2011-2012年度トップリーグ 第9節 - 試合日程・結果
2011-2012年度トップリーグ 第9節:パナソニックワイルドナイツ戦の結果をご報告します。
試合レポート
風上に立ったヤマハは前半開始直後からFWが積極的に肉弾戦を仕掛け、相手陣に攻め込むと前半3分にPG を五郎丸選手が決める会心のスタートを切った。その後、パナソニックがボールを保持する時間が続くがトゥイプロトゥ選手がインターセプト。一気に攻め込み相手の反則を誘うと五郎丸選手がきっちりとPGを成功させ6-0と突き放す。パナソニックが26分に正面のペナルティゴールを決め6-3とするが、36分に五郎丸選手が45mという長い距離のペナルティゴールを決め、前半は9-3とヤマハがリードで終了した。
後半2分、キックの応酬となる中、パナソニックのデラーニ選手がカウンター攻撃に出るとフーリー選手にボールが渡りトライ。田邉選手のゴールも決まり、9-10と逆転を許した。この後に1PG 、1トライを続けて許し、一時は9-18となる。ここでヤマハはコリンズ選手、八木選手、八木下選手を投入。FWがパワーを回復すると、25分に五郎丸歩選手がPGを決め12-18と追撃。6点差に迫るが28分にパナソニックは田邊選手による巧なキックパスにより山田選手がトライ。ゴールも決まり、12-25と引き離される。
しかし、今年のヤマハは諦めない。35分にラインアウトからのモールを押し込みフォラウ愛世選手がトライ。難しい角度のゴールを五郎丸選手が成功させ、再び6点差に。スタミナ切れしないヤマハFWはトーマス選手や山村選手らを中心にラックを連取し攻め続けたが、パナソニックの粘りあるディフェンス網を突き破れずにノーサイド。敗れたものの7点差以内によるボーナスポイント1を獲得し、昨年のトップリーグ覇者を相手に手ごたえをつかんだ第9節となった。
試合後、バイスキャプテンの五郎丸選手は「チャンスになった時にミスが多く、自分も2本のゴールを失敗したのが悔やまれる。パナソニックのようなトップレベルのチームに勝つためには、そうした精度の高さが求められてくる。次のNEC戦は精度の高さを追求していきたい」と、次節に視線を向けた。
画像は「期待に応えた」と清宮監督から太鼓判をもらった池町選手
大田尾ゲームキャプテン
自分たちが用意してきたものは出せましたが、後半10分あたりから集中力が抜ける場面があり、その時間帯に試合の流れをパナソニックに持っていかれたのが響きました。逆に、そこを狙ってくるパナソニックの試合巧者ぶりを感じました。しかし、接点の場面で、互角に戦えているので、次への自信につながります。太田市での応援、有難うございました。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 長野正和 |
2 | 加藤圭太 |
3 | 田村義和 |
4 | 笠原雄太 |
5 | デーリック・トーマス |
6 | フォラウ愛世 |
7 | 三村勇飛丸 |
8 | モセ・トゥイアリイ |
9 | 池町信哉 |
(10) | 大田尾竜彦 |
11 | 徐吉嶺 |
12 | タネ・トゥイプロトゥ |
13 | 宮澤正利 |
14 | 田中渉太 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 境川久 |
17 | 山村亮 |
18 | 八木下惠介 |
19 | ジェリー・コリンズ |
20 | 三角公志 |
21 | 中園真司 |
22 | 八木鉄兵 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半 4分 | 11→21 |
入替 | 後半 21分 | 3→17 |
入替 | 後半 21分 | 4→18 |
入替 | 後半 21分 | 8→19 |
入替 | 後半 21分 | 14→22 |
入替 | 後半 31分 | 13→20 |
前半 | ||
0 | T | 0 |
0 | G | 0 |
3 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
9 | 合計 | 3 |
後半 | ||
1 | T | 3 |
1 | G | 2 |
1 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
10 | 合計 | 22 |
19 | 合計 | 25 |
パナソニックワイルドナイツ | |
1 | 木川隼吾 |
(2) | 堀江翔太 |
3 | 相馬朋和 |
4 | 飯島陽一 |
5 | ダニエル・ヒーナン |
6 | 劉永男 |
7 | 西原忠佑 |
8 | バツベイシオネ |
9 | 田中史朗 |
10 | マイク・デラーニ |
11 | 山田章仁 |
12 | 野口裕也 |
13 | ジャック・フーリー |
14 | 北川智規 |
15 | 田邉淳 |
16 | 設楽哲也 |
17 | 川俣直樹 |
18 | 堺田純 |
19 | ヘンドリック・ツイ |
20 | イーリニコラス |
21 | サム・ノートンナイト |
22 | 三宅敬 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半 26分 | 5→19 |
入替 | 後半 31分 | 1→17 |
入替 | 後半 31分 | 9→20 |
入替 | 後半 31分 | 7→18 |
交替 | 後半 38分 | 18→16 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-パナソニックワイルドナイツ |
4分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 3-0 |
12分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PGx | 3-0 |
18分 | パナソニック | 田邉淳 | PGx | 3-0 |
22分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 6-0 |
26分 | パナソニック | 田邉淳 | PG | 6-3 |
36分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 9-3 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-パナソニックワイルドナイツ |
2分 | パナソニック | ジャック・フーリー | T | 9-8 |
4分 | パナソニック | 田邉淳 | G | 9-10 |
8分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PGx | 9-10 |
11分 | パナソニック | 田邉淳 | PGx | 9-10 |
16分 | パナソニック | 田邉淳 | PG | 9-13 |
19分 | パナソニック | 田邉淳 | T | 9-18 |
20分 | パナソニック | 田邉淳 | Gx | 9-18 |
25分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 12-18 |
28分 | パナソニック | 山田章仁 | T | 12-23 |
29分 | パナソニック | 田邉淳 | G | 12-25 |
35分 | ヤマハ発動機 | フォラウ愛世 | T | 17-25 |
36分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 19-25 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
勝敗を分けたのはキック処理。難しいものではなかったが痛いプレーとなった。しかし、試合全体として、ボールを支配しており、計算ができるチームになってきた。けが人がでてきている中で、ベストな布陣でないとパナソニックに勝つのは難しいが、新人の池町選手など期待に応えてくれた選手も多い。