2012-2013年度トップリーグ 第10節 - 試合日程・結果
2012-2013年度トップリーグ 第10節:近鉄ライナーズ戦の結果をご報告します。

試合レポート
2度の同点もラストプレーで白星を逃がす
今季、ヤマハスタジアム3試合目となる第10節は8シーズンぶりに近鉄を迎えての試合となった。
前半2分、近鉄の大西選手にペナルティゴール(以下、PG)を決められ0-3と先制される。しかし、5分、近鉄ラインアウトのボールを奪ったヤマハFWが近鉄ゴールに迫り、最後はトーマス選手がトライを決め逆転。五郎丸選手のゴールも決まり7-3とする。20分に近鉄の大西選手がPGを決め7-6と迫ると28分に近鉄がBKの攻撃からギア選手が右隅にトライ、大西選手のゴールは外れるが7-11と再逆転される。さらに31分、近鉄FWがボールをつなぎ前進し、タウファ選手がトライ。大西選手のゴールも決まり近鉄が7-18とリードを広げて前半を終了した。
後半、風上にたったヤマハはキックオフ直後から勢いよく近鉄陣に入り、2分、7分と五郎丸選手がPGを決め13-18と5点差に詰め寄る。10分に近鉄がPGのチャンスを得るが大西選手が失敗。すると16分に五郎丸選手がペナルティゴールを決め16-18と2点差に迫る。
20分に近鉄の大西選手がPGを決め16-21と6点差に戻されるが、22分にヤマハは五郎丸選手のカウンターアタックから展開。徐選手が大きくゲインし、トーマス選手がライン際を快走してトライ。ようやく21-21の同点に追いついた。
しかし、33分に近鉄の重光選手にゴールポスト中央にトライを決められ、大西選手がゴールを決め21-28とまたしてもリードを奪う。残り時間が短くなる中、ヤマハは36分に徐選手が再び力強いランニングを見せてディフェンス網を突き破ると、サポートしたトーマス選手がこの日3つ目のトライを左隅に決める。五郎丸選手が左隅からのゴールを成功させ、土壇場で28-28の同点に追いつくと、ヤマハスタジアム全体が大逆転への期待を膨らませ、大きな歓声に包まれる。
双方譲らぬ展開が続き、試合終了のホーンが鳴る。このまま同点で終了かと思われた42分、相手反則を得たヤマハは逆転の望みを賭けて自陣ゴール前からアタックを展開。しかし、パスがつながらず、グラウンドにこぼれたボールを近鉄に奪い取られ、最後は重光選手がこの日2つ目となるトライをゴールポスト付近に決め、大西選手のゴールも成功し28-35で近鉄が勝利する結果となった。
笠原主将は「プレーするのは自分たち。自分たちが前を向いていかないと何も始まらない。ホームで負けたことは悔しいの一言に尽きるが、しっかりと次の試合に向けて全力で取り組んでいきたい。」と、残り3試合への全力投球を誓った。
※画像は3トライを決めたトーマス選手
笠原主将
前半に風下を選んだのは我々。とにかくホームのヤマハスタジアムで負けた試合をしてしまったことが悔やまれる。下を向いても何も進まないので、チーム全員で前を向いて、しっかりと次節への準備をしていきたい。
試合詳細・メンバー
| ヤマハ発動機ジュビロ | |
| 1 | 仲谷聖史 |
| 2 | 名嘉翔伍 |
| 3 | 山村亮 |
| (4) | 笠原雄太 |
| 5 | トーマス優デーリックデニイ |
| 6 | 八木下惠介 |
| 7 | 三村勇飛丸 |
| 8 | モセ・トゥイアリイ |
| 9 | 池町信哉 |
| 10 | 大田尾竜彦 |
| 11 | 徐吉嶺 |
| 12 | シアレ・ピウタウ |
| 13 | 工藤良麻 |
| 14 | 中園真司 |
| 15 | 五郎丸歩 |
| 16 | 岸直弥 |
| 17 | 田村義和 |
| 18 | フォラウ愛世 |
| 19 | 西直紀 |
| 20 | 小池善行 |
| 21 | 宮澤正利 |
| 22 | 田中渉太 |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 入替 | 後半13分 | 13→21 |
| 入替 | 後半22分 | 3→17 |
| 入替 | 後半22分 | 1→16 |
| 入替 | 後半34分 | 6→18 |
| 前半 | ||
| 1 | T | 2 |
| 1 | G | 1 |
| 0 | PG | 2 |
| 0 | DG | 0 |
| 7 | 合計 | 18 |
| 後半 | ||
