2012-2013年度トップリーグ 第12節 - 試合日程・結果
2012-2013年度トップリーグ 第12節:サントリーサンゴリアス戦の結果をご報告します。
試合レポート
執念のトライで勝ち点2を獲得
今シーズンのホーム最終戦となったトップリーグ第12節は首位のサントリーとの対戦。多くの来場者がヤマハスタジアムに駆けつける中、午後1時に大田尾選手のキックオフで試合が始まった。
前半早々から怒涛の攻撃を仕掛けるサントリーに対し、池町選手や三村選手、トゥイアリイ選手らが猛タックルを見せる。13分にようやく敵陣に入ったヤマハは五郎丸選手がペナルティゴール(以下、PG)を決め3-0と先制点を奪う。
しかし、24分にサントリーのニコラス選手がペナルティゴールを決め3-3と振り出しに。33分にサントリーはヤマハゴール前のスクラムから攻撃、トライを奪い3-10とリードを広げられる。
38分に五郎丸選手がPGのチャンスを得るが失敗。しかし40分、ラインアウトからのボールを展開し、徐選手がゲイン。中園選手へ見事なラストパスを放ち、中園選手が右隅にトライ。五郎丸選手の右隅からのゴールをも決まり10-10と同点に追いつき、前半を終了した。
後半、先制したのはサントリー。開始わずか1分、スミス選手がカウンター攻撃を仕掛け、最後は小野澤選手が左コーナーに飛び込みトライ、10-15とする。すると6分にもヤマハの反則から、すぐに仕掛けた佐々木選手が右中間にトライ、ニコラス選手のゴールが決まり10-22とリードを広げる。さらに18分にもラインアウトからピシ選手が突破しトライ、10-27と一気に突き放しにかかる。
ヤマハもサントリー陣に入り、相手反則を得るがPGを狙わずにラインアウトを選択。しっかりとラインアウトのボールを獲得し、BKに展開し、最後はピウタウ選手からサウ選手へパスがつながり、トライ。五郎丸選手がゴールも決め17-27と10点差に詰め寄る。
サントリーは29分に平選手がトライし、17-32と再び突き放しにかかるが、36分にヤマハが自陣から攻撃し、曽我部選手からボールを受けたサウ選手がゲイン、途中出場の田中選手が右タッチラインを快走してトライ。22-32と再び10点差とし、希望をつなぐ。
サントリーは38分にヒューワット選手がペナルティゴールを決め22-35とするが、ホームの声援を受けたヤマハ選手は諦めない。曽我部選手が相手ディフェンスを突破すると田中選手へ絶妙なロングパスを放ち、田中選手が連続トライを決めた。五郎丸選手が右端からの難しい位置でのゴールを決め29-35となったところでノーサイド。敗れたが4トライと7点差以内のため、勝ち点2を獲得し、総勝ち点は37とした。
尚、この結果により、プレーオフ進出を逃す結果となったが、昨年のリーグ戦8位を越え、7位以上5位以下を確定させた。2年連続の日本選手権出場を視野に最終節に向けて戦いは続く。
※画像は前半に中園選手のトライをアシストした徐選手の突破
笠原主将
後半の試合への入り方に課題が出た。得点を取られた後に、(気持ちを)切り替えることができず、追加点を許してしまった。スクラムも前半と後半でサントリーの組み方が変わり、そこに対応しきれず、ここもしっかりと修正できるようなチームになりたいと思う。最終節、諦めずにひたむきに勝ちを取りに行きたい。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 仲谷聖史 |
2 | 名嘉翔伍 |
3 | 山村亮 |
(4) | 笠原雄太 |
5 | トーマス優デーリックデニイ |
6 | 八木下惠介 |
7 | 三村勇飛丸 |
8 | モセ・トゥイアリイ |
9 | 池町信哉 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 徐吉嶺 |
12 | マレ・サウ |
13 | 宮澤正利 |
14 | 中園真司 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 岸直弥 |
17 | 田村義和 |
18 | ジェリー・コリンズ |
19 | 西直紀 |
20 | 曽我部佳憲 |
21 | シアレ・ピウタウ |
22 | 田中渉太 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半0分 | 8→18 |
入替 | 後半19分 | 13→21 |
入替 | 後半19分 | 18→19 |
入替 | 後半19分 | 10→20 |
入替 | 後半23分 | 14→22 |
入替 | 後半30分 | 1→16 |
入替 | 後半30分 | 3→17 |
前半 | ||
1 | T | 1 |
1 | G | 1 |
1 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
10 | 合計 | 10 |
後半 | ||
3 | T | 4 |
2 | G | 1 |
0 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
19 | 合計 | 25 |
29 | 合計 | 35 |
サントリーサンゴリアス | |
1 | 金井健雄 |
2 | 青木佑輔 |
3 | 畠山健介 |
4 | 篠塚公史 |
(5) | 真壁伸弥 |
6 | ジョージ・スミス |
7 | 佐々木隆道 |
8 | 西川征克 |
9 | 日和佐篤 |
10 | トゥシ・ピシ |
11 | 小野澤宏時 |
12 | ニコラスライアン |
13 | 平浩二 |
14 | 村田大志 |
15 | 有賀剛 |
16 | 新田浩一 |
17 | 尾崎章 |
18 | 辻本雄起 |
19 | 元申騎 |
20 | 小野晃征 |
21 | ピーター・ヒューワット |
22 | 長友泰憲 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半4分 | 8→19 |
入替 | 後半16分 | 14→22 |
入替 | 後半19分 | 1→17 |
入替 | 後半23分 | 10→20 |
入替 | 後半29分 | 15→21 |
入替 | 後半37分 | 4→18 |
入替 | 後半39分 | 3→16 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-サントリーサンゴリアス |
13分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 3-0 |
24分 | サントリー | ニコラスライアン | PG | 3-3 |
28分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PGx | 3-3 |
33分 | サントリー | 金井健雄 | T | 3-8 |
35分 | サントリー | ニコラスライアン | G | 3-10 |
38分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PGx | 3-10 |
40分 | ヤマハ発動機 | 中園真司 | T | 8-10 |
41分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 10-10 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-サントリーサンゴリアス |
1分 | サントリー | 小野澤宏時 | T | 10-15 |
2分 | サントリー | ニコラスライアン | Gx | 10-15 |
6分 | サントリー | 佐々木隆道 | T | 10-20 |
7分 | サントリー | ニコラスライアン | G | 10-22 |
18分 | サントリー | トゥシ・ピシ | T | 10-27 |
19分 | サントリー | ニコラスライアン | Gx | 10-27 |
25分 | ヤマハ発動機 | マレ・サウ | T | 15-27 |
26分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 17-27 |
29分 | サントリー | 平浩二 | T | 17-32 |
30分 | サントリー | ニコラスライアン | Gx | 17-32 |
36分 | ヤマハ発動機 | 田中渉太 | T | 22-32 |
37分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | Gx | 22-32 |
38分 | サントリー | ピーター・ヒューワット | PG | 22-35 |
40分 | ヤマハ発動機 | 田中渉太 | T | 27-35 |
41分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 29-35 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
前半は体を張ったプレーができ、競ったゲームとなったが、後半に入り、20分までの時間帯に1位のチームとの差がでた。あの時間帯のサントリーは素晴らしいプレーをしたと思う。この差はフィットネス(体力)の差。前半できたことが後半にできなくなってしまった。この差を埋めていきたい。