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「TMAX560 TECH MAX ABS」「TMAX560 ABS」2022年モデル発売 ~バネ下重量低減を図る軽量ホイール、ナビ機能に対応するTFTメーター採用~

2022年6月2日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、オートマチックスポーツ「TMAX560 TECH MAX ABS」および「TMAX560 ABS」をモデルチェンジし、2022年7月7日に発売します。

 2022年モデルの「TMAX」は、“Maximize the Moment”をコンセプトに開発しました。新たな特徴は、1)軽量“SPINFORGED WHEEL(スピンフォージドホイール)”、新タイヤ、Accelerator Position Sensor Gripの採用などによる、スポーツ性のさらなる向上、2)走行性能に調和させた新ライディングポジション、3)当社初の電動タンクキャップなど、エルゴノミクスに配慮した新しい機能・装備、4)スマートフォンとの接続で、ツーリングの楽しさを拡張する7インチ高輝度TFTメーター、5)「TMAX」らしいスポーティさを受け継ぎながら一回りコンパクトになったオールニューのスタイリングなどです。

 「TMAX560 TECH MAX ABS」は、「TMAX560」をベースに、クルーズコントロールシステム、電動調整式スクリーン、グリップウォーマー、メインシートヒーター、調整機能付きリアサスペンション、夜間の視認性をサポートする光るハンドルスイッチ(一部「TMAX」にも採用)を搭載し、快適性を高めた上級モデルです。

「TMAX560 TECH MAX ABS」マットダークグリーン
「TMAX560 TECH MAX ABS」
マットダークグリーン
「TMAX560 TECH MAX ABS」グレー
「TMAX560 TECH MAX ABS」
グレー
「TMAX560 ABS」イエロー
「TMAX560 ABS」
イエロー
名称 カラー 発売日 メーカー希望小売価格 販売計画
TMAX560 TECH MAX ABS ・マットダークブルーイッシュグレー
メタリック4(マットダークグリーン)
・パステルダークグレー(グレー)
2022年
7月7日
1,551,000円
(本体価格1,410,000円/消費税141,000円)
300台
(年間、国内)
TMAX560 ABS ・レディッシュイエローカクテル1
(イエロー)
1,364,000円
(本体価格1,240,000円/消費税124,000円)

※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。



TMAX560 ABSの新たな特徴

1)軽量“SPINFORGED WHEEL(スピンフォージドホイール)”、新タイヤ、APSGの採用などによる、
スポーツ性のさらなる向上

 当社独自の“スピンフォージドホイール”技術による10本スポークの軽量アルミキャストホイールを採用。慣性モーメントをフロント約10%、リアは約6%低減。スポーティな走りに貢献しています。
 また、専用開発のタイヤを採用。あわせてΦ41mm倒立式フロントサスペンションとリアのショックアブソーバーもセッティングを変更しました。前後とも減衰力は、従来モデル比でやや“ハード”な設定です。
 さらに、スロットルケーブルを廃したAPSG(Accelerator Position Sensor Grip)を採用。軽量化とともに自然なアクセル操作感を実現し、高いスポーツ性に貢献します。


2)走行性能に調和させた新ライディングポジション

 スポーティな乗り味をさらに引き出すため、ハンドル、シート、ステップのライディングポジション3点を一新。従来モデル比でわずかに前傾気味としました。
 フットボードは前後に面積を広げ、シートは前後に延長。また、工具不要で3段階調整(±15mm)可能なバックレストの採用により、ライダーの居住性を高めています。また、タイトに絞ったボディ造形により、足つき性も向上しました。
 さまざまな体格にマシンをマッチングさせるだけでなく、“腰と足”で車両をホールドした一体感のあるポジションと、広々とした快適で自由度の高いポジションを両立しています。  


3)電動タンクキャップなどエルゴノミクスに配慮した新しい機能・装備

 車両の電源をOFFにした後2分以内にヒンジを引き上げるとロックが解除され、キャップを開けることができるスマートキャップ(電動タンクキャップ)を当社では初めて採用しました。
 また、電源のON/OFF、ステアリングロック、シートオープンの操作は、ハンドル下に配置されたセンタースイッチで行えます。
 さらに左ハンドルスイッチのジョイスティックにより、メーターディスプレイの切り替えなど直感的な操作が可能です。
 なお、「TMAX560 TECH MAX」では、エンジンワンプッシュスタートと、発光タイプの左右ハンドルスイッチを採用。スイッチが発光することで、暗いところでも操作しやすくなっています。


