2012春季練習試合 第2戦 - 試合日程・結果
2012春季練習試合 第2戦:クボタスピアーズ戦の結果をご報告します。
2012春季練習試合 第2戦
5/26(土) 14:00
:千葉県船橋市 クボタ船橋グラウンド
ヤマハ発動機ジュビロ 38
前半 24-21
後半 14-12
33クボタスピアーズ
試合レポート
遠藤選手の逆転トライで新年度初勝利
春季練習試合の第2戦目は千葉県船橋市のクボタグラウンドにて午後2時から行われた。クボタのキックオフで試合が開始され、ヤマハが自陣からアタックを仕掛けるが、クボタにボールを奪われると前半1分にクボタに簡単にトライを許してしまった。
6分にクボタゴール前に迫るとスクラムを押し込みトゥイアリイ選手が飛び込んでトライ。越村選手のゴールも決まり7-7に追いつく。
12分、クボタFWがラインアウトからのモールを押し込みトライ、7-14となる。
20分にクボタゴール前にてスクラムを得たヤマハFW。再びトゥイアリイ選手が飛び込んで14-14とする。
22分にはラインアウトからのボールを展開し、サウ選手が大きくゲイン。最後はサポートについた宮澤選手が右中間にトライ。越村選手のゴールも成功し、19-14と初のリードを奪った。
膠着状態が続いたが42分に相手ボールのスクラムを押してボールを奪うと、すぐに展開し、最後はサウ選手が相手選手を引きずりながらトライ。24-14とする。
ウォーターブレイク(一時的な給水時間)が入ったため、前半の時計が47分に。クボタのエロネ選手に再びトライを許し、24-21で前半を終えた。
後半はお互いにメンバーが入れ替わる。そのためか両チームともコンビネーションがかみ合わないシーンが続く。後半15分にクボタがラインアウトからのボールをBKが展開し、左隅にトライ。24-26とクボタが再び逆転する。
遠藤選手が相手ペナルティーから得たボールをもってすかさず突進。さらに前方で再びペナルティーをもらい、すぐにBKが仕掛け、最後はサウ選手がステップの連続で相手選手を交わし続け、40mを駆け抜けてトライ。越村選手のゴールも決まり、31-26と再びヤマハが逆転する。
23分にヤマハがカウンター攻撃を仕掛けるがミス。そこをクボタに突かれてトライを許し、難しい位置のゴールを森脇選手が決めて31-33とクボタが三度目の逆転。
クボタの猛攻が続き、ヤマハゴール前での時間が続くが、西選手やコリンズ選手らの激しいディフェンスにより得点を与えず、耐えて38分にクボタ陣へ逆襲する。ラインアウトから出たボールがスタンドオフに入った新人・工藤選手の手に渡り、相手ディフェンスを交わしてゲイン。そこへ勢いよく走りこんだ遠藤選手にラストパスが通り、中央に逆転となるトライを決め、越村選手のゴールも成功し、38-31で今年度初の勝利をもぎ取った。
※画像は前半のスクラムシーン。この直後にトゥイアリイ選手がトライ。
「順調にできていると思っているところが、そうではなかった。実際の試合をすることで気がつくことができ、その意味においては良い機会となった。スクラムに関しては昨年からの強さはあるが、まだまだ改善の余地がある。春の試合や夏合宿での試合を積み重ねて、さらにスクラムの強化を進めていきたい。野中や名嘉など若手選手たちが伸びているので、この先がとても楽しみだ」
「今日は自分にとっては最初のゲームでした。自分自身に対するキーポイントとして考えていたのはタツ(大田尾選手)とのコミュニケーション。タツに何をしたいのかを伝え、タツが何をしようとしているのかを理解することを意識してプレーしました。最初のゲームにしては良いコミュニケーションが取れたと思っています。3つの代表チームからオファー?昨シーズンに痛めた足の治療もありますので、ヤマハでプレーしながら体調をベストにしていくことを今は考えています。そして家族にとって最も良い選択をしたいと思います」
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 仲谷聖史 |
2 | 加藤圭太 |
3 | 田村義和 |
(4) | 笠原雄太 |
5 | デーリック・トーマス |
6 | 三村勇飛丸 |
7 | 河本明哲 |
8 | モセ・トゥイアリイ |
9 | 小池善行 |
10 | 大田尾竜彦 |
11 | 徐吉嶺 |
12 | マレ・サウ |
