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次世代電動操船システム「HARMO」が「グッドデザイン・ベスト100」を受賞~3製品・サービスが「2022年度グッドデザイン賞」を受賞~

2022年10月7日発表

 ヤマハ発動機株式会社の小型船舶用の次世代電動操船システム「HARMO(ハルモ)」、電動トライアルバイク 「TY-E 2.0」、自動搬送サービス 「eve auto(イヴオート)」が、このたび公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました。このうち「HARMO」は、特に高い評価を得たデザイン100点に与えられる「グッドデザイン・ベスト100」に選出されました。

 賞を受賞したこれらの製品は10月7日から11月6日に東京ミッドタウンで開催される受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2022」 にて紹介される予定です。

[ヤマハ発動機 グッドデザインアワードサイト]
http://global.yamaha-motor.com/jp/yamahastyle/design/awards/good_design_award/ 

[Yamaha Motor Design]
https://global.yamaha-motor.com/jp/design_technology/design/ 





■次世代電動操船システム「HARMO」(「グッドデザイン・ベスト100」選出)
[製品概要]
 環境負荷の低い電動推進器ユニット、船の動作を制御するリモートコントロールボックス、直感的な操作を可能とするジョイスティックなどで構成された小型船舶用次世代操船システム。
 電動ならではの静粛性、低振動、直感的かつ簡単な操作により、観光地のクルーズ船等により楽しく、より快適な価値を加えます。https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/virtual/harmo/new window 

[審査員コメント]
 既存の船外機をそのまま電動化するのではなく、リムモーターという画期的な技術を使うことで、従来はエンジンが収まっていたトップカウルを小さくスマートにまとめることができただけでなく、スクリューの向きを自在に変えることで圧倒的な小回り性能を実現し、それをジョイティックで直感的に操作できるようにするなど、デザインとテクノロジーが一体となったものづくりに感心した。


[その他の受賞対象の概要]

■電動トライアルバイク 「TY-E 2.0」
 内燃機関を上回る「楽しさ」を追求した電動トライアルバイク。
 自然の中を走り抜けるトライアル競技のフィールドは、長い航続性能は必要とされない一方で、高い運動性能を求められます。内燃機関との出力差は電動ならではの高度なモーター制御技術により、補完しています。今夏、内燃機関搭載車と電動車の混走の世界選手権へ参戦しています。
https://www.youtube.com/watch?v=KHXeQYcRsBwnew window 

[審査員コメント]
 企業内の自主研究制度から生まれたイノベーションという点が興味深い。モーターサイクルメーカーの豊富な知見を生かしてライダーと観客そして環境問題の三方良しを実現したプロジェクトチームの意欲的な活動成果を高く評価する。電動トライアルバイクのパイオニアとして性能とスタイリングの進化に留まらず、競技フィールドの変革(室内競技としての可能性)やバランス感覚を養う新たな健康競技への発展など、新たなビジネスチャンスの創造をぜひ期待したい。


■自動搬送サービス 「eve auto」
 慢性的な人手不足に悩む生産現場等で、搬送の自動化を実現するソリューション。工場内のみならず、屋外の走行も可能な小型設計です。一定の段差・傾斜にも対応できる走破性と、天候や周辺物などの変化に対するロバスト性を有し、牽引・積載能力も併せ持っています。複雑な自動運転機能を簡単に扱えるパッケージ、導入・運用しやすい構造で、無人・有人どちらの操作も可能です。
https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2021/0901/corporate.html

[審査員コメント]
 工場はものづくり国ニッポンの生命線だ。しかし従事する人員の慢性的な不足、予見の難しい人為事故が課題となっていた。本システムは「搬送工程」に着目し、実績ある既存技術と新しいテクノロジーで掛け合わせながらコストを抑え、企業の導入ハードルを下げる努力をした点を高く評価した。無人と有人を両立させた汎用性も素晴らしい。本システムの導入で安定した搬送維持と運用が見込め、稼働の効率化が図れるだろう。将来はシステム全体を海外に売り込むことも可能なはずだ。

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