2011-2012年度トップリーグ 第8節 - 試合日程・結果
2011-2012年度トップリーグ 第8節:NTTドコモレッドハリケーンズ戦の結果をご報告します。
試合レポート
トップリーグ第8節は名古屋市にてNTTドコモ(以下、ドコモ)と対戦。
開始早々に自陣からアタックするもミスをし、ドコモにボールを与え、前半2分に先制トライを許す。流れを少しずつ取り戻し、10分に五郎丸選手のPG成功、18分に宮澤選手のトライ、27分には大田尾選手がキックしたボールをインゴールで押さえた五郎丸選手がトライし、15-7とする。
しかし、30分と34分にドコモに連続トライを許し、前半終了間際にPGを決められ15-24で前半を終える。
後半から田村選手とトーマス選手を投入し、FWに勢いをつけたヤマハは後半2分、トゥイアリイ選手がラインアウトのボールをキャッチし、一気にトライを奪う。五郎丸選手の右端からゴール成功により22-24と追い上げる。10分にスクラムから展開し、連続攻撃の末にサウ選手がトライし、ボーナスポイントを獲得した。
しかしドコモも沼田選手がトライを決め、29-29と同点に追いつく執念を見せる。16分にドコモがゴール正面で反則、ここは五郎丸選手がPGをきっちりと決めて32-29とリードを奪う。
23分、ヤマハのタックルから相手がボールをこぼし、そのボールを拾ったトーマス選手が果敢にアタック。そのラックからトゥイアリイ選手にボールが渡り、相手ディフェンスを引きつけて徐選手へパス。徐選手が今季8つ目となるトライを決め、そのコンバージョンゴールを五郎丸選手が確実に成功させて39-29と10点差にする。
得点力あるドコモは23分にシオエリ選手がトライし、さらに27分にはニュージーランド代表として100試合に出場しているムリアイナ選手がトライ。39-41とゲームをひっくり返す。
31分にドコモボールのスクラムが組まれるが、ヤマハFWが猛プッシュ。ドコモFWが反則し、五郎丸選手がPGを成功させ、42-41とヤマハが1点差のリードを奪い返す。
両チームの攻防と共に場内の両チーム応援もヒートアップ。両軍の応援コールが瑞穂ラグビー場に響き合う中、勝負を決めたのはサウ選手の突破。最後は内側にサポートしていたトゥイプロトゥ選手にボールが渡り、右隅にトライ。その難しい角度のゴールを五郎丸選手が成功させ、最終スコアを49-41とし、ドコモの追撃を退けて今季5勝目を挙げた。勝ち点を25に伸ばし、上位進出を視野に残り5試合に挑む。
※画像はマンオブザマッチを受賞したサウ選手のトライシーン
大田尾ゲームキャプテン
前半にミスが多く、流れをつかむことができませんでした。課題が多い試合でしたが、収穫は勝ち点5を取ったことと、後半から入ってきたメンバーがインパクトを与えてくれたことです。後半の入りと後半2つ目のトライまでの時間帯を自分たちのものにできていたことが結果的に効いたと思います。試合中、最後の最後まで大きな声援をしてくださったファンの皆様に感謝しています。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 長野正和 |
2 | 加藤圭太 |
3 | 山村亮 |
4 | 西直紀 |
5 | 笠原雄太 |
6 | ジェリー・コリンズ |
7 | 三村勇飛丸 |
8 | モセ・トゥイアリイ |
9 | 小池善行 |
(10) | 大田尾竜彦 |
11 | 徐吉嶺 |
12 | マレ・サウ |
13 | 宮澤正利 |
14 | 中園真司 |
15 | 五郎丸歩 |
16 | 境川久 |
17 | 田村義和 |
18 | デーリック・トーマス |
19 | フォラウ愛世 |
20 | 田中渉太 |
21 | タネ・トゥイプロトゥ |
22 | 八木鉄兵 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 前半 15分 | 4→22 |
入替 | 後半 0分 | 3→17 |
入替 | 後半 0分 | 6→18 |
入替 | 後半 3分 | 14→20 |
入替 | 後半 28分 | 8→19 |
入替 | 後半 28分 | 13→21 |
入替 | 後半 38分 | 12→16 |
前半 | ||
2 | T | 3 |
1 | G | 3 |
1 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
15 | 合計 | 24 |
後半 | ||
4 | T | 3 |
4 | G | 1 |
2 | PG | 0 |
0 | DG | 0 |
34 | 合計 | 17 |
49 | 合計 | 41 |
NTTドコモレッドハリケーンズ | |
1 | 松川功 |
2 | 水山尚範 |
3 | 北島大 |
4 | ミッチェル・チャップマン |
5 | 熊谷肇 |
