライ、20-8とリードを広げる。しかし、37分にキックオフボールを奪ったリコーのボーク選手にトライを許し、20-13で前半を終える。
後半はヤマハのキックオフで開始。リコーが蹴ったボールを五郎丸選手がカウンター攻撃、サウ選手にボールが渡ると相手選手をステップで抜き去り、わずか45秒でトライを決めた。このトライにより、ボーナス点1を獲得し、さらにトップリーグ6位以上4位未満を決めた。五郎丸選手の右隅からのゴールも決まり27-13とリードを広げる。
12分、リコーにPGを決められ27-16となるが、14分にサウ選手が蹴ったボールをBKが追いかけ、最後は中園選手が押さえてトライ。32-16とする。さらに24分にもヤマハはフォラウ選手のキックから前進。再びボールを奪うと、素早くBKに展開し、途中出場の曽我部選手が2人飛ばしのロングパスを放ち、徐選手のトライを演出。五郎丸選手の左端からのゴールも決まり、39-16と勝負を決定づける。
リコーも33分、横山選手がトライし、39-21と食い下がるが、36分にヤマハがラインアウトからモールを押し込み、フォラウ選手がこの日2つ目のトライを決め、五郎丸選手のゴールも決まり46対21とし、ヤマハが合計7トライの圧勝でノーサイドとなった。今季は昨年よりも2勝多い8勝5敗でリーグ戦を終え、1月26日の日本選手権出場決定戦2回戦に狙いを定める。
※画像はボールを持って果敢にアタックを仕掛ける仲谷選手
笠原主将
「今日はゲーム全体を通して集中できた。練習の方がキツイので、試合の方が走れる、そんな感じの試合だった。選手たちは日本選手権の優勝を狙うという高いモチベーションを持って練習に取り組んでいる。この緊張感を持ちながら、また練習に励みたい」
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 仲谷聖史 |
2 | 名嘉翔伍 |
3 | 山村亮 |
(4) | 笠原雄太 |
5 | トーマス優デーリックデニイ |
6 | 八木下惠介 |
7 | 三村勇飛丸 |
8 | フォラウ愛世 |
9 | 池町信哉 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 徐吉嶺 |
12 | マレ・サウ |
13 | シアレ・ピウタウ |
14 | 中園真司 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 日野剛志 |
17 | 山川侑己 |
18 | モセ・トゥイアリイ |
19 | 西直紀 |
20 | 宮澤正利 |
21 | 曽我部佳憲 |
22 | 田中渉太 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半20分 | 2→16 |
入替 | 後半20分 | 6→19 |
入替 | 後半20分 | 10→21 |
入替 | 後半23分 | 14→22 |
入替 | 後半25分 | 11→20 |
入替 | 後半37分 | 1→17 |
前半 | ||
3 | T | 2 |
1 | G | 0 |
1 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
20 | 合計 | 13 |
後半 | ||
4 | T | 1 |
3 | G | 0 |
0 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
26 | 合計 | 8 |
46 | 合計 | 21 |
リコーブラックラムズ | |
1 | 長江有祐 |
2 | 滝澤佳之 |
3 | 柴田和宏 |
4 | 馬渕武史 |
5 | 山本健太 |
6 | カウヘンガ桜エモシ |
7 | 川上力也 |
8 | コリン・ボーク |
9 | 池田渉 |
10 | 河野好光 |
11 | 小吹祐介 |
12 | リキ・フルーティ |
(13) | 山藤史也 |
14 | 星野将利 |
15 | 横山伸一 |
16 | 川口顕義 |
17 | 高橋英明 |
18 | 覺來弦 |
19 | 生沼知裕 |
20 | 湯淺直孝 |
21 | 徳永亮 |
22 | ロイ・キニキニラウ |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半12分 | 8→18 |
入替 | 後半12分 | 11→22 |
入替 | 後半23分 | 2→16 |
入替 | 後半23分 | 3→17 |
入替 | 後半23分 | 10→21 |
入替 | 後半28分 | 5→19 |
入替 | 後半28分 | 9→20 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-リコーブラックラムズ |
5分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 3-0 |
14分 | リコー | リキ・フルーティ | PG | 3-3 |
19分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PGx | 3-3 |
20分 | ヤマハ発動機 | フォラウ愛世 | T | 8-3 |
21分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 10-3 |
25分 | リコー | 滝澤佳之 | T | 10-8 |
26分 | リコー | 河野好光 | Gx | 10-8 |
32分 | ヤマハ発動機 | 池町信哉 | T | 15-8 |
33分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | Gx | 15-8 |
35分 | ヤマハ発動機 | 徐吉嶺 | T | 20-8 |
36分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | Gx | 20-8 |
37分 | リコー | コリン・ボーク | T | 20-13 |
38分 | リコー | 河野好光 | Gx | 20-13 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-リコーブラックラムズ |
0分 | ヤマハ発動機 | マレ・サウ | T | 25-13 |
1分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 27-13 |
12分 | リコー | 河野好光 | PG | 27-16 |
14分 | ヤマハ発動機 | 中園真司 | T | 32-16 |
15分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | Gx | 32-16 |
24分 | ヤマハ発動機 | 徐吉嶺 | T | 37-16 |
25分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 39-16 |
33分 | リコー | 横山伸一 | T | 39-21 |
34分 | リコー | リキ・フルーティ | Gx | 39-21 |
36分 | ヤマハ発動機 | フォラウ愛世 | T | 44-21 |
38分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 46-21 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
「準備した事がしっかりとでき、それが得点に表われた試合だった。チームの成長も感じられた。今季を通して感じられるのは80分間中、60分間は集中できるチームになってきているが、まだ20分は気が抜けてしまうところがある。そこがトップ4との差。ここを改善して、日本選手権に挑みたい」