2009春季オープン戦 第3戦 - 試合日程・結果
2009春季オープン戦 第3戦:トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦の結果をご報告します。
2009春季オープン戦 第3戦
6/14(日) 14:00
:豊田市運動公園 陸上競技場
ヤマハ発動機ジュビロ 14
前半 0-26
後半 14-12
38トヨタ自動車ヴェルブリッツ
試合レポート
イングランド州選抜戦から中1日の14日(日)、興奮冷めやらぬまま迎えた春季オープン戦第3戦は、「平成21年度豊田市ラグビー祭」の社会人招待試合、対トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦。2009-2010ジャパンラグビートップリーグ開幕戦のカードでもあるこの対戦は、照りつける日差しに加え観客の視線も熱く注がれ、気温も熱気も最高潮。ヤマハのキックオフで前哨戦の幕を開けた。
若手主体で臨んだヤマハは、開始からトヨタの攻撃を受ける形に。トヨタのマクドナルド選手や谷口選手らの強い当たりに加え、水野選手らに縦横無尽に走られ、前半だけで合計4つのトライをトヨタに奪われる一方的な展開となった。
後半に入ってもトヨタの勢いは止まらず、6分、11分と連続トライを奪い、0-38と大きくヤマハを突き放す。ヤマハはLOの石神選手とSHの佐藤選手と投入し、巻き返しをはかる。ようやく攻撃に厚みを増しはじめたのは、残り20分を切ったところから。35分、敵陣ゴール前中央で得たペナルティから、フォワードが粘り強くボールを繋ぎ、「前を見ることができた」HO髙木(貴)選手がポスト右に飛び込み、嬉しい社会人初トライ。SO中垣選手のゴールも成功し、反撃ののろしをあげる。リズムを掴んだヤマハは39分、マイボールラインアウトを一旦は相手に渡すも、「ラインアウトが乱れたのは、僕のサインが遅かったから。何とか取り戻したかった」と、No8八木下選手が奪い返しポスト右に押さえ14-38に追い上げるも、反撃はここまで。ノーサイドの笛が鳴り響いた。
春季オープン戦第3戦で80分間フル出場、CTB井本克典選手
コンタクト、接点の部分で課題が見つかった試合でした。この試合に臨む自分のテーマは、愚直で痛いプレーをすること。タックルミスもありましたが、後半の体が苦しい時間に動けたよう、いいところも見つけることができました。もっともっとチャレンジし、井本の色を出しながら、秋の公式戦には出場したいです。
春季オープン戦にて社会人初トライをあげたHO髙木貴裕選手
後半の立ち上がりに失点し、何とかしてやろうという気持ちがありました。トライを決めることが出来たのは、佐藤さんがいいボールをくれたから。前を見ることができたのですが、考えると順目の攻撃、というのに後から気がつきました。社会人は接点の強さをつけないとダメ。トップリーグに向け、しっかり鍛えていきます。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
[前半] | |
1 | 朴 誠球 |
2 | 岸 直弥 |
3 | 野中 大輔 |
4 | 西 直紀 |
5 | 笠原 雄太 |
6 | 河本 明哲 |
7 | 梶村 真也 |
8 | 八木 鉄兵 |
9 | 岡 健二 |
10 | 越村 一隆 |
11 | 三角 公志 |
12 | 中島 拓也 |
13 | 井本 克典 |
14 | デーリック・トーマス |
15 | 津高 宏行 |
[後半] | |
1 | 朴 誠球 |
2 | 高木 貴裕 |
3 | 境川 久 |
4 | 石神 勝 |
5 | 笠原 雄太 |
6 | 串田 義和 |
7 | 梶村 真也 |
8 | 八木下 恵介 |
9 | 佐藤 貴志 |
10 | 中垣 裕介 |
11 | 中島 拓也 |
12 | 三角 公志 |
13 | 井本 克典 |
14 | 中園 真司 |
15 | 津高 宏行 |
前半 | ||
0 | トライ | 4 |
0 | ゴール | 3 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
0 | 合計 | 26 |
後半 | ||
2 | トライ | 2 |
2 | ゴール | 1 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
14 | 合計 | 12 |
14 | 合計 | 38 |
トヨタ自動車ヴェルブリッツ | |
1 | 中村 嘉樹 |
2 | 上野 隆太 |
3 | 長尾 純一 |
4 | 杉本 晃一 |
5 | アンガス・マクドナルド |
6 | ヘイデン・ホップグッド |
7 | 草下 怜 |
8 | 谷口 智昭 |
9 | 麻田 一平 |
10 | 黒宮 祐介 |
11 | 水野 弘貴 |
12 | 山内 貴之 |
13 | ダスティン・クーパー |
14 | 森谷 恒亮 |
15 | 城戸 雄生 |
16 | 谷地村 政幸 |
17 | 高山 勝行 |
18 | 山本 正人 |
19 | 井上 昌宏 |
20 | 阿部 亮太 |
21 | 笠木 陽介 |
22 | 有田 啓介 |
23 | 八役 大治 |
24 | 馬場 美喜男 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
ケビン・シューラー監督
前半は、コリジョン(接点)・セットピース(スクラムやラインアウトなど)で負けたところ、あとは向こうのアタックやプレッシャー、微妙な部分でやられ、ボールをきれいな状態でボールを出せませんでした。多くの選手が冷静さを欠いていたと思います。ハーフタイムに、コンタクトで勝ちましょうと指示を出し、ラスト20分では力を見せることができたのでは。運動量について、暑いのは両チーム同じ。それを言い訳にできません。ラスト20分でできたのならば、それをスタートからやる。ここが、ゲームのキーポイントでしたね。若手主体の中、新人の井本が先発フル出場。社会人のゲームを経験したことで、自分の今のレベルがわかっただろうし、髙木(貴)のトライは、いいフェーズを重ねた結果。春はどのメンバーも思い切ってやること、そして今日出場したメンバーがステップアップすることが大切。選手ひとりひとり、何をすべきかというのを自ら考え、次に活かす。それができたとき初めて、今回の負けをいい経験にできると思っています。