6 | 鄭智弘 |
7 | スティーブン・セテファノ |
(8) | 箕内拓郎 |
9 | 辻埜拓也 |
10 | ハミッシュ・ガード |
11 | 才口將太 |
12 | 中矢健 |
13 | 清瀬岳大 |
14 | 渡辺義己 |
15 | 沼田邦光 |
16 | 緑川昌樹 |
17 | 許雄 |
18 | 松川太郎 |
19 | イオンギ・シオエリ |
20 | 田原章太郎 |
21 | 宮里尚樹 |
22 | ミルズ・ムリアイナ |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半 0分 | 4→18 |
入替 | 後半 0分 | 11→22 |
入替 | 後半 10分 | 7→19 |
交替 | 後半 11分 | 3→17 |
入替 | 後半 17分 | 2→16 |
入替 | 後半 24分 | 13→21 |
入替 | 後半 36分 | 9→20 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-NTTドコモレッドハリケーンズ |
2分 | NTTドコモ | 清瀬岳大 | T | 0-5 |
3分 | NTTドコモ | ハミッシュ・ガード | G | 0-7 |
10分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 3-7 |
18分 | ヤマハ発動機 | 宮澤正利 | T | 8-7 |
19分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 10-7 |
27分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | T | 15-7 |
28分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | Gx | 15-7 |
30分 | NTTドコモ | スティーブン・セテファノ | T | 15-12 |
31分 | NTTドコモ | ハミッシュ・ガード | G | 15-14 |
34分 | NTTドコモ | 渡辺義己 | T | 15-19 |
35分 | NTTドコモ | ハミッシュ・ガード | G | 15-21 |
41分 | NTTドコモ | ハミッシュ・ガード | PG | 15-24 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-NTTドコモレッドハリケーンズ |
2分 | ヤマハ発動機 | モセ・トゥイアリイ | T | 20-24 |
3分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 22-24 |
10分 | ヤマハ発動機 | マレ・サウ | T | 27-24 |
11分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 29-24 |
13分 | NTTドコモ | 沼田邦光 | T | 29-29 |
14分 | NTTドコモ | ハミッシュ・ガード | Gx | 29-29 |
16分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 32-29 |
18分 | ヤマハ発動機 | 徐吉嶺 | T | 37-29 |
20分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 39-29 |
23分 | NTTドコモ | イオンギ・シオエリ | T | 39-34 |
24分 | NTTドコモ | ハミッシュ・ガード | Gx | 39-34 |
27分 | NTTドコモ | ミルズ・ムリアイナ | T | 39-39 |
28分 | NTTドコモ | ハミッシュ・ガード | G | 39-41 |
31分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | PG | 42-41 |
34分 | ヤマハ発動機 | タネ・トゥイプロトゥ | T | 47-41 |
36分 | ヤマハ発動機 | 五郎丸歩 | G | 49-41 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
清宮監督
課題が多い試合となった。しかし、悪い面だけではなく、FWがスクラムで勝つことができ、スクラムだけで相手の反則を5つ取ることができたことや、サウ選手の個人技など良いプレーもあった。首の皮一枚の勝利となったが、勝ち点5を取ることができたのは大きい。この節を終えて、2週間あるので、年明けからの5連戦に向けて意識を高めていきたい。