4)ツーリングの楽しさを拡張する7インチ高輝度TFTメーター

 大型で見やすい7インチ高輝度TFTメーターを採用。デザインはシーンや好みに合わせて3種類から選択できます。
 また、ライダー自身のスマートフォン情報を車両のTFTメーターで表示するアプリ「MyRide - Link」Appを開発しました。このアプリをインストールし、Bluetooth®経由で車両と接続することで、着信やメール受信、現在地周辺の天気、音楽再生など、スマートフォンの情報を車両のメーターに表示可能です。
 さらに当社とGARMIN社がTMAX560専用に共同開発した二輪ナビアプリ「Garmin MotorizeTM」(有料)をインストールすれば、メーター画面でナビ機能を使用できます。
※着信と音楽再生はアプリを利用せず、Bluetooth接続のみでも利用可能です。

5)「TMAX」らしいスポーティさを受け継ぎながら一回りコンパクトになったオールニューのスタイリング

 「The Beast unveiled」をデザインコンセプトに、TMAX固有のスポーツ性を際立たせるため、ボディをコンパクト化しました。また機能部品をあらわにすることで、メカニカル感・信頼感を表現。
 TMAXのアイコンである2灯のヘッドランプは薄くシャープな形状にし、空力を意識したフロントカウルは、エアインテークを思わせるスポーティなディテールを採用しました。車体の剛性感を象徴するブーメラン型のフレームカバーは、前へと押し出す力強いイメージとしています。



TMAX560 ABSの従来からの特徴

◎スポーティかつ上質な走りを生む561cm3エンジン

 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・直列2気筒・360度クランクの561cm3エンジンは、軽量感を維持しつつ、パワフルで低振動、質感の高い動力性を達成しています。扱いやすさはそのままに中高速での加速性、ライダーの意図通りに操れる駆動力特性を獲得。低速から高速にわたって全域で高い駆動力を実現しました。また、スロットルバルブ駆動を電子制御するYCC-T(電子制御スロットル)の採用により、優れたレスポンスを引き出しています。
 さらに滑らかな発進・走行をサポートするトラクションコントロールシステム、走行環境や好みで走行モードを選択できるD-MODE(走行モード切り替えシステム)も搭載しています。


◎加速時のエキサイトメントとクルージング時の静粛性を両立したサウンド

 TMAX560の2気筒360度クランクエンジンは、等間隔爆発であるため、音の発生がエンジン回転速度の整数倍になる特性があり、その特性を活かしたサウンドデザインを施しています。
 エンジンに採用されている水平対向の往復式ピストンバランサーが、雑音成分となる振動を打ち消し、加えてエアクリーナー剛性によって音レベルの形状を変更することで、エンジン回転速度の整数倍のサウンドへとチューニング。心地よく官能的な音を追求し、静粛でありながらも、低く力強く成実な排気音を実現しています。

「TMAX560 ABS」主要仕様諸元 【 】は「TMAX560 TECH MAX ABS」

認定型式/原動機打刻型式 8BL-SJ19J/J420E
全長×全幅×全高 2,195mmx780mmx1,415mm
シート高 800mm
軸間距離 1,575mm
最低地上高 135mm
車両重量 218kg 【220kg】
燃料消費率※1 国土交通省届出値
定地燃費値※2
31.7km/L(60km/h)2名乗車時
WMTCモード値(クラス)※3 22.1km/L(クラス3サブクラス3-2)1名乗車時
原動機種類 水冷,4ストローク,DOHC,4バルブ
気筒数配列 直列2気筒
総排気量 561cm3
内径×行程 70.0mm×73.0mm
圧縮比 10.9:1
最高出力 35kW(48PS)/7,500r/min
最大トルク 56N・m(5.7kgf・m)/5,250r/min
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ドライサンプ
エンジンオイル容量 3.50L
燃料タンク容量 15L(無鉛プレミアムガソリン指定)
燃料供給方式 フューエルインジェクション
点火方式 TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式 12V,11.0Ah(10HR)/YTZ12S
1次減速比/2次減速比 1.000(---)/5.771(52/32×36/23×59/26)
クラッチ形式 湿式, 遠心, 多板
変速装置/変速方式 Vベルト式無段変速/オートマチック
変速比 2.041-0.758:無段変速
フレーム形式 ダイヤモンド
キャスター/トレール 26°00′/98mm
タイヤサイズ(前/後) 120/70R15M/C 56H(チューブレス)/160/60R15M/C 67H(チューブレス)
制動装置形式(前/後) 油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後) テレスコピック/スイングアーム(リンク式)
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ LED/LED
乗車定員 2名
※1 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。

「TMAX560 ABS」の新しいフィーチャー

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