13 | 宮澤正利 |
14 | 田中渉太 |
15 | 越村一隆 |
16 | 長野正和 |
17 | 岸直弥 |
18 | 前田航平 |
19 | 境川久 |
20 | 名嘉翔伍 |
21 | 野中大輔 |
22 | 西直紀 |
23 | 斉田晃平 |
24 | ジェリー・コリンズ |
25 | 山路和希 |
26 | 池町信哉 |
27 | 青木元洋 |
28 | 工藤良麻 |
29 | 津高宏行 |
30 | 遠藤広太 |
31 | 伊東力 |
前半 | ||
2 | T | 2 |
2 | G | 1 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
24 | 合計 | 21 |
後半 | ||
4 | T | 3 |
2 | G | 3 |
0 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
14 | 合計 | 12 |
38 | 合計 | 33 |
クボタスピアーズ | |
1 | 後藤満久 |
2 | 岩爪航 |
3 | 小池健太 |
4 | エロネ・タキタキ |
(5) | 前川泰慶 |
6 | 田村玲一 |
7 | 稲橋良太 |
8 | 大鰐健 |
9 | 笠倉みちる |
10 | カート・モラス |
11 | 鈴木貴士 |
12 | 吉田真吾 |
13 | カトニ・オツコロ |
14 | 伊藤有司 |
15 | 森功至 |
16 | 株木貴幸 |
17 | 佐藤雄介 |
18 | 今野達朗 |
19 | 鈴木康太 |
20 | 茂木隼人 |
21 | 森脇秀幸 |
22 | 宮田拓哉 |
23 | 高橋銀太郎 |
24 | 天坂裕也 |
25 | 高野彬夫 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-クボタスピアーズ |
1分 | クボタ | エロネ・タキタキ | T | 0-5 |
2分 | クボタ | カート・モラス | G | 0-7 |
6分 | ヤマハ発動機 | モセ・トゥイアリイ | T | 5-7 |
7分 | ヤマハ発動機 | 越村一隆 | G | 7-7 |
12分 | クボタ | 後藤満久 | T | 7-12 |
13分 | クボタ | カート・モラス | G | 7-14 |
20分 | ヤマハ発動機 | モセ・トゥイアリイ | T | 12-14 |
21分 | ヤマハ発動機 | 越村一隆 | G | 14-14 |
22分 | ヤマハ発動機 | 宮澤正利 | T | 19-14 |
23分 | ヤマハ発動機 | 越村一隆 | Gx | 19-14 |
26分 | クボタ | カート・モラス | PGx | 19-14 |
42分 | ヤマハ発動機 | マレ・サウ | T | 24-14 |
43分 | ヤマハ発動機 | 越村一隆 | Gx | 24-14 |
47分 | クボタ | エロネ・タキタキ | T | 24-19 |
48分 | クボタ | カート・モラス | G | 24-21 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-クボタスピアーズ |
15分 | クボタ | 吉田真吾 | T | 24-26 |
16分 | クボタ | 森脇秀幸 | Gx | 24-26 |
18分 | ヤマハ発動機 | マレ・サウ | T | 29-26 |
19分 | ヤマハ発動機 | 越村一隆 | G | 31-26 |
23分 | クボタ | T | 31-31 | |
24分 | クボタ | 森脇秀幸 | G | 31-33 |
29分 | クボタ | 森脇秀幸 | PGx | 31-33 |
38分 | ヤマハ発動機 | 遠藤広太 | T | 36-33 |
38分 | ヤマハ発動機 | 越村一隆 | G | 38-33 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
「まだこの時期は枝を伸ばし、根を伸ばす時期。ミスを恐れずに積極的にいくプレーを選手たちには続けてほしいと思っている。若手も伸びてきており、良い傾向になってきている。どんどんチームとしての武器を増やして、秋のシーズンに繋げたい」