2010-2011年度トップリーグ 第7節 - 試合日程・結果
2010-2011年度トップリーグ 第7節:サントリーサンゴリアス戦の結果をご報告します。

試合レポート
<この完敗をターニングポイントに後半節へ>
東京・外苑前は朝から神宮球場にて高校野球、大学野球が開催され、秩父宮ラグビー場も迫力あるトップリーグを見ようと昼前から人の流れが続きだし、神宮球場周辺は陽気なスポーツ日和といった雰囲気に包まれた。
豊富なフィットネスで攻撃的なラグビーを身上とするサントリーサンゴリアスに対し、ヤマハはFWの核であるトゥイアリイ選手が出場停止のため、攻守の要として両センターにサウ選手とレヴィ選手のニュージーランド人コンビを起用する布陣で挑んだ。
正午にサントリーボールでキックオフ。サントリーはスタンドオフのピシ選手を起点に積極的にボールを展開するが、レヴィ選手や八木選手らのタックルにより、ミスを連発。ヤマハボールのスクラムからサウ選手が突破し、レヴィ選手につなぐが、ゴールラインにわずかに届かない。この一連の攻撃にサントリーが反則、ヤマハは前半15分に先制点のチャンスを得て、五郎丸選手がPGを狙う。ところが、名手・五郎丸選手の蹴ったボールはゴールポストを直撃し、失敗。逆にサントリーが逆襲に出て、小野澤選手が左隅にトライ。このトライで勢いづいたサントリーは立て続けに小野澤選手が23分、26分と5分間でハットトリックを決めて、完全に主導権を握る。その後もサントリーは3トライを追加、前半は0-32で終えた。
後半もサントリーの前に出る勢いを止められず、開始直後にトライを許す苦しい展開に。リズムを変えたいヤマハは小池選手をスクラムハーフに入れ、矢富選手をウイングに配置し、河本選手やトーマス選手を続けて投入。笠原選手の勇ましい突進も見られたが、後半も6トライ奪われ、0-72という屈辱的なスコアで第7節を終えた。
試合後に堀川監督は「終わったことは仕方ない。またディフェンスからやり直して、選手たちの自信を取り戻していきたい。そして、後半節の6試合、一つ一つを大切に戦うことが大事だ」と語り、この大敗をターニングポイントに後半節に向けて巻き返しを誓った。
<.画像:ひたむきなプレーを見せ続けたナンバーエイト八木選手>
串田主将コメント
素晴らしいグラウンドや応援してくださった方々、そしてサントリーさんに感謝しています。今日は全ての局面で完敗でした。1ヶ月の間にしっかりと修正していきたいと思います。開幕戦に勝ったことは、決してまぐれではなく、自分たちの力で獲った勝利なので、もう一度、自分たちの力を信じてやり直していきたいと思います。本日は有難うございました。
試合詳細・メンバー
| ヤマハ発動機ジュビロ | |
| 1 | 前田航平 |
| 2 | 加藤圭太 |
| 3 | 山村亮 |
| 4 | ダニエル・ケート |
| 5 | 笠原雄太 |
| 6 | 梶村真也 |
| (7) | 串田義和 |
| 8 | 八木鉄兵 |
| 9 | 矢富勇毅 |
| 10 | 大田尾竜彦 |
| 11 | 辻井厚之 |
| 12 | マレ・サウ |
| 13 | ジョシュア・レヴィ |
| 14 | 徐吉嶺 |
| 15 | 五郎丸歩 |
| 16 | 岸直弥 |
| 17 | 田村義和 |
| 18 | 西直紀 |
| 19 | 河本明哲 |
| 20 | 小池善行 |
| 21 | 三角公志 |
| 22 | デーリック・トーマス |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 交代 | 後半 4分 | 11 → 20 |
| 入替 | 後半 11分 | 4 → 22 |
| 入替 | 後半 11分 | 6 → 19 |
| 入替 | 後半 20分 | 1→ 16 |
| 交代 | 後半 23分 | 2 → 1 |
| 入替 | 後半 31分 | 13 → 21 |
| 入替 | 後半 34分 | 3 → 17 |
| 入替 | 後半 34分 | 5 → 18 |
| 前半 | ||
| 0 | トライ | 6 |
| 0 | ゴール | 1 |
| 0 | ペナルティG | 0 |
| 0 | ドロップG | 0 |
| 0 | 合計 | 32 |
| 後半 | ||
| 0 | トライ | 6 |
| 0 | ゴール | 5 |
| 0 | ペナルティG | 0 |
| 0 | ドロップG | 0 |
| 0 | 合計 | 40 |
| 0 | 合計 | 72 |
| サントリーサンゴリアス | |
| 1 | 金井健雄 |
| 2 | 青木佑輔 |
| 3 | 畠山健介 |
| 4 | 篠塚公史 |
| 5 | 眞壁伸弥 |
| 6 | 西川征克 |
| 7 | 佐々木隆道 |
