2005 春季オープン戦 第5戦 - 試合日程・結果
2005 春季オープン戦 第5戦:ワールドファイティングブル戦の結果をご報告します。
2005 春季オープン戦 第5戦
6/11(土) 14:00
:大久保グラウンド
ヤマハ発動機ジュビロ 12
前半 12-0
後半 0-12
12ワールドファイティングブル
試合レポート
オープン戦最終戦、大雨の中ワールドとドロー!
6月11日(土)、ヤマハ大久保グラウンドにて春季オープン戦を締めくくる1戦、ワールドファイティングブルとの試合が行われました。
台風の影響か、この日はどしゃぶり、それでもスタンドには選手にエールをとたくさんのファンが詰め掛けました。
春の総決算と気合充分の様子で、キックオフ。前半から雨の影響か両チームともにミスを連発、ゴールまで迫るもののスコアが動かないまま時間が流れた。漸く見せ場が訪れたのは26分のこと、司令塔大田尾のキックで敵陣へと入り、HO米倉らの力強い突破からチャンス到、怪我から復帰したベテランLO中野がゴール前のラックから相手ディフェンスの壁をぶち破って先制トライ。攻撃のリズムを掴んだヤマハは37分にも相手のタッチキックからからクイックスローでWTB永本、LO中野と繋ぎ最後はパスを受けたFL串田がトライ。コ大田尾のコンバージョンも決まり追加点、守ってはワールドをノートライに抑え、前半は12-0とリードして折り返しました。
後半が開始すると共に雨は更に激しさを増し、容赦なく選手に襲い掛かりました。
悪状況の中前半とはうって変わってワールドの攻撃が勢いを増し、激しいタックルでディフェンスし続けてきたヤマハも思うようにチャンスが掴めず時間が過ぎました。ついに30分にモールからトライを奪われたヤマハ、幾度となく敵陣に攻め込むものの更に終了間際にも追加点を許し12-12。引き分けでノーサイドとなりました。
この試合で春シーズンを終了するジュビロ、最終戦を勝ち星で飾ることはできませんでしたが、通算4勝1敗の無敗という結果、また若手選手の素晴らしい成長が随所に見られた価値ある5戦となりました。
雨天にもかかわらず温かいまた惜しみないご声援本当にありがとうございました。9月のトップリーグ開幕までにこれから繰り広げられる熾烈なレギュラー争いにもどうぞご期待ください!
守屋選手のコメント
周りには自分より素晴らしいプレーヤーがたくさんいるので、選ばれたことにとても驚きました。けれど本当に嬉しいです。 春シーズンを通しボールの繋ぎとラックプロテクトを意識してきましたが、ボールの繋ぎは、いくつかの試合でできたと思います。また、ラックプロテクトの方はBK全体での課題だったのですが、自分はあまりうまく強くできませんでした。この課題は秋までにはクリアできるようにしたいと思います。九月から始まるトップリーグをはじめ、シーズンに向けて自分自身のプレーの精度をあげてチームの勝利に貢献できるよう頑張ります。応援よろしくお願い致します。
坂本選手のコメント
シーズン初めのケガで初戦から出場できませんでしたが、なんとか最終戦には間に合わせることができました。
十分な準備ができなかったことと久々の試合とで少し不安はありましたが自分の仕事だけを考え試合に臨みました。 後半戦に出場しましたが、セットプレーでプレッシャーを受け、雨でミスも重なりディフェンスが大半でした。コンタクトサポートの出来に差があり、安定した仕事が出来るよう克服していきたいと思います。
春シーズン通して、各々がTLに向けて手応えを感じることができたと思います。ここからTLに向けて、ベテランも合流しますので春シーズン出遅れた分、自分をアピールし個人としてもチームとしても昨年以上の結果が残せるよう頑張ります。
永本選手のコメント
ワールド戦には1戦目から4戦目までの課題の克服と、とにかくアピールをするという事を心掛け試合に臨みました。個人的にはミスが多く、決定力の無さを痛感した試合になりましたがキックチェイス時のコミュニケーションやDF面では思い通りに出来ました。チームとして良かったのは前半の最初からアタックでもディフェンスでもアグレッシブにいけた事とコミュニケーション力が多くなった事です。
とにかくアピールするという姿勢を常に全員持ってプレーできたと思います。試合が終わって感じたことは、去年練習試合で負けてた相手に勝つことはできませんでしたが、引き分けたことは各個人の成長とそれに伴う若手チームの成長の結果だと思いました。次の試合までの課題として、アタック面の強化と80分間良いプレーをし続ける集中力を養っていきたいと思います。
春の経験を自信に常に目標は高く、上を見続けて開幕戦レギュラーを目指し毎日のトレーニングに励みたいと思います。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 仲谷 聖史 |
2 | 米倉 隆之 |
3 | 中村 優一郎 |
4 | 中野 大介 |
5 | 石神 勝 |
6 | 串田 義和 |
7 | 梶村 真也 |
8 | コリ セワブ |
9 | 迫田 敏之 |
(10) | 大田尾 竜彦 |
11 | 冨岡 耕児 |
12 | 中垣 裕介 |
13 | 守屋 篤 |
14 | 永本 宗秀 |
15 | 辻井 厚之 |
16 | 伊藤 雄大 |
17 | 境川 久 |
18 | 坂本 一哉 |
19 | 八木 鉄兵 |
20 | 岡 健二 |
21 | 佐藤 貴志 |
22 | マリカ ブニバカ |
23 | タンバイ マットソン |
前半 | ||
2 | トライ | 0 |
1 | ゴール | 0 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
12 | 合計 | 0 |
後半 | ||
0 | トライ | 2 |
0 | ゴール | 1 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
0 | 合計 | 12 |
12 | 合計 | 12 |
ワールドファイティングブル | |
1 | 前川 賢司 |
2 | 安田 昇 |
3 | 藤本 護 |
4 | 須藤 孔心 |
5 | マット コーベン |
6 | ジョージ スタワーズ |
7 | 田中 正純 |
8 | 大内 亮助 |
9 | 岡 孝次 |
10 | 由良 康美 |
11 | 沼田 邦光 |
12 | 新山 耕平 |
13 | 南 繁治 |
14 | 谷崎 正祥 |
15 | 大向 将也 |
16 | 小倉 隆文 |
17 | 田村 和也 |
18 | 羽根田 智也 |
19 | フェレティリキ マウ |
20 | 中山 浩司 |
21 | ウィリー ウォーカー |
22 | 大西 将太郎 |
23 | 北川 公章 |
24 | 大西 亮 |
25 | 織田 己知範 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
エピソード
若手メンバーを中心に5つの戦いを終えたジュビロ、ラグビーは15人のスポーツだが、個々の強さがなくてはチームに勝利はやってこない。
5つの勝利の中には、それぞれに今でも忘れられない、はっきりと脳裏に焼きつくプレーの数々があった。
何度も危機を救った目の覚めるタックル、2人・3人のディフェンスにもびくともしない突進、トライに繋がるパスの演出、それらの連続がチームに勝利をよび、また個々を更に強い者へと成長させた。
5試合を終えそんな名シーンの数々の中、最も強さと成長を示し、チームのMVPに輝いたのはCTB守屋 篤。
恵まれた体格で縦への力強い突破が魅力。昨シーズンはトップリーグに7試合に出場した。外国人・日本人共にレギュラー争いの激しいCTBポジションで春の成長の証を秋からの本番で見せるに違いない。