第55回全国社会人ラグビー大会 第1戦 - 試合日程・結果
第55回全国社会人ラグビー大会 第1戦:九州電力戦の結果をご報告します。
第55回全国社会人ラグビー大会 第1戦
12/14(土) 14:00
:名古屋市瑞穂公園ラグビー場
ヤマハ発動機 64
前半 33-10
後半 31-14
24九州電力
試合レポート
全国社会人大会最多64得点で白星スタート!!
関西リーグで優勝を決めた日から2週間、その喜びにどっぷりと浸る間もなく全国社会人大会への新たの挑戦を始めたヤマハラグビー部、大久保グラウンドにはリーグ戦以上に活気ある練習風景があった。
予選プールB組はヤマハ、クボタ、九州電力、近鉄。対戦相手はいずれも馴染みあるチームばかり。そして12月14日(土)午後2時、1回戦の対戦相手は1年前と同様の九州電力。偶然にも同じ瑞穂ラグビー場での対戦となった。この日ヤマハはSH矢島、LO忠地と今季公式戦初のスターティングメンバーを勝ち取った顔が揃いチームの期待も高まる中、キックオフを迎えた。
前半開始2分、早くもヤマハのパワーが炸裂した。敵陣ゴール前左中間、HO中林の突進からできたラック、ボールを持ち出したLO中野が飛び込んでトライ。そして先制点をあげ、湧き上がったスタンドが静まらないうちに、次のチャンスがやってきた。自陣での九州電力ボールのスクラムを奪い、みるみるうちに敵陣へ。8分にゴール前10m左にラックを形成、SH矢島からSO堀川、CTBソトゥトゥと渡り最後にボールをもらった最小FW、FL本間がトライ。さらにそのまた直後自陣でボールを奪ったFB四宮はスピードにのった巧みなステップで、相手ディフェンスを次々と交わし敵陣ゴール前まで攻め込んだ。20m右ラックからのボールをSH矢島が素早く左へ展開、CTB今利から再びボールをもらったFL本間は中央へ連続トライをあげた。ヤマハのワンサイドゲームになるかと思いきやその直後14分に九州電力も反撃のトライを決めた。しかしヤマハも19分敵陣ゴール前での右ラインアウトからFW陣が存在をアピール、モールをいっきに押し込みHO中林が飛び込んだ。その後33分九州電力にラックからのこぼれ球を拾われ得点を許すが、終了間際には敵陣でのマイボールスクラムからNO.8ヘンショウのサイドアタック、FL久保と繋ぎラックからのボールをCTBソトゥトゥがゴール前へと絶妙なキック、走り込んできたFB四宮がしっかりキャッチし右中間へトライ。FW・BK多彩 な攻撃で得点を重ねたヤマハは33-10とリードして前半を終えた。
ハーフタイムに前半のミスを厳しく指摘し合い全員できっちり確認し迎えた後半、開始からヤマハは怒涛の攻撃をしかけた。6分には敵陣22mライン付近で拾ったこぼれ球をCTBソトゥトゥが素早くWTB永本へとパス。ボールをもらった永本はそのまま左隅へ跳び込んだ。続いて12分にも敵陣22m中央のラックからのボールをもらったWTB永本は貫禄ある2トライ目を決めた。さらに15分にもBKの素早く確実なパスから最後はWTB山崎がトライ。50-10とヤマハのリードが広がった。そしてヤマハはリザーブメンバーが次々と登場。SH田井中、CTB奥ら待ち望んでチャンスに自らの持ち味を十分にアピールするプレーを見せた。その後19分、25分と九州電力に連続してトライを奪われるものの、27分には途中出場HO下田のトライもとび出し、ヤマハ応援団を湧かせた。さらに34分、敵陣10m左ラックからボールをもらったFL本間はまさに5人抜きとも言える巧みなステップで敵を交わし、この日3トライ目をあげた。SO長谷川のゴールキックも決まり64-24となったところでノーサイド。これまでの全国大会での最高得点を上回る大量 得点で危なげなく1回戦を白星で飾った。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機 | |
1 | 高木重保 |
2 | 中林正一 |
3 | 中越将通 |
4 | 忠地哲也 |
5 | 中野大介 |
6 | 久保晃一 |
7 | 本間俊治 |
8 | ティム・ヘンショウ |
9 | 矢島吉章 |
10 | 堀川隆延 |
11 | 永本宗秀 |
12 | ワイサキ・ソトゥトゥ |
13 | 今利貞政 |
14 | 山崎友和 |
15 | 四宮洋平 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
出血時一時交代 | 前半25分 | 10→21 長谷川賢 |
出血時一時交代 | 後半3分 | 6→18 村瀬昌弘 |
交代 | 後半17分 | 5→18 村瀬昌弘 |
交代 | 後半17分 | 9→20 田井中亮範 |
交代 | 後半21分 | 2→17 下田高志 |
交代 | 後半28分 | 3→16 宮田博満 |
交代 | 後半28分 | 8→19 アリフェレティ・ドビベラタ |
交代 | 後半30分 | 13→22 奥 亙 |
交代 | 後半33分 | 10→21 長谷川賢 |
前半 | ||
5 | トライ | 2 |
4 | ゴール | 0 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
33 | 合計 | 10 |
後半 | ||
5 | トライ | 2 |
3 | ゴール | 2 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
31 | 合計 | 14 |
64 | 合計 | 24 |
九州電力 | |
1 | 佐藤友孝 |
2 | 荒川 淳 |
3 | 田尻 亮 |
4 | 吉上耕平 |
5 | 竹内俊二 |
6 | 山本英児 |
7 | 甲斐政樹 |
8 | 川嵜拓生 |
9 | カラム・ヒューズ |
10 | 松添健吉 |
11 | 赤間 勝 |
12 | 三輪幸輔 |
13 | 角田崇哉 |
14 | 末次弘明 |
15 | 前田健介 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
交代 | 後半15分 | 7→19 平田輝志 |
交代 | 後半15分 | 9→20 村上龍寛 |
交代 | 前半21分 | 2→16 田中宗法 |
出血時一時交代 | 後半23分 | 19→18 進藤 猛 |
交代 | 後半35分 | 15→22 森田啓介 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
チームのコメント
関西リーグを通して得た自信と強まった結束力を個々が感じながら練習に励んだ2週間。全国社会人大会での優勝という新たな目標を胸にまずは臨んだ1回戦。選ばれたベストメンバーの中には初スタメンの選手の顔もあり、ヤマハラグビー部の層の厚さも伺える見所満載の試合となりました。FW・BK一体となった継続アタック、そして粘りの継続ディフェンス、リーグ戦以上に勢いのあるヤマハをお見せできたと思います。さらに続く2回戦、3回戦でも迫力あるヤマハラグビーをお見せしたいと思いますのでご声援宜しくお願い致します