| 8 | トッド・クレーバー |
| 9 | 日和佐篤 |
| 10 | トゥシ・ピシ |
| 11 | 小野澤宏時 |
| 12 | ライアン・ニコラス |
| 13 | 平浩二 |
| 14 | 長友泰憲 |
| (15) | 有賀剛 |
| 16 | 山岡俊 |
| 17 | 池谷陽輔 |
| 18 | ウエイン・ファンニエルデン |
| 19 | 元申騎 |
| 20 | ジョージ・グレーガン |
| 21 | 宮本啓希 |
| 22 | 野村直矢 |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 入替 | 後半 14分 | 9 → 20 |
| 入替 | 後半 14分 | 12 → 21 |
| 入替 | 後半 17分 | 2 → 16 |
| 入替 | 後半 17分 | 1 → 17 |
| 入替 | 後半 17分 | 8 → 18 |
| 入替 | 後半 20分 | 6 → 19 |
| 入替 | 後半 28分 | 10 → 22 |
得点経過
| 前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-サントリーサンゴリアス |
| 15分 | ヤマハ | 五郎丸歩 | PG× | 0-0 |
| 21分 | サントリー | 小野澤宏時 | T | 0-5 |
| 22分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G× | 0-5 |
| 23分 | サントリー | 小野澤宏時 | T | 0-10 |
| 24分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G | 0-12 |
| 26分 | サントリー | 小野澤宏時 | T | 0-17 |
| 27分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G× | 0-17 |
| 28分 | サントリー | 長友泰憲 | T | 0-22 |
| 29分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G× | 0-22 |
| 32分 | サントリー | 有賀剛 | T | 0-27 |
| 32分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G× | 0-27 |
| 37分 | サントリー | 長友泰憲 | T | 0-32 |
| 38分 | サントリー | ライアン・ニコラス | G× | 0-32 |
| 40分 | サントリー | トゥシ・ピシ | PG× | 0-32 |
| 後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-サントリーサンゴリアス |
| 0分 | サントリー | 畠山健介 | T | 0-37 |
| 1分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G | 0-39 |
| 12分 | サントリー | トッド・クレバー | T | 0-44 |
| 13分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G× | 0-44 |
| 16分 | サントリー | 畠山健介 | T | 0-49 |
| 17分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G | 0-51 |
| 20分 | サントリー | 長友泰憲 | T | 0-56 |
| 21分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G | 0-58 |
| 27分 | サントリー | 有賀剛 | T | 0-63 |
| 28分 | サントリー | トゥシ・ピシ | G | 0-65 |
| 33分 | サントリー | 畠山健介 | T | 0-70 |
| 34分 | サントリー | 宮本啓希 | G | 0-72 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
堀川監督コメント
今日も熱い声援を下さったファンの方々に感謝しています。その熱い声援に応えるようなディフェンスができず、残念です。1対1、接点、セットプレーの全ての局面で完敗でした。この1ヶ月でしっかりと建て直して、第8節からのトップリーグで全力を尽くしたいと思います。特にディフェンスの修正をより組織的にしていきたいと考えています。