| 2 | T | 2 |
| 1 | G | 2 |
| 3 | PG | 1 |
| 0 | DG | 0 |
| 21 | 合計 | 17 |
| 28 | 合計 | 35 |
| 近鉄ライナーズ | |
| 1 | 田邉篤 |
| 2 | 吉田伸介 |
| 3 | 成昂徳 |
| 4 | トンプソン・ルーク |
| 5 | 松岡勇 |
| 6 | 中井太喜 |
| 7 | タウファ統悦 |
| 8 | 佐藤幹夫 |
| 9 | 金哲元 |
| 10 | 重光泰昌 |
| 11 | 森田尚希 |
| 12 | ジェフリー・イエロメ |
| 13 | 大西将太郎 |
| 14 | リコ・ギア |
| (15) | 高忠伸 |
| 16 | 太田春樹 |
| 17 | 才田修二 |
| 18 | 大隈隆明 |
| 19 | レプハ・ラトゥイラ |
| 20 | 福地達彦 |
| 21 | ジーン・フェアバンクス |
| 22 | 坂本和城 |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 入替 | 後半0分 | 2→16 |
| 入替 | 後半27分 | 14→22 |
| 入替 | 後半27分 | 8→19 |
| 入替 | 後半27分 | 12→21 |
| 入替 | 後半37分 | 9→20 |
得点経過
| 前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-近鉄ライナーズ |
| 7分 | 近鉄 | 大西将太郎 | PG | 0-3 |
| 15分 | ヤマハ発動機 | トーマス優デーリックデニイ | T | 5-3 |
| 17分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 7-3 |
| 20分 | 近鉄 | 大西将太郎 | PG | 7-6 |
| 28分 | 近鉄 | リコ・ギア | T | 7-11 |
| 29分 | 近鉄 | 大西将太郎 | Gx | 7-11 |
| 31分 | 近鉄 | タウファ統悦 | T | 7-16 |
| 32分 | 近鉄 | 大西将太郎 | G | 7-18 |
| 後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-近鉄ライナーズ |
| 2分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 10-18 |
| 7分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 13-18 |
| 10分 | 近鉄 | 大西将太郎 | PGx | 13-18 |
| 16分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 16-18 |
| 20分 | 近鉄 | 大西将太郎 | PG | 16-21 |
| 22分 | ヤマハ発動機 | トーマス優デーリックデニイ | T | 21-21 |
| 23分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | Gx | 21-21 |
| 33分 | 近鉄 | 重光泰昌 | T | 21-26 |
| 34分 | 近鉄 | 大西将太郎 | G | 21-28 |
| 36分 | ヤマハ発動機 | トーマス優デーリックデニイ | T | 26-28 |
| 37分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 28-28 |
| 42分 | 近鉄 | 重光泰昌 | T | 28-33 |
| 43分 | 近鉄 | 大西将太郎 | G | 28-35 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
勝利が絶対に必要だったが、ご覧のとおりの結果となった。必要のないところでの反則を繰り返すなど、レベルの低いプレーを繰り返したのが敗因だ。決して、実力的に負けていないのに、もっている力や実力を出せていないことが腹立たしくすら思える。この先の試合はプライドを賭けた試合にしていきたい。寒いなか、ホームに応援に来てくださった方々に